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第204号 2025年4月発行
「初心忘るべからず」

「初心忘るべからず」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

「 一月は行く、二月は逃げる、三月は去る」とよく言わるように、
2025年に入り、月めくりカレンダーは、あっという間の4枚目!
いよいよ、春の季節の4月に入りました。

高知市内の自宅から、工場とどくだみ畑のある黒潮町まで(約100km)、
車中からの道路脇の桜がとてもきれいで春の訪れを感じております。

ただ、ここ数日は、気温の低い日が続き
こちら高知では、3月23日に桜が開花したものの、
桜の満開はもう数日後といったところです。(4月1日執筆中)

そして、どくだみ畑では、、、、

どくだみ どくだみ

寒い冬の間、土の中で力を蓄えていたどくだみが、元気な芽を出してくれました!
これから暖かくなるにつれ、元気に育ってくれることでしょう。
今年の収穫・搾り作業も大忙しになりそうです。

そんな2025年の春を迎えるにあたり、強く心に感じた事があります。
それは、「初心忘るべからず」です。

この春から、二人の子供、長女と長男は社会に飛び立ちます。

「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅」を開発途中、
当時6歳の長女が学校の帰り道、普通なら触ることもない、
どくだみ草を小さな花束にして「プレゼント♪」と、持って帰ってきたこと。

発売間近、4歳だった長男が初詣で、
「どくだみがうれますように」と手を合わせてくれたことが、
昨日の事のように思い出され、
その二人が社会人になるのか、と思うと感慨深いものがあります。

二人は、新しく始まる人生に向かって、
明るい希望を強く持って歩んで行くことと思います。
また、仕事に対しての未熟さゆえの不安な気持ちもある事でしょう。

新しい環境でしっかりやっていけるだろうか、という思いとともに、
こんな仕事をしたい、こんな人になりたい、こんな生活をしたい、
仕事を通じて人の役に立ちたいという真剣な思い、等々、
そんな初心の思いでいっぱいのようすです。

そんな二人を傍で見ていると、改めて「初心忘るべからず」という言葉を強く感じました。

私は、「人を良くする食を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します。」という思いで
2006年(平成18年)2月、妻と二人で小さな事務所を借りて、株式会社食援隊を起業しました。
食援隊という会社名は、私達のその思いから名付けました。

希望と不安を胸に出発してすぐの事、
会社創業の多忙のせいもあってか、不運な事に妻が体調を崩してしまいました。

私は、何とかしたいと一念発起して、薬ではなく「人を良くする食で」をという思いで、
自然植物の研究で著名な村上光太郎氏(元・崇城大学名誉教授)にアドバイスを頂き
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅を開発する事を決意しました。
村上先生には、感謝の言葉しかありません。

十黒梅は2007年5月の発売から、多くの皆様に永くご愛飲頂いております。
皆様のお陰でございます。、本当にありがとうございます。

その後、この十黒梅を皆様に永くご愛飲頂くには、原料のどくだみの確保が絶対条件と考え、
高知の西部・黒潮町にご縁を頂き、農地を保有し、
2008年(平成20年)12月、どくだみの栽培・搾り加工を行う、
農業生産法人株式会社どくだみ農園を立ち上げ、
2009年(平成21年)6月、自社工場を整備しました。

どくだみを栽培して欲しいという私の思いに、
多大なるご協力を頂きました下村氏・秋田氏をはじめとする皆様、
また、工場整備にご尽力を頂きました皆様にも、厚く感謝申し上げます。

そして、永く皆様のお役立てするには、自社生産が必要と考え、
2010年(平成22年)6月、酒造免許を取得。
それまで、酒造会社様に委託して製造していました「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅」を
いよいよ自社で製造できるようになりました。

お陰様で、順調に生産量・出荷量とも少しずつですが増え、
2016年(平成28年)6月、出荷効率を上げる事や物流コストを下げる事等々、
そして、これから起こりうるであろう南海トラフ地震に備え、
津波被害の心配のない高台に自社社屋を建て、現在に至っています。

ある統計によりますと、会社が10年続く確率は6.3%程度、
20年続く確率は0.4%程度しかないようです。

今年が2025年ですから、弊社創立19年になります。お陰様で、その0.4%に入れそうで、
これもひとえに、十黒梅を永くご愛飲頂いております皆様のお陰でございます。
本当にありがとうございます。心より厚く感謝申し上げます。

今一度、初心を忘れることなく、
「人を良くする食を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します。」という思いとともに、
皆様のお役に立てるよう頑張って参ります。どうぞ、よろしくお願いします。

寒い日、暖かい日が繰り返され、
衣服選びに頭を悩ませる季節です。
「手洗い、うがい、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけてお過ごしくださいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第203号 2025年1月発行
「あけましておめでとうございます。」

あけまして、おめでとうございます。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

旧年中は、十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
今年も、皆様のお役立てができますよう、栽培から搾り加工、酒造、お届けまで
社員一同、精一杯頑張って参ります。
本年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

さぁっ!新しい一年、2025年のスタートです。
私の年明けは?といいますと・・・
昨年同様、子供達2人が関西から久しぶりに帰省しましたので、
家族4人揃って賑やかな新年を迎える事ができました。

2人とも今年の4月から社会人となります。
子供の成長は本当に早いものですね。

2025年は、活気に溢れる一年になることを期待したいです。

そんな新しい一年を迎えるあたり、心構えといいましょうか
私がこの一年、大切にしたいと思う3つのことをお話させて頂きます。

まず一つ目は、「謙虚な心」です。

昨年末、私の趣味の一つでもある「魚釣り」に出かけた時のお話です。

その日は貸し船を借りて海に出ました。
ポイントにつき、竿を出して1時間程経った頃でしょうか
すごい当たりとともに、一気に竿が胴元から海に絞りこまれていきました。

なかなかの手応えに、糸が切れないか?ドキドキしながら上げてくると・・・

      「メジロ」(ブリの一つ手前のサイズ)

地方によって呼び名が変わる出世魚で、大きくなるにつれ
主に関東では、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ
関西では、ツバス→ハマチ→メジロ→ブリと呼ばれているようです。

ブリの一つ手前のサイズですから、美味しい魚と想像されますが、
こちら高知の沖で釣れるメジロは、海水温が高いせいか、
魚体内にブリ糸状虫と呼ばれる寄生虫がいる個体がたまにあります。
そして、そのような個体は脂の乗りもよくなく、あまり美味しくありません。

気分は今一つですが、せっかく釣りあげた魚ですし、捌いてみないと、
その虫がいるかどうかわかりませんので、持ち帰る事にしました。

港に着き、貸し船屋の船頭さんにその魚を見せると・・・・
船頭さん:「細川さん、ヒラマサ!ヒラマサ!」と言うのです。
どうやら、私が釣り上げたのは「メジロ」ではなく「ヒラマサ」のようなのです。

ブリとヒラマサはスズキ目アジ科ブリ属の魚で、
一見そっくりでパッと見て、その区別がつきにくい魚です。
ヒラマサと分かり、気分は一気に爆上がり!

私は子供の頃から釣りをしておりましたので、
魚の名前はそこそこ分かると自負していました。
しかしまだまだ、知らない事がたくさんあると反省しました。

年齢を重ねる毎に、知識であったり経験値であったりそういったものが積みあがって
傲慢になったり、自己中心になったり、人からのアドバイスを聞けなかったり・・・
改めて、謙虚な心を大切にしたいと感じました。

二つ目は、「泰然自若」です。
これは、ちょうど一年前のこの新聞でもお話させて頂きましたが、
昨年一年を振り返り、この「泰然自若」が本当にできてないといいましょうか?
何か起こる度に、バタバタしたり、慌てたり、取り乱したり・・・
落ち着いた対応ができてなかったという反省の思いもあり、
今年も、再チャレンジしたいと思い決めました。

私の趣味の一つに魚釣りがあり、よく海に出かけます。
広く大きな太平洋の上にいると、自分がいかに小さな存在か思い知らされます。
「思い通りにならない」「うまくいかない」「結果がでない」・・・
そんな私の悩み事なんて、この海に比べればいかに小さい事か、
ナノ・ピコ・フェムト・・・・いやいやもっと小さい事でしょう。
一喜一憂することなく、泰然自若、大きな心構えを持ち続けたいと思います。

最後に三つ目は、「感謝の気持ち」です。
これも、昨年のこの新聞でもお話させて頂いている事になります。

昨年10月、こちら高知で開かれた辛坊治郎氏のご講演で、
氏は、一回目の太平洋横断挑戦の際の絶対絶命の遭難の様子を
事細かく、その時の心境も踏まえ、熱く語られました。

その中で、救命筏に乗ろうとした時の話に心が震えました。
氏は、誤ってロープを船に括り付ける前に、救命筏を海に投げ入れたそうです。
筏はどんどん船から離れていきます。
必死にロープを握っているもののロープはスルスルと出ていき、とうとう残り僅かに、、、
ああ!もう死んでしまうのか?と思った瞬間、
ロープの最後の端に結び目があり、その結び目が指にグッとかかり、
救命筏を引き寄せる事ができ、九死に一生を得る事ができたと。
ロープの最後にしっかりと結び目を作ってくれた人のおかげで生き延びる事ができた。
「自分は生かされている」 私は、思わず目頭が熱くなる思いをしました。

私もいろいろな方に生かされています。
いつも支えてくれている妻や家族。

会社で一生懸命頑張ってくれている社員、スタッフ。

十黒梅の開発にご協力頂きました村上光太郎先生、
どくだみを初めて植えて頂いた秋田さんをはじめ地域の方々、
どくだみ工場の操業にご尽力を頂いた関係者の皆さん

そして何より、十黒梅を永く永くご愛飲いただいている皆様、
皆様のおかげで今があります。
本当にありがとうございます。心より重ねて感謝申し上げます。

生かされているという感謝の気持ちをしっかりと胸に、
この一年しっかりと頑張って参ります。

季節は、寒い冬の真っ只中。
何やらインフルエンザも流行ってきているようです。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけてお過ごしくださいませ。

十黒梅が皆様の毎日の健康のお役に立てれば幸いです。

それでは、失礼します。

細川 泰伸