第13号 2008年7月発行
「一年に一度、ドクダミの季節、ドクダミ石鹸・化粧水にチャレンジ♪」

こんにちは、失礼します。食援隊の細川泰伸です。

岩手県・宮城県の地震災害のニュース、本当に心痛む思いがしております。
それから、九州の大雨の知らせ
当地・高知でも10年程前に大雨の被害があり
その時の悲惨な状況が、まざまざと思い出されました。
被災されました皆様、心よりお見舞い申し上げます。
1日でも早い復興を切にお祈り申し上げます。

こちら高知の方は、梅雨明けが待ち遠しい今日この頃、
山には、ドクダミが雨の雫を受け、葉がつやつやとしています。
中には花が、もう枯れ始めているところもありますが
ドクダミにとっては、今が一年の中で一番いい季節です。

そこで今回は、ドクダミを使った
「ドクダミ石鹸の作り方」「ドクダミ化粧水」の作り方をご紹介します。

《ドクダミ石鹸の作り方》

ドクダミの青汁約200mlを加熱し、
この中に市販の化粧石鹸1個を
削って細かくしたものを、徐々にいれて溶かします。

【注意】
このとき、火加減に注意し、
吹きこぼれないように、
焦げつかないように、冷えないようにします。
直火でするほうが楽ですが、
焦げやすく、吹きこぼれやすい欠点があります。

時間がかかっても、きれいな石鹸にしたければ
湯煎で溶かすようにします。

よく溶けて混ざったら火を止め、
かき混ぜながら冷やします。

【補足】
ドクダミを多く入れたければ、
青汁を煮つめたもの
約200mlを入れます。
この場合は、濃度にもよりますが、
かなり多量のドクダミが必要です。

生のドクダミがない場合は、
乾燥したドクダミの煎液を
同様に200ml入れれば作れます。

●ポイント
よく冷えるまでかき回し続ける事が大切です。

《ドクダミ化粧水の作り方》

【1】青汁とグリセリンによる化粧水

ドクダミの青汁は1~2日おけば、悪臭がなくなるものですから
多量に青汁を作っておき、冷蔵庫で保存します。
この汁を、化粧水や化粧の下地として、
また洗顔後の肌の手入れ用にお使い頂けます。

ドクダミの青汁を夏に室温で数日間放置すれば、
腐敗したようになり、ドクダミの臭いが消えていたのに、
再び、嫌な臭いが生じるようになります。

それを防ぐには、多量のドクダミが採れたなら、
1~2割のグリセリンを混合するほうがよいと思います。

ただこの場合、かすかなべとつきが生じて、
使用後感が少し悪くなります。
しかし、生のドクダミの持っている粘液物質と
グリセリンとが混ざり、適当な保湿性をもった化粧水となります。

また、できたドクダミ化粧水に臭いが残った場合には、
臭い消しのために、1割程度のレモン汁を入れるのも一つの方法です。
完全には消えませんが、それ程気にならない程度になります。

【2】青汁と純米酒による化粧水の作り方

無添加純米酒が手に入るなら、酒一升に
ドクダミの青汁(2日間冷蔵庫でねかせたもの、または、
青汁を電子レンジで加熱したもの)をコップに3杯程度
(約600ml。量は増減してもよい)の割合で入れ、
台所などの涼しいところで、約1ヶ月間、
ねかせたものを化粧水としてお使い頂けます。

一年に一度のドクダミの季節、
是非、ドクダミ石鹸・ドクダミ化粧水作りに
チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

皆様のイキイキ元気生活のお役に立てれば何よりです。

それでは、失礼します。

細川 泰伸