第57号 2012年3月発行
「祇園精舎の鐘の声~~~」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

あの大惨事をもたらした東日本大震災から1年が経ちました。
震災でお亡くなりになられました方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

テレビや新聞等のメデイアから流れてくる被災地の復興は、
1年経った今でも、なかなか前に進んでないようで、
本当に心が痛む思いがします。

1日でも早い復興、そして皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

さて、2012年が幕を明け、早くも3ヶ月が経とうとしております。
「1月行く、2月逃げる、3月去る」と昔から言われるように、
この3ヶ月は、月日の経つのが本当に早く感じられます。

3月が終われば、4月。4月といえば、入学・進学・進級の季節です。
我家の長女は小学6年生に、長男は小学4年生となります。

長女が家に持って帰ってくる宿題も、だんだん難しくなってきており、
算数などは、私の頭を悩ませるような問題も出てくるようになりました。

持ってくるプリントを見てみると・・・角度や図形などの問題、そして、
「つるかめ算」「時計算」「植木算」「和差算」・・・
何だか懐かしい響きのある計算方法が踊っています。

自称・算数が得意なお父さん(あくまでも自称です。)としては、
不退転の決意で、堂々と受けて立つ思いでおります。
(いつまで、受けて立てるか・・・少し心配です。)

そんなある日、長女が見ていたテレビ番組「にほんごであそぼ」を、
チラッと横目で見てみると・・・・

「祇園精舎の鐘の声~~~~~」と、
遥か遠い記憶がガンっ!ガンっ!ガンっ!と
呼び戻されるような文言が・・・・・・

そう、30年程前でしょうか?
私もこの「祇園精舎の鐘の声・・・・・」を習いました。
当時は、しっかり覚えていたのですが、30数年という年月は、
そう簡単に記憶を取り戻せるものではありません。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、
盛者必衰のことわりをあらはす。奢れる人も久しからず・・・・」
ここまでは、何とか記憶を辿る事ができたのですが、
そこから先がどうしても出てきません。
一生懸命、記憶の中の細い糸をたぐり寄せるように、
思い出そうとしているのですが。。。。。

結局、降参して、インターネットで調べる事にしました。
(今は、本当に便利な世の中になりました。)

「奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。」の言葉を見て、
そうだ、そうだ、そうだ!と手を叩いて一人で大喜びする私。
その私の姿を、長女はどんな目で見ていたのかは・・・
ご想像にお任せします。

そして改めて、昔から言い伝わる言葉は、
言い得てかつ重みのあるものが多いと痛感しました。

身の回りの製品を手に取りますと、
ポケベルは携帯電話へ、ビデオテープはDVDへ、フィルムカメラはデジタルカメラへ、
音楽カセットテープはMDへ、MDはiPod等のデジタルプレイヤーへ・・・・
その他にも、その時々を華々しく飾った製品が廃れ、
別の製品に取って変わった例は挙げれば数え切れない程だと思います。

全てのものは、永遠に長くは続かない、という教えもあります。
しかし、私は何か変わらない不変のものもあるようにも思えます。

ポケベルが携帯電話に代わったのは、緊急を要する呼び出しや通話ができるなど、
より便利に役に立つようになったから、
ビデオテープがDVDに代わったのは、コンパクトでありながら、
簡単で綺麗に長持ちするなど、 より便利に役に立つようになったから、
フィルムカメラがデジタルカメラに代わったのは、すぐに画面で写真を確認できる、
また、大容量の写真データの保存、好きな写真だけ現像できる経済面など、
より便利に役に立つようになったから・・・
などなど、他のモノにも同じ事が言えるのではないかと思います。

つまり用途はだいたい同じだけど、より便利になったり、より役に立つようになったりと
バージョンアップしたのだと思います。そのバージョンアップができない時に、
衰退が始まるのではないか?私はそのように感じております。

このように考えてきますと、変わらない不変のものの一つに、
「お役に立つ」という根本的なスピリッツ(精神)が挙げられるように思います。

私ども株式会社食援隊は起業して7年目になります。
ここまで続けてこれたのは、偏に十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲頂いております
たくさんのお客様や、どくだみ、黒糖、梅を栽培して頂いている農家の皆様、
そして一生懸命働いてくれている社員達のお陰でございます。
本当に本当に心より感謝いたしております。いつもいつもありがとうございます!!

私は起業した時に、
『「人」を「良」くする「食」を通じ、 毎日のイキイキ生活を応援します』
を、会社の企業理念といたしました。

そしてこの企業理念を中心に15項目のクレド(信条)を決め、自ら作成しました。
起業当初は、妻と二人で話し合っておりましたが、
今日では、社員達と全員で毎朝、
一人一人がそれぞれの思いを発言しながら、皆で話し合います。

その食援隊クレド(信条)の1番目は、

「私達は、『人を良くする食を通じ、 毎日のイキイキ生活を応援します』を合言葉に
お客様にお役立てする事を使命とします。
かかわる全ての人が商品の良さをしっかりと理解し、商品説明や購入方法、
アフターフォローなど、誠実・真心の精神でプロフェッショナルとして、
お客様に感動して頂けるよう全力で努力します。

としております。

これからも皆様のお役に立てる会社となるよう、
さらに今以上、よりよくお役に立てますことを考えながら、
精一杯頑張っていきたいと思います。

今後とも何卒どうぞ宜しくお願いいたします。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸