第88号 2014年10月発行
「円の不思議」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

この度の御嶽山の噴火には、体の芯から驚きという言葉を通り越す思いがしました。
そして、ただただ何もできない自分の無力さを感じました。
戦後最大の火山災害という大惨事、本当に心が痛む思いがしております。
心から心からご冥福をお祈り申し上げます。

ここ数年の天災の多さに、今年小学6年の長男が
「お父さん、ボクが大人になった時は、地球は大丈夫やろうか?」と心配そうです。
何でも、数日前に学校で恐竜の本を読んだそうで、
恐竜が絶滅したように、人間も絶滅するのではないか、と思ったそうなのです。

「大丈夫!大丈夫!西暦で数えたら今年は2014年、
2014年間いろいろあったけど、人間が絶滅することはなかった」と
答えになっているのか? なっていないのか?

そんな長男、先にも触れましたが、今年小学6年という事で来年は中学生。
行きたい中学があるようで、微力ながら受験勉強に一生懸命、励んでおります。
ときには、解らなかった算数の問題を広げ、
私にどのように解くのか聞いてくるのですが・・・
そこには、「旅人算」「流水算」「植木算」「時計算」「つるかめ算」etc
30数年前に習った事が、問題用紙いっぱいに大騒ぎで踊っています。

今から8年前、十黒梅(じゅっこくばい)の発売間近、
「どくだみが、うれますように!」と
初詣で手を合わせてくれた長男(当時4歳)が、
「つるかめ算」を習ってくるとは、時の早さに驚かずにいられません。

私は、子供の頃から算数を苦手にはしていませんでした。
というより、どちらかというと得意としておりました。
(自分で言うと、何の値打ちもありませんね、、、)
また一昨年、長女の中学受験がありまして、父親として恥ずかしくないよう、
自画自賛、バッチリとしっかり教える事はできましたので、
(はいっ、自分で何度も言うと、さらに何の値打ちもありませんね、、、)
今回もっ、任せなさいっ!とばかり、自信満々で挑みましたっ! はい、自信満々でっ!

がっ! ひっかけ問題に、
うまく見事に、ストライクでぴったりとどんぴしゃに完璧にパーフェクトでひっかかり、、、、、

長男:「お父さん、大丈夫ぅぅぅ?」と首を傾げられる始末に。
小学生の問題と思って、甘く見ていたらいけませんね、本当に。

そんなこんな、ドタバタしながらも、
それぞれの○○算の考え方を身振り手振りを交えて大講習を!
(どうして、身振り手振りか、自分でもよく解りませんが・・・。)

そんな中、長男が目をキラキラさせた事がありました。
それは、「円周率は、どうして3.14・・・になるのか?」の求め方です。

実は、私も小学生の時に、この事に強い疑問を持ち、先生に質問した事がありました。
円周率は割り切れない無理数というところが神秘的に思えたからです。
円周率を求める方法は、たくさんいろいろとあるようですが、
その時に先生から教えてもらった方法は、「正多角形の面積」から求める方法でした。

それは、半径1の円に内接する正多角形と外接する正多角形の面積から
円周率を求めようという方法です。

具体的に説明しますと、
半径1の円の中に、円に接するように正四角形を書きます。
その時の面積は「2」となります。
次に、同じ半径の1の円の外に、円に接するように正四角形を書きます。
その時の面積は「4」となります。

同じように、内接と外接するする正六角形、正十角形、・・・・正千角形と、
どんどん増やしていきます。
多角形の数を増やせば、角の角度が大きくなり、限りなく円に近づくという考え方です。
確かに、正一万角形ぐらいになると、限りなく円に近いように思います。

それで、正一万角形だと
内接する正一万角形の面積は 3.141592447・・・
外接する正一万角形の面積は 3.1415927569・・・になるようで、
ここから、3.14・・・が導き出されるというのです。

聞くところによりますと、別の方法になると思いますが、
近年はコンピュターの発達で昨年2013年に、
小数点12.1兆桁まで計算されているようです。
12.1兆桁とは本当に驚きですし、そこまで計算したことも驚きです。

そんなこんなで今回、長男が持って帰ってきた算数の問題から、
改めてこの「円」を考えてみましたらっ、らっ、らっ
身の回りには、この丸い「円」の形状の物、
「3.14・・・」が限りなく存在しているように思えます。

私どもが皆様にお届けをしております、生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅も
丸い「円」の形状のビンでのお届けになりますし、
キャップや「きょうもいちにちありがとうおちょこ」も丸い「円」の形状です。

お届けにあがる配送業者様のトラックのタイヤも丸い「円」の形状ですし、
荷物の受け取りのサインをするボールペンや印鑑も丸い「円」の形状の物が多いようです。

誰もが手にするペットボトルや缶ジュースの缶、スプレー缶、
私の愛用の釣竿やリールのスプール、etc
私達の身の周りには、丸い「円」の形状の物、「3.14・・・」が溢れているようです。

がっ!がっ!がっ!

その「3.14・・・」の「・・・・」の数字が限りなくあって、
12.1兆桁まで計算しても、まだまだ先があって、
人間が使っている数字では表現しきれないという事が、
何か不思議に思えて、神秘的に思えてしょうがありません。

近年は、多種多様、さまざまな分野で研究が進み、
今まで解明できてなかった事が明るみになる時代となりましたし、
人間は地球のみならず、宇宙まで手を伸ばし、はるかかなた小惑星「イトカワ」まで、
無人探査機「ハヤブサ」を往復させる事も可能としました。

そんな超先進的な現代に、身の回りに必ずあると思われる「円」の形状の物の円周率を
人間が使っている数字では表現しきれないという事は、
身近なものでも解らない事が無数にあって、人間は未熟で不完全で、
何か、「謙虚な姿勢を忘れてはいけない!」というメッセージのように思えたりもします。

「お父さん、そんな難しい話はもうえいき、お腹がすいたぁ~、ご飯してぇ~」と長男。
おっと、今日は私が夕飯を作る事になっておりました。

あっ! 今から使う「お鍋」・・・・
これも、丸い「円」の形状の「3.14・・・」のようです。
きっと、今日の私の料理も未熟で不完全なものになる事でしょう。

とにもかくにも、「謙虚な姿勢を忘れてはいけない!」
そう強く心に感じた我が家の一幕でした。

10月に入り、少し厚めの掛け布団が必要となりましたが、
日中は、まだ半袖で大丈夫な日もあるように思います。

朝夕と日中の気温の変化が激しく、体調管理が難しい季節となりました。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸