第20号 2009年2月発行
「皆様のお陰で、名誉ある賞を頂く事ができました。」

こんにちは、失礼します。食援隊 細川 泰伸 です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして、本当にありがとうございます。

まず、皆様に、ご報告とお礼がございます。
この度、私ども高知県の中で、過去2年間に製造され
販売実績を挙げた県内企業の製品や、 地場産業振興に
貢献した地域活動を表彰している地場産業大賞という賞がございまして、

皆様にご愛飲頂いております、生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅が、
今年の名誉ある奨励賞を頂きました。

皆様、本当にありがとうございました。厚くお礼申し上げます。
この受賞は、皆様からのたくさんの嬉しいご感想のお声の数々
そして、多くの方に長くご愛飲頂いている事が高く評価されました。

本当に皆様のお陰でございます。重ねまして心より感謝申し上げます。

妻の体調不良がきっかけで、 薬学博士からアドバイスを頂き開発したこのお酒ですが、
まさか賞など頂けるとは、夢にも思っておりませんでした。

商品化を決心した時は、 「必ず、お役に立てるものに違いない」
という思いはありましたが、 その反面、さまざまな不安もありました。

正直、妻と子供が2人いて自分と家族の生涯を掛ける事の重さも、
ずっしりと感じておりました。

翌年の初詣では、当時6歳と4歳の長女と長男が
「どくだみが、うれますように」と突然声に出して、 手を合わせた時には、
涙を押さえる事ができませんでした。 昨日の事のように、ありありと思い出します。

十黒梅が完成し、製造ラインに乗り、大量に製造された時は 「もし売れなかったら・・・」と、
少々心が縮む思いがしましたが、 その時、妻があっさりと、
「自分達家族が飲む一生分を先に買ったと思えばえいやん」 と言ってくれたことは、
今でも忘れる事ができません。

いよいよ2007年5月の発売スタート。 私の心配をよそに、
お陰様で、これまで多くの皆様にご愛飲頂く様になりました。

先月2009年1月までの間、なんと2万人を超える皆様とご縁を頂きました。
本当にありがとうございます。

中には、ご愛飲の皆様からお勧め頂き、ご縁を頂いた方も多く 皆様のお支えに、
感謝の申し上げようがございません。

それから、私どもの支えになっていると言えば、
ご愛飲の皆様から頂く、嬉しいお声、喜びのお声でございます。

そのお声を拝読させて頂く度、
「お役に立てて、本当に良かった。十黒梅を作って本当に良かった。」と
何度、励まされた事か、わかりません。

今回、地場産業大賞奨励賞の受賞にあたり、
もう一度、嬉しいお声を拝読させて頂いた時、
胸に熱いものが込み上げ、大きな大きな励みになりました。

そして、この嬉しいお声の数々は、ご愛飲の皆様方にも きっとご参考になるはず、
きっと励みになるはず、きっとお役に立てるはずと思い、
別冊の増刊号を発行させて頂く事に致しました。

また、この手作り新聞の中でご案内しております人気コーナー、
「知って得するどくだみのお話」もギュッとまとめてご紹介しております。

今回、その「増刊号」を同封させて頂いておりますので、
是非、ご参考頂き、お役立て頂ければ幸いです。

さて、話は変わりますが、 早いもので2009年の年明けから
あっっっ!!!!!と、いう間に1ヶ月が過ぎ、2月に入りました。

私にとりまして、2月は、生涯忘れる事のできない特別な1日があります。
それは、21年前の2月1日、私事ではございますが、
高校の卒業式の思い出話をさせて頂きたいと思います。

私は、高校野球で有名な「明徳義塾高校」の出身です。 当時は、全寮制の学校でした。
寮生活は、結構厳しいものがありまして 中には夜のうちに、逃げ出す者もいました。

何が厳しかったかといいますと 寮の規則や先生も相当に厳しかったのですが、
やはり、先輩後輩の上下関係が一番厳しかったです。

先輩が「カラスの色は白!」といえば、
カラスはどこからどう見て黒なのに、白色と答えなければ大変です。

通常の学校なら、学校にいる時、部活で練習をしている時だけが、
その先輩後輩の上下関係の厳しい時間でしょうが、
部活ごとの寮生活ともなると、同じ部屋に、先輩がいますので、
24時間四六時中、ずっと、上下関係が存在するのです。

よく友人が「高校時代に戻りたい」とか口にしますが、
私は決して高校時代には戻りたくはありません。

しかし、私にとってあの厳しい日々は、決してマイナスだったとは思いません。
むしろ、プラスの面が多かったように思います。

自分で言うのも何ですが、社会に出てからは、
「細川君は、しっかり挨拶ができるね」「君は、なかなか礼儀正しいね」とか、
それから「君は本当に粘り強いね」「めげないね」などと、
言っていただく事が少なくありません。

厳しい寮生活の中で、挨拶を怠ると、そりゃぁ~、もう大変ですし、
少々のことで、泣き言を言っていたら、これまた、大変です。

あの厳しさがあったからこそ、今の私があると、寮生活を憎みつつ、感謝しております。
いやぁ~、ホントにしごかれましたぁ~。

それで、卒業式の時は、中学から明徳でしたので、
合計6年間の寮生活から 「やっと開放される、自由になれる!!!!!!!!!」
喜び一色の笑顔のはずでしたが、 寝食を共にした仲間や後輩が私のために、
何日もかけて各寮をまわり ノートいっぱいに、
何冊も書いてくれた応援メッセージや 紙吹雪、胴上げ、
そして、最後にギュッと抱きしめてくれた先生・・・

ワケのわからない涙でいっぱいです。目の前が、全く見えません。
体中の水分がなくなるまで、涙は止まりませんでした。
何度も何度も何度も何度も、泣きながら、
「ありがとう」「ありがとう」「ありがとう」と叫んでいました。

そして、今年も無事に2月を迎えました。
寝る前に、十黒梅をお猪口に一盃、 「きょうもいちにちありがとう」と、
この無事に感謝して、眠りにつきたいと思います。

それでは、失礼します。

細川 泰伸