第55号 2012年1月発行
「年始のご挨拶を申し上げます。」

第55号 2012年1月発行
「年始のご挨拶を申し上げます。」

あけましておめでとうございます。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

旧年中は、十黒梅をご愛飲頂きまして、本当にありがとうございました。
今年も、一生懸命、皆様のお役に立てるよう頑張って参ります。
何卒どうぞよろしくお願い致します。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

「1月行く、2月逃げる、3月去る」と昔からよく言われるように、
この3ヶ月が過ぎるのは、本当に早いような気がします。

特に受験生に取りましは、今まで経験をした事のないような
不安やプレッシャー、緊張感に包まれ、
この3ヶ月のスピード感は、驚くべきものだと想像しています。
という私も、思い起せば23年前、受験の経験があり、
どこにどうぶつけていいのかわからない不安な気持ちに追い込まれ、
何度も何度も何度も、心が折れそうになった事を
昨日の事のように覚えています。

そんな私の受験の思い出で、こんな出来事がありました。
それは、受験当日の朝食時の事。前の夜から心臓がバクバクで寝付けず、
もうどうしようもありませんでしたが、
「腹が減っては戦ができぬ」、よしっ!朝食をしっかり取ろうと、
宿泊先のホテルで朝食を取る事に。
(高知から東京の大学を受験したので、ホテルに宿泊しての受験でした。)

私:「和朝食をお願いします。」
お米の方がお腹に力が入ると思い、ごはんの朝食を注文。
ウェイトレスさん:「飲み物は、いかがしますか?」と質問に
(あっ、それは英語では、Would you like something to drink? と脳裏をかすめます)

そんな余計な事を考えていたので、とっさにドリンクメニューの一番下にあった
初めて目にする耳にする「ウィンナーコーヒー」を注文してしまいました。

朝食が運ばれ、コーヒーも運ばれ、食事をササッとすませ、
後はウィンナーを待つばかり、
しかしいっこうに、ウェイトレスさんはウィンナーを持って来てくれません。
これは、きっと忘れているんだと思い・・・

私:「ウィンナーをお願いします。」
ウェイトレスさん:「ウィンナーですか?」
私:「ええ、ウィンナーコーヒーのウィンナーです。」
ウェイトレスさん:「さっきのがウィンナーコーヒーですよ。」と大爆笑
私:「・・・・・・・・・」

私は意味不明のまま、受験会場に行きました。
はいっ!どうして笑われたのか、どうしてもはっきりしないので、
試験中にも気になって気になってしょうがありませんでした。

そして試験の帰り、本屋さんで調べて解りました。

ウィンナーコーヒーの正体をっ!

そこには、確かこんな風な事が書かれていたように記憶しております
「ウィンナーコーヒー:
コーヒーの上にホイップクリームを乗せたオーストリア風のコーヒー」

それ以来、「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」を肝に銘じ、
解らないメニューがあれば、必ず聞くようにしております。

ちなみに、その日に受験した大学には無事合格し、
4年間大変お世話になりました。

さて、23年前からグッと今現在に戻り、この1月2月3月は、
私どもに取りまして、非常に大切な3ヶ月になります。

といいますのは、5月6月のどくだみの収穫に向けて、
畑の整備に汗をかく大切な3ヶ月となります。

今の「どくだみ畑」は、土の上は静寂そのものです。
しかし、土を少し掘って、中を見てみると・・・・

どくだみの根が、力をギッシリと蓄えるようにビシッと生えています。
春を今か今かと待ち焦がれているようです。

今年は、自社で植え付けている面積を増やすよう計画しており、
アドバイスとご協力を頂いている農家さんが
「1月の終わり頃から、やるけんね!」と力強いエールを頂いております。

この農家のおじいさんは、今年で80歳になる方で、
どくだみを植えて頂いた一番最初の方で、
ご恩は一生かかっても返せないほどの大切な方です。
「もう年やけん!(もうとしだから)」と言いながら、
いつも先頭をきって、どくだみの栽培に力を注いでくれています。

その他のどくだみ生産組合の皆様も
「今年は、去年よりもさらにえいもんができるように、こうするがぜぇ」
と意気込んでおり、 今から収穫が本当に楽しみです。

私は、十黒梅(じゅっこくばい)を通じ
こうして、ありがたい農家の皆様に積極応援を頂き、
一生懸命頑張ってくれる大切な社員に囲まれ、
そして、大事に毎日ご愛飲頂いている大切な皆様とご縁を頂き、
感謝の言葉が見当たらないくらい、ありがたい気持ちでいっぱいです。

以前、お世話になっているある方が
「一燈照隅 (いっとうしょうぐう)」という
心に残る素敵な言葉をプレゼントしてくださいました。

私のできる事は、それ程大きくありません。
しかし、私にしかできない事、私にしか灯せない明かりがきっとあると思います。
それは、どくだみ酒・十黒梅(じゅっこくばい)だと思います。

この明かりを愛し、しっかり灯す事。
一年の始まりに、寒風吹き抜ける「どくだみ畑」の真ん中で、
心に強く刻み込みました。

今年も皆様のお役に立てるよう社員一同、頑張って参ります。
本年も何卒どうぞ、よろしくお願いします。

季節は冬本番、お風邪など召さぬよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸