第59号 2012年5月発行
「どくだみ開花!」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

5月に入り、こちら高知は夏日を思わせる陽射しの強い毎日が続いております。
3日4日の両日は、長男の少年野球の大会があり、
日焼け防止にと長袖を着て応援をしたところ、
袖から先、つまり手首から先だけが真っ赤に日焼けし、
現在は黒い手袋をしているような有様です。

試合の方はといいますと、2回戦で敗退し、反省点の多い大会となりましたが、
1回戦で、2アウト満塁のチャンスに長男に打順が回り、
たまたま振り抜いたバットが白球を捕らえ、
打球はセンターとレフトの間を真っ二つに深々と破り、
満塁ランニングホームラン!

長男にとって、この日は一生忘れる事のできない1日になったと思います。
(2回戦は、そのイメージが強く、全て大振りでの凡退でした。。。。。)

今大会は、小学4年生以下の低学年の大会でしたので、
ちゃんと試合になるのか?と心配をしておりましたが、
私のそんな心配は大きく裏切られ、内野ゴロはしっかりとファーストでアウトをしたり、
外野フライはしっかり補球しアウトにしたり、
牽制でランナーをアウトにしたり・・・と、驚きの連続でした。

そして何よりも、驚かされ心が洗われる思いがしたのは、
ミスは全員でカバーするプレーでした。

ピッチャーのフォアボールやデッドボール、野手の悪送球や、
落球などなど、ミスをしても、その都度
「ドンマイ!ドンマイ!」「気にせずいこう!」「大丈夫!大丈夫!」と
全員で声を掛け合いプレーする姿。

何か、私達大人が忘れかけてしまいそうな全員で助け合う心を、
小さな子供達がお手本となって示してくれているようにさえ感じました。

こうしたプレーを日頃から、
しっかり指導して頂いている監督、コーチ、父兄の皆さんに
本当に本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

それから、5月5日のこどもの日は、
午前中から気温がどんどん上昇し、どくだみ畑のある黒潮町では、
平年より8.1度高い最高気温30.3度の真夏日を観測しました。

となりますと・・・
今まで寒い間、じっと土の中で耐え忍んでいた「どくだみ」は、一気にっ!
そうですっ! どくだみの花が開花しました。

ここに、どくだみの開花宣言を致します!!!
dokudami201205

★ここで登場!どくだみクイズ♪

【問題】
どくだみの花は、次の3つの中のどこの部分でしょうか?

a:4枚の白い十字形の部分
b:真ん中の淡黄色い穂状の部分
c:ハート型をした緑の部分
dokudami20120502

【答え】b:真ん中の淡黄色い部分

【解説】
どくだみの花は、真ん中の淡黄色い穂状の部分です。
萼(がく)もなければ、花弁もない、ただ3本の花粉のできないおしべ(雄芯)と、
三つに分かれた柱頭を持つ、1本のめしべ(雌芯)だけあって、いわゆる裸花です。
どくだみは、花後に果実がつき、種子はできますが、不稔性(ふねんせい)です。
不稔性(ふねんせい)というのは、次の世代に子孫をつくれない種子をいいます。
どくだみは、種子で繁殖するのではなく、根茎で繁殖します。

白い花びらのようなものは、植物学的に言えば、花を保護する総苞(そうほう)です。
これが4枚あるため、よく目立ち、一般的に花びらのように見えます。
一般的に、この総苞を花弁と勘違いする場合が多くありますが、
花は淡黄色の部分です。

今年も農家さん皆さんの大ご苦労があって、無事に開花を迎えました。
おそらく、この手作り新聞が皆様のお手元にお届けの時には、
どくだみの収穫・搾り加工の真っ只中で、一年で一番忙しい時期、
そして、このどくだみが皆様のお役に立てる!と実感できる一番嬉しい時期となります。

どくだみ畑と搾り工場のある黒潮町は、
私の住いから車で2時間程離れた所にありますので、
この時期は、単身赴任で工場に入り、
社員と一緒にどくだみの搾り加工に励みます。

搾り加工の工場は、2009年6月に操業を開始し、
お陰様で今年で4年目を迎えます。

工場を整備するにあたり、いろいろな方々から
「細川さん、この時代に工場を持つなんてやめた方がいいですよ。」と
異口同音にアドバイスを頂きました。
確かに、設備投資が原因で、立ち行かなくなった会社さんが、
たくさんいらっしゃった事は私も知っておりました。

しかし、その事よりも何よりも、お客様のお役に立ちたいという思いが強く、
それには、できるだけ、どくだみを新鮮な状態で搾りたい、と思い、
どくだみ畑のすぐ近くに工場を整備する事を、
一念発起、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、決意しました。

今、こうして無事に4年目を迎えるにあたり、
私達の判断は間違っていなかったと確信しております。
その確信の根拠となるのは、
この新聞をお読み頂いている皆様が十黒梅を永くご愛飲頂いている事。
そして、皆様から頂く嬉しいお声の数々でございます。

お役に立てる喜びを社員全員で分かち合いながら、
全員野球で助け合って、頑張って参ります。

最後になりましたが、季節の変わり目でございます。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)、
体調など崩されませんよう、お気遣い下さいませ。
皆様のご健康に、十黒梅がお役に立てます事を
心よりいつも願っております。

それでは、失礼します。

細川 泰伸