第32号 2010年2月発行
「お酒作り、自然の恵みに感謝」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこいばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして、本当にありがとうございます。

先月より、この手作り新聞「イキイキ元気通信」で
募集を開始しました「楽しい♪嬉しい♪一句大募集!」
たくさんの皆様から、本当に楽しい嬉しい一句が
ドシドシとお寄せ頂いております。

「十黒梅、血液サラサラ、白寿まで」
「十黒梅、飲んで嬉しや、蓄膿症」
「十黒梅、世界一の、健康酒」
「十黒梅、渡してあげたい、ノーベル賞」
「飲みにくい、どくだみ後が、楽しみに」
「慣れた味、十黒梅で、三ヶ月」
「どくだみの、にがさ堪えて、目覚めよし」
「一日の、疲れをほぐす、十黒梅」
「どくだみの、花が咲いたら、搾り時」
「十黒梅、毎晩飲んで、良い目覚め」
「十黒梅、最初の一杯、こりゃまずい」
「十黒梅、3回飲んだら、病み付きだ」

中には、イラスト付きで、こんな嬉しい一句も頂きました。
1002ikku001
福岡県:さくらちゃんのママ様

皆様、楽しい嬉しい一句をお寄せ頂きまして
本当にありがとうございます。
皆様のご健康に、十黒梅がお役に立てて、本当に嬉しく思います。
社員全員で、ありがたく拝読させて頂きました。

応募の〆切りは、2010年2月25日(水)でございます。
皆様にとりましての「どくだみ」「十黒梅」の一句、
是非是非、お寄せ下さいませ。

さて先月1月の事、
今まで以上に、さらにお客様にお役立てをしたいと思い、
「お酒」の事をもっと深く学ぼうと、酒作り全般の勉強を目的に
酒蔵様に長期修行に行ってきました。
今までは、薬学博士の元、どくだみの知識を勉強して来ました。

十黒梅の試作は、私自信でしっかりとやりましたが
実際の商品作りとなると、酒造免許が必要となり、
現在のところ、酒造会社に委託で残念ながら経験はありません。

十黒梅は、どくだみの搾り汁を醗酵させた「お酒」です。
「お酒」の知識も深く身につける事が必要だと思ったからです。

酒作りに関しては、工場内の見学もしたり、
書籍などで酒作りの工程などは勉強し知識は深めてきましたが、
実際に、お酒を作った事はありませんでした。
知るのとやるのとは大違いです。

お世話になった初日から、
その「知るのとやるのとは大違い」をまざまざと痛感することになります。

まず「非常に繊細」という事を感じました。
お米を研ぐ「水の温度」「室温」「湿度」「研ぐ時間」「水を切る時間」
温度計、湿度計、ストップウォッチで、全て細かく確実に計っていきます。

そして「神秘的」という事も感じました。
蒸した酒米から熱を取り、麹菌の種付けし、麹を作ります。
目に見えない微生物が主役です。
微生物の力や働きで、お酒が作られると考えると
何とも神秘的で、自然の力に驚かされました。

最後に「非常に手間隙と体力が必要」という事も体感しました。
お世話になった酒蔵さんでは、伝統の三段仕込みをされており、
醗酵タンクの中に、3回に分けて、麹を足していきます。
その都度、櫂(かい)と呼ばれる道具(長い棒に先に平たい板をひっつけた)を使い
麹が固まらないよう混ぜるのですが、数百キロの麹ですから、
大変な力仕事になります。
そして数日間、長い場合は数週間
そのタンクの中で醗酵があり、お酒が作られていきます。

振り返って日本の中でお酒の歴史を調べてみますと
「魏志倭人伝」の中にお酒の記述があったり
スサノウノミコトがヤマタノオロチを退治するのに酒を飲ませたりと
古代から、お酒の存在があったとも言われています。

長い歴史の中、その時その時に応じて、
いろいろな産業や文化が生まれては衰退してきました。

その中で、昔からずっと受け継がれてきた酒作りは、
貴重な産業そして文化の一つだと思います。

醗酵タンクの中で、微生物の醗酵が始まり
小さな泡が「プクプクっ」と動くの見ていると
微生物の神秘さに魅せられると同時に

時代を超えて、受け継がれてきた理由の一つに
目に見えない微生物という自然の恵みを
日本人がずっとずっと大切にしてからだと感じました。

そう考えると、どくだみも自然のものですし、
黒糖も梅も自然のものからできております。
酒作りは、微生物の自然の恵みの働きですから
十黒梅は、まさに自然の恵みといっても過言ではないと思います。

改めて、私自身、自然の恵みに生かされている事に
本当に本当に本当にありがたく感じました。

これからも自然の恵みに感謝し
十黒梅を通じて、皆様のお役に立てるよう
励んでいきたいと思います。

それでは、失礼します。

細川 泰伸