第65号 2012年11月発行
「待ち遠しい12月」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は11月に入り、ここ数日、こちら南国高知も
朝夕の冷え込みがグッと一段と厳しくなってきました。
自宅のある高知市から、どくだみ畑のある黒潮町まで
(約100km、約2時間)の国道沿いの山の木々の様子も、
冷たい風に吹かれ黄色や赤色が深まり、冬本番に向けての準備をしているようです。

先日、この約2時間が、大幅に短縮できそうな
大きな大きな大きなニュースが飛んできました。
「高知自動車道、四万十町へ延伸」という嬉しい知らせです。

高知県はご存知の通り、太平洋に面し、東の室戸岬、西の足摺岬と
土佐湾をグルッと囲むような東西に広い県です。
車で移動するとなると、室戸岬から足摺岬まで、約6時間程を要す程です。

kochi

2002年9月に伊野IC-須崎IC 2011年3月に須崎西ICー中土佐ICが開通するまで、
高知市内から高知西部へのルートは、この国道56号線を走ることになり、
県西部の方々からは、早期の高速道路の延伸を望む声が多くありました。

また現在、中土佐ICから以西へは、難所の久礼坂(くれざか)を通らなくてはならず、
(久礼坂:約6kmで標高差約300メートル)。大雨の時は通行止めとなり、
災害時や緊急時のルート確保のためにも、高知自動車道の延伸は
多くの方のの念願ともいうべきものでした。

私もこの道路をよく使いますので、建設中の高速道路を横目に、
「早くできたらいいなぁ~」といつも思っておりました。

ニュースによりますと、工事が順調に進めば、
本年12月9日にも開通式が行われるようで、
どくだみ畑のある黒潮町へ、グッとグッとグッと近くなると思うと嬉しくてたまりません。
道路建設に関わって頂いた皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

ということで、今回の手作り新聞は、高知自動車道が延伸する「四万十町」にフォーカスし、
私、細川泰伸が綴る「四万十町」と題して、
私なりの「四万十町」をご紹介したいと思います。

四万十町は、2006年(平成18年)3月20日に、
高岡郡窪川町と幡多郡大正町・十和村が合併し、高岡郡の町として誕生しました。

北部には、最後の清流:四万十川(中流域)が流れ、
南は太平洋に面し、海に山にと自然豊かな町になります。

四万十町の特産品は、「お米」「豚肉」「しいたけ」「栗」「鮎」「地酒」・・・と数多くあります。
その中で、「お米」「豚肉」「地酒」にスポットを当て、ご紹介致します。
(個人的な好みで。。。)

まずは、「お米」・・・「仁井田米(にいだまい)」
標高230m、清流四万十川沿いの四万十町高南台地窪川地域は、
昼夜の温度差が激しく、朝霧が発生しやすく、
この環境のおかげで美味しい米処として親しまれてきました。
ここで作られているのが、「仁井田米(にいだまい)」です。

仁井田米(にいだまい)の名前の由来は、山内一豊が土佐藩24万石を統治する時代、
現在の窪川町一帯は仁井田郷と呼ばれていました。
その頃、現在の高知市の旅館の主人が仁井田郷の旅館で食べたご飯が美味しく、
ぜひ自分の旅館で使いたいと、そのお米を買い求めて持ち帰りました。
そして旅館に宿泊するお客さんに食べさせたところ
お客:「こりゃーうまいけんど、どこの米ぜよ?」
旅館の主人:「仁井田の米よ」と答え、
それ以来、昔の仁井田郷で生産された米を高知県では
仁井田米と呼ぶようになったという説が有力です。

そして、「豚肉」・・・「四万十ポーク(窪川豚)」
窪川地区における養豚は、飼養戸数、頭数とも高知県内第1位!
自然豊かな環境で育った四万十ポークは良質の豚肉で、
最近では、特産品の仁井田米を飼料にした「米豚」も誕生しています。

最後に、「地酒」・・・「栗焼酎 ダバダ火振り」無手無冠酒造
大正地区特産の栗をたっぷり使用した栗焼酎ダバダ火振りは、
栗特有のまろやかな甘みと香りが大好評。
お酒の好きな方でしたら、「ダバダ火振り」はご存知の事と思います。
全国的にも人気が非常に高く、入手困難な焼酎の一つとなっています。

その一度聞いたら、耳にこびりつきそうなユニークなネーミングは、
四万十川の伝統的鮎漁法「火振り漁」と
山里の交流の場であった「駄馬(だば)」に因んだそうです。
(ちなみに私は、冬の寒い時に、おでんにダバダ火振りのお湯割りがあれば大満足です。)

特産品に続いては、「観光スポット」をご紹介させて頂きます。

「海洋堂ホビー館 四万十」

海洋堂は、ガレージキット・フィギュア・食玩等の各種模型を製作する会社で。
本社は大阪府門真市にあります。 創業者の宮脇氏が高知出身ということで、
四万十町内の廃校になった打井川小学校の体育館を改築して、
海洋堂の門外不出、世界一のプラモデルコレクションから最新フィギュアを
大量展示しいているミュージアムになります。
マニアには、たまらないコレクションが所狭しと並び、
目をキラキラさせている大人の方も大勢いらっしゃるようです。

「四万十川でのキャンプ」

ゆるやかに蛇行する四万十川と広い河原は、キャンプに最適です。
四万十町内には、「三堰(さんせき)キャンプ場」「三島キャンプ場」
「四万十オートキャンプ場ウエル花夢」など 多くのキャンプ場があります。
また、さらに上流の四万十市西土佐では、カヌーやカヤックも楽しめます。

それから、この四万十町が発祥の地とされ、
全国的に有名になったある風物詩があります。
それは、「鯉のぼりの川渡し」です。

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四万十町HPより

ただ、「熊本県小国町の杖立温泉」も発祥の地と名乗りをあげているそうで、
どちらが最初かどうかは、わからないというのが現在のようです。

ここ四万十町での「鯉のぼりの川渡し」の始まりには、心温まるエピソードがあります。
昭和48年にソフトボールをしていた少年達が
少年達:「最近は僕らぁが、大きくなったき、家で鯉のぼりを上げてくれん」
それを聞きつけた当時の体育会のお兄さん達
お兄さん達:「よっしゃ!それやったら、おまんらあの鯉のぼりを、持ってこい!
おれらあが、まとめて上げちゃうき!」

翌年の昭和49年、約20匹の鯉のぼりを、
ロープを使いながら川の上になんとか渡しました。
そんな、体育会のお兄さんから子供達への、
心のこもったプレゼントが「鯉のぼりの川渡し」の始まりだそうです。

体育会のメンバーは、それから30年以上もの間、この子供たちとの約束を守り続け、
現在も毎年忘れることなく鯉のぼりを四万十川にかけ続けています。
(当時の子供達は、すっかりおじさんになったそうです。)

その後、この取り組みはマスコミ等で取り上げられ、
全国各地から鯉のぼりが送られてくるようになり、
毎年、約500匹が悠々と四万十川の上を風を受けて泳いでいます。

平成9年には、ナイアガラの滝で鯉のぼりを泳がせるという壮大な計画が実行されました。
国際交流として3年間十和に赴任していたアメリカ人の方の提案に、
十和体育会のメンバーが賛同して実現したものです。
地元のボランティアにより、川幅260メートルのナイアガラ川に
200匹の鯉のぼりを泳がせることに成功しました。

このような四万十町が、この12月にグッと近くなります。
高知観光の際には、是非、足を運んで頂きたいと思います。

(四万十町の隣町が、どくだみ畑のある黒潮町です。
黒潮町もすばらしくいいところです♪)

四万十町が近くなる12月になると、2012年も残りわずか、、、、、
本当に月日の経つのは早いですね、
もう、もう、もうすぐそこに、2013年が来ております。そうです、もう目の前です。

そこで今回も、2013年を迎えるのに、とっても便利な
【食援隊オリジナル卓上カレンダー】を十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲の皆様に
感謝の気持ちを込めて、プレゼントさせて頂きます。
同封させて頂きましたので、是非是非ご活用下さいませ。

特に、定期お届けサービスをご利用のお客様は、
まず、ご自身の十黒梅の到着予定日に、
赤ペンで大きく「お届け日」と丸印をお願いします。
そして、その日から手前に数えて10日前の日を、
青ペンで大きく「変更〆切」と丸印をお願いします。
お届けの10日前までしたら、お届け内容のご変更が可能でございます。

青印の日までに、「今回は、ちょっとお届け日を延期したい」「本数を増やしたい」など、
予定通りではない場合は、カレンダーに明記しております電話番号
0120-149-560(通話料無料フリーダイヤル)にお電話頂くか、
同じく明記しております弊社ホームページアドレス
http://www.shokuentai.com/ にアクセスしてご変更下さいませ。
尚、お届けを早めたい場合は、
ご連絡頂きましてから10日後が一番早いお届けになりますので、
どうかご了承くださいませ。

【食援隊オリジナル卓上カレンダー】は、
使いやすいスタンド式で、前月も翌月も一目瞭然、
12ヶ月分のめくりタイプです。皆様の大切なご予定を、ドンドンご記入頂き、
机の上や食卓の上、電話台の横等、さりげないちょっとしたところで、
きっと大活躍して頂けると思います。
是非、十黒梅(じゅっこくばい)共々、お役立て頂ければ幸いです。

それでは、失礼します。

細川 泰伸