第70号 2013年4月発行
「幸せ発信基地」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は4月に入り、2013年もあっという間に4分の1が過ぎてしまいました。
本当に月日の経つのは早いものですね、
昔から「1月行く、2月逃げる、3月去る」と言われるように、
特にこの3ヶ月は、お正月やら、受験やら、卒業やら、年度末やらで何かと慌しく
月日の経つのが本当に早く感じられました。

それから早いといえば、今年は特に「桜の季節」が例年になく早いようです。
こちら高知も4月の一週目には終わりそうで、
桜の終わった新緑の入学式になりそうです。

また、東京の知人から聞いた話では、「お花見」の予定が入社式の前だそうで、
毎年、新入社員の初仕事だった「お花見の場所取り」も、
2年目以降の社員の仕事になるとか。。。。
何でもスピードの時代とはいいますが、桜の季節が早すぎるのは、どうかと思います。

(この新聞を書いているのが、4月の3日ですので、
皆様にお届けの時には、桜の話題は、もう遅いかもしれませんね。)

さて、その「お花見」、 起源は?といいますと、
奈良時代の貴族の行事だと言われています。
ただ、その頃は「桜」ではなく「梅」のようで、
「桜」に変ったのは、平安時代になってからだそうです。

平安時代といえば、、、、「鳴くよ(794年)ウグイス、平安京」。
そうです!今から1200年以上も前のお話です。

1200年以上も前から、人々はこよなく桜を愛し、その可憐さに心を魅了したかと思うと
どんなに時代が変ろうとも、変らないものがあるように感慨深い思いになります。

そして、桜は激動の日本の歴史を横目にし、
毎年毎年、咲いてはすぐに散り、咲いてはすぐに散りを繰り返してきたのかと思うと、
何か壮大で荘厳な自然の営み、地球の営みを感じざるを得ません。

そんな事を考えておりますと、日頃、ちょっとした事で、
イライラしたり不快に思ったりする自分の心が、とても小さく思えてなりません。
大きな気持ち、大きな心で日々過ごしていきたいと、桜の散り際に思いました。

さて、話題は「桜」から「どくだみ」に変わりまして、
「どくだみ」も「桜」のように、今年もしっかりと顔を出してくれました。

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3月は、ちょこっと可愛らしく顔を出していた「どくだみ」は
4月に入り、一気に我先にと意気揚々とその背を伸ばしてきました。
今年は、「霜」の被害がありませんでしたので、「大豊作」の予感がしております。

どくだみが顔を出し始めると、当然、他の雑草も顔を出し始めます。
これからの季節が、私どもの本番です。そうです!「草引き」の季節がやってきました。

毎年毎年、「桜」が花咲くように、毎年毎年、「雑草」も生えてきます。
ただ、桜は散りますが、雑草は、散ってはくれません。
いやむしろ、存命を掛けて、その勢力を広げてきます。

そして、根を地中深くに下ろしているもの、根を地面広くに広げているもの 等々
雑草の根を全て抜き取る事は不可能に近いと言っても過言ではなく、
抜いても抜いても、地中に残った根から、次から次に生えてきます。
(どくだみも相当しぶとい植物ですが、他の雑草も負けてはいません。)

と言って、あきらめていては雑草天国となり、どくだみの収穫がなくなります。
ここは、じっと雑草と向き合うしかありません。

どくだみ畑に腰を下ろし、根の深い雑草を引くと、
土中からしっかりと張ったどくだみの根が見えてきました。
この冬、しっかりと力を蓄えてきたその姿に頼もしさを感じる事ができました。

青空の下、順調に育っているどくだみ畑の傍に立ち、このどくだみ達が
十黒梅をご愛飲頂いていらっしゃる皆様のお役に立てるかと思うと、
本当に嬉しく、どくだみ達が可愛く見えて仕方がありません。

こうしてどくだみ畑を見てみると、「桜」もいいですが
「どくだみ」でも、花見の宴席を楽しんでみたいなぁ~と思います。

2011年5月発行、第47号のこの新聞でご紹介させて頂きましたが、
以前ある方が、
「細川さん、この畑は、幸せ発信基地ですね」とおっしゃって下さった事があります。
その時は、そんな大げさな事をと・・・と思っておりましたが、

こうして、しっかり育ってきているどくだみ達をみていると
おっしゃって頂いた事が、この上なく嬉しく感じ、
「幸せ発信基地」という言葉が、すごく好きになってきました。

これもひとえに、大変なご苦労ご尽力を頂いている農家さんをはじめ、
さまざまな方々のお陰と、 心から感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

この「幸せ発信基地」を合言葉に、この地から、社員一同
皆様のお役に立てるよう、頑張って参ります。

日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸