第71号 2013年5月発行
「どくだみの収穫が始まりました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

今年のゴールデンウィークは、全国的に天候に恵まれました。
皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
一般的には前半の4月27日~29日と後半の5月3日~6日と2回。
その間の4月30日~5月2日を休みにすれば、10連休っう!!!という方や、
いやいや連休中は、書き入れ時で仕事が忙しくて!という方もいらっしゃったと思います。

この連休中、こちら高知では、県外から帰省された方や、旅行に来て頂いた方で
各行楽施設や各イベントは、大盛況だったようです。

また、どくだみ畑がある高知の黒潮町では、
この連休中に「Tシャツアート展」や「はだしマラソン」が
松原で有名な入野海岸で開催され、これまた大大大盛況!!だったようです。

私は?といいますと・・・、そんな大賑わいをよそに、
そよそよとハート型のどくだみの葉をゆらす風の中、額に汗を流しておりました。

はいっ!このゴールデンウィークは、
どくだみの収穫の真っ盛りです!

私どもにとりまして、一年で一番忙しい時期でもあり、
大事な時期でもあり、嬉しい時期になりました。
この嬉しい時に、私は3つ大きな「ありがたさ」を感じました。

まず、一つ目は農家さんの地道な努力の「ありがたさ」です。

毎日、農家さんが工場まで運んでくれる「どくだみ」は、
葉も茎も青々としっかりしていて、今年は大豊作と言っていいと思います。

農家さんに聞くと、「社長~、今年は冬の間に、○○しちょったけんねぇ~」と
冬の間の工夫や仕事内容を自慢げに話してくれます。

いろいろな工夫を凝らしたり、しっかりと手を掛けて頂いたようで、
その結果がこの青々としたどくだみの葉になったのだと感心するばかりです。

どくだみの栽培を始めて、今年で6年目になります。毎年毎年、いろいろ工夫され、
来年はこうしよう、ああしようと、農家さん同士で話合って頂き、汗を流して頂いた事が、
本当に心から嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

最近、「すぐに○○になる○○法」とか「簡単に○○できる○○法」等々の
HOWTO(ハウトゥ)本がよく目につくようになりました。
それはそれで、短期間に簡単にできる方法なので、いいと思いますが、
私の周りでいうと、それでできるようになったいう方は少ないように感じます。

「失敗は成功の元」と昔から言われるように、
小さな失敗を反省し、改善策を自分達で考え、
しっかりと努力し形にしていった農家さんの後姿に、実りへの道のりは近道などなく、
地道な努力の積み重ねこそが、その道であるという事を教えて頂きました。

二つ目は、一緒に仕事をして頂いている仲間の「ありがたさ」です。

収穫と搾汁作業となると、多くの人手が必要となります。
皆さんニコニコ笑顔で働いて頂き、仕事が多く、
遅くまでかかった時も、誰一人嫌な顔をしません。
気持ちのいい仲間に集まって頂き、私は本当に運がいいと思います。

そして、一緒に働く社員も、どんどん仕事を覚え、
私が指示をする前に進んで動いてくれ、
助けてくれ、本当に頼もしい存在になってきました。

それから、このどくだみの収穫期は、
販売やお客様業務は妻と社員に全てを任せております。
私の留守をしっかりと守ってくれるメンバーに恵まれ、とても助かっております。

こうして一緒に、十黒梅をご愛飲頂く方のお役に立ちたいという旗の元、
頑張ってくれるみんなにありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。

最後の一つは、家族の「ありがたさ」です。

私はこの収穫期は、家族と離れ、単身赴任でこの黒潮町に来ております。

私は、中学生から寮生活を始め、高校・大学、そして社会人5年と15年も寮生活をし、
身の回りの事は自分でできる方だと思っております。

しかし、一番困っているのが、、、、食事です。
寮生活15年とはいえ、学校や寮母さんなどで食事は全て作って頂いておりました。
実は自炊の経験がないのです。
やろうと思えば、なんとかなるとは思いますが、
日頃、何もしてきていない私にとりましては、
一人でご飯を炊いて作って、一人で食べて、一人で片付けるというのは、とても大変です。

朝は、早くから工場に入りますし、夜は、体力仕事を終え、バタンキューです。
いろいろ作って、片付けてというのは。。。と躊躇してしまい、
ほとんど、スーパーの出来合いのお惣菜をレンジでチンして・・・
というパターンがメインとなります。

先日、工場が休みの日に、家に帰り家族で食事をしました。
久しぶりに妻の手作りのあったかい食事にありつけ、
そして子供達の元気な笑顔に包まれ、とても美味しく食事を頂きました。

日頃は、妻の料理が当り前のようになっており、
「食事は、まだぁ~?」と偉そうに言っていた自分を反省しました。

今年から中学生になった長女は、クラブ活動の厳しい練習疲れからか、
それともお年頃か、 以前程の会話の量ではありませんが、
私が久しぶりに家に帰ってきたという事で、
新しく始まった英語の授業の事等をニコニコ笑顔で話してくれたり、

長男は、私の留守中に行われた野球の試合で活躍できず、
「お父さんが、応援に来てくれんかったき、打てんかった。」といつになく甘えてきて、
家族で一緒にいる事がとても嬉しく感じました。

こうして、たくさんの「ありがたさ」を感じながら、
日々、どくだみの収穫、そして搾汁作業に励んでおります。

日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
皆様も体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸