第163号 2021年1月発行
「あけましておめでとうございます。」

あけまして、おめでとうございます。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

旧年中は、十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
今年も、皆様のお役立てができますよう、栽培から搾り加工、酒造、お届けまで
社員一同、精一杯頑張って参ります。本年も何卒どうぞよろしくお願いします。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

2021年の幕が上がりました!
新型コロナウィルスの感染拡大が止まない中での年明け、
まだまだ心配や不安が多々ありますが、ワクチン開発等のニュースもあります。
必ずきっと、収束に向かい、明るい一年となることを心より祈っています。

その一年のスタートに、私の心を大きく揺るがせた一大イベントがありました。
それは、「箱根駅伝」(東京箱根間往復大学駅伝競走)です。

私は陸上競技には疎く、駅伝を話題にするには、はなはだ恐縮ですが、
テレビ画面を通じて、選手やスタッフ、関係者の皆様の熱い思いを感じましたので、
大変僭越ではございますが、思い切って筆を取らせて頂きます。

競技結果は、もう皆さまご存知の通りだと思います。
昔も今も「スポーツは筋書きのないドラマ」と言われますように、
まさに、その言葉がピッタリの今大会だったと思います。

「箱根」を賑わせた全選手、スタッフ、大会関係者の皆様に、
改めて、拍手を送りたいと思います。

私は、この2日間を通じて、3つの事を強く感じました。

まず、1つ目は「平常心」です。

「箱根で走る」という事は、競技者にとって、きっと憧れであり誇りであると同時に、
その責任・プレッシャーは、相当なものと想像します。
各選手、そのプレッシャーと戦い、本来の走りができた選手、
いや、いつも以上の走りができた選手、
逆に、力を出し切れなかった選手もいたことでしょう。
テレビを通じてひしひしと感じました。

どの選手もこのコロナ禍の中、練習も思うようにできず、
不安を抱えながら、体をこの日の為に調整してきたことと思います。
そして、箱根駅伝自体が無事開催されるかどうかも不安な状態で、
この日を迎えたことと思います。
必死に走る姿を見ながら、いつも通り平常心で走るということは、
本当に難しいことなのだろうと想像しました。

来年以降もまた、さまざまなドラマが繰り広げられることでしょう。
毎年、楽しみに応援観戦したいと思います。

(一旦、ここから私の過去の話に変わります。
 「箱根」とは、まったく違うレベルの低い話で申し訳ございません。)

私も学生時代、陸上競技とは異なりますが、
スポーツに汗を流しておりました。(具体的には卓球です。)

中学2年生の時、県大会の団体戦で、
最後に、私が勝てば勝ち、私が負ければ負けという
とてもシビアな番が回ってきました。

その責任重大な初めての場面で、あまりの重圧に押しつぶされ、
心が守りに入り、私の体は思うように動かなくなりました。
思い切ったプレーができず、ボールを置きに行くプレーしかできなくなり、
それまでの頑張ってきた練習の成果が全く出せないままゲームセットとなり、
チームに大迷惑をかけた経験があります。
この時は、本当に自分が情けなく、自分の心の弱さを痛感しました。
(本当に、レベルの低い話で心苦しいです。)

「平常心」 言葉にすれば、簡単かもしれませんが、
私自身、一喜一憂してしまうところがあります。

自分自身の昨年一年を振り返りますと、
ちょっとした事に、イライラしたり悲しんだり・・・
平常心でいられず、心を動かせた事があったと反省しています。

今年は、日頃から、
「大きな心、強い心、動じない心」を自分に言い聞かせ、
いつも「平常心」でいられるよう努力したいと思います。

次に、2つ目は「心を一つに」です。

どのチームも「仲間を信じる心」「心を一つに」という気持ちがあったからこそ、
1本の襷をゴールまで運ぶ事ができたと思います。

私どもは、畑でどくだみを育て、それを収穫し、搾り加工をして、
アルコール醗酵(酒造)をして、十黒梅を造り、ご愛飲の皆様にお届けしております。
いわば、駅伝の襷のように、メンバー全員で「十黒梅」を繋いでいます。

どくだみを育てる者、収穫する者、搾り加工をする者、酒造する者、
皆様からのご注文やご質問に対応する者、出荷する者・・・

私ども「食援隊」の企業理念でもあります。
『「人」を「良」くする「食」を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します。』を旗印に
改めてメンバー全員の心を一つにして、
皆様のお役に立てますよう、精一杯頑張って参ります。

最後に、3つ目は「感謝の心」です。

今回、区間賞インタビューのどの選手も
コロナ禍での開催に対し、関係者の方々に、感謝の言葉を述べていました。

今年度、新型コロナウィルスの影響で、思うような練習もできず、
開催自体も危ぶまれたので、込み上げる思いがあったのでしょう。
関係者の皆様の並々ならないご尽力があったからこその大会だったと思います。

今回の新型コロナウィルスの影響で、
本当に、日常のあたりまえの事があたりまえでなくなりました。

日々のあたりまえに感謝の心を忘れず、
そして、しっかりと感染対策を講じながら、
毎日を送っていきたいと思います。

畑の手入れ、どくだみの収穫から搾り加工、
酒造して十黒梅を造り、そして、ご愛飲者様のもとへ。

続けてご愛飲くださる皆様のおかげで
私どもの毎日があります。

すべての方々への感謝の心を忘れず、
この一年間、取り組んで参ります。

そして、一日の締めに毎晩欠かさず、忘れず、
「十黒梅」と「きょうもいちにちありがとう」
を感謝の気持ちで口にしたいと思います。

2021年、本年も何卒、どうぞよろしくお願いいたします。

季節は冬本番です。体調を崩されませんよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸