第164号 2021年2月発行
「卒業」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつも十黒梅をご愛飲頂きまして、本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

「1月は行く」と昔からよく言われますように、2021年1月は、あっという間に・・・、
そして、ギアはオートマチックで2月に入りました。
2月といえば・・・、節分、バレンタインデー、建国記念日、プロ野球キャンプイン、
卒業シーズン、私の誕生日(大変失礼しました。)等々、行事事が何かと多い月になります。

今回のこの手作り新聞では、「卒業」の話題をお話しさせて頂きます。

今年お蔭様で、私の長男が高校を卒業することになり、先日、その卒業式に行ってきました。

現在コロナ禍という事もあり、開催を心配しましたが、
式場となる体育館には、卒業生、先生、保護者のみの列席、
全員マスク着用、式も簡素化する等、感染対策をしての開催となりました。

長男が通う高校は、小高い山の上に建っていて、通学は、坂道を上って行かなければなりません。
この坂道が結構厳しく、自転車の乗り入れは禁止されている程です。

通学のパターンは5パターン。
【1】スクールバス   スクールバスが各地域を回ってくれます。
【2】公共交通機関 駅や主要地からは公共バスの利用が可能です。
【3】保護者の車   雨の日などは、結構多いです。
【4】自転車通学A  坂の手前までは自転車通学、坂はバスを利用。
【5】自転車通学B  坂の手前までは自転車通学、坂は徒歩。

ほとんどの生徒は【1】~【4】のいずれかですが、
私の長男は、中学高校6年間、【5】自転車通学Bで、
(雨の日は、雨合羽をまとい【5】の日もあり、たまに【3】でした。)
あとから聞くと、歩いて坂を上る生徒はほんの数人だそうです。

卒業式当日、妻は早朝より久しぶりの着物を着るために大忙し、
私は着慣れないスーツに身を包み、結びなれないネクタイを選びます。
そして、長男を車に乗せ、学校に向かいました。(さすがに卒業式当日は、【3】です(^^))

国道から、名物の登坂にさしかかった時、
「この坂を上る事は、もう一生ないのか・・・」という思いがして
最後の山登りが本当に寂しく感じました。

そして、本題の卒業式です。
卒業証書授与、各表彰状授与と進みます。
そして、皆勤賞の生徒の名前が順番に呼ばれる中、
私の長男の名前も会場に響きました。
自転車通学&徒歩(自称:登山枠)での皆勤賞、
本当によく頑張ったと思います。我が子ながら感心です!

校長先生の祝辞、在校生送辞、卒業生答辞・・・
それぞれの言葉が胸に熱く響いてきました。

特に、印象的だったのは、卒業生代表:
「新型コロナウイルスは、私達の日常を大きく変えました。
当たり前の日常が突然失われる驚きと不安。
出口の見えない日々を出口に向かって走り続けることが
どれほど難しいことなのかを知りました。」

「しかし私達の得たものは、恐れや不安だけではありません。
人と人との絆、支え合うこと、感謝の気持ちを
今まで以上に大切にしようと思うようになりました。」

今年は、新型コロナウィルスの感染の影響で、
当たり前の毎日が、当たり前でなくなりました。

将来を考える高校3年生にとって、
本当に心配や不安、失望、懸念、危惧・・・・
プラスでない心の感情に引っ張られた1年だったと思います。
そんな状況でも、必死に前を向こうと懸命な言葉に心を動かされました。

そして、式は粛々と進められ、卒業生退場のアナウンスがあったその時、

    「ちょっと、待ったぁ~!」

予想だにしなかった声が、卒業生の中から・・・
そして数人が前の方に駆け足で・・・

一体何が起こるんだろう、今まで卒業式は何度も経験をしましたが、
式の最後に、乱入騒動は初めての事です。

前に集まった生徒から
「すみません。ちょっとお時間をください。
 先生に手紙を書いたので読ませて下さい。」との事。

いわゆる生徒達の考えたサプライズで
各クラスの代表者数名が担任の先生に感謝の手紙を読み上げました。
冗談と笑いを交じえながら感謝の気持ちを伝える生徒に、涙ぐむ先生。
なんだか微笑ましくもありながら、目頭が熱くなる思いがしました。
(後から聞くと、自由な校風で、例年、生徒からのサプライズがあるようです)

そして最後に、代表者が
「卒業生、全員起立、後ろの保護者の方を向いて下さい」

何が始まるのかと思いきや、
代表者:「お父さん、お母さん、今までありがとう・・・・・大好きです!」
いやぁ~、思わず、うるっと。。。

感謝したいのは、私達親のほうも同じ思いです。
長男がいてくれたからこそ、
いろいろなところで頑張ることができましたし、大きな励みとなりました。

特に独立し起業した時は、この子達のためにも・・・
そんな熱い思いもありました。私の方こそ、「ありがとう」と。
そして、お世話になった先生方にも感謝の気持ちでいっぱいです。

子供の成長は早いと良く言われるように、
思い起こせば、長男がまだ保育園児、
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)発売の2007年の初詣で、

長男:「どくだみがうれますように(^^♪」
    と手を合わせてくれたのを今でも鮮明に覚えています。

あれから、あっという間の14年。子供の成長は本当に早いものです。

私は・・・というと、まだまだ成長とまではいかないまでも、
十黒梅をご愛飲の皆様のお役に立てるよう、
どくだみの栽培、搾り加工、酒造等々、
前へ前へ一歩一歩、地に足をしっかりつけ、進み続けたいと思います。

季節は、これから春に向けて、少しずつ暖かくなってくると思います。
朝夕と日中の気温の変化が激しく、体調管理が難しい季節となりました。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。