第192号 2024年6月発行
「6月といえば・・・」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

カレンダーは、あっという間に、一年の前半最終月の6月に入りました。
一般的に6月といえば・・・
「梅雨」「ジューンブライド」「あじさい」「山開き」等と頭に浮かぶと思います。

しかしっ!私どもにとりまして、6月といえば・・・

「どくだみ」

はいっ!現在、高知県黒潮町の私どものどくだみ畑では、
どくだみがつぼみや花をつけ
(実際には花ではなく、白い花びらのように見えるのは総苞、
中心の黄色い部分が花穂ということです)
太平洋からの気持ちの良い風に、葉を大きく揺らしています。

そして、5月から始まった「収穫」と「搾り加工」も中盤戦に入っています。

どくだみ畑 どくだみ畑 http://www.shokuentai.jp/wp-content/uploads/2023/06/nl202306_01.jpg

今年は、冬の寒さが厳しかったせいか、例年よりも収量は望めませんが、
十黒梅を定期購入で、ご愛飲頂いてらっしゃる皆様の分は、
何とか確保できそうです。

畑のどくだみ生葉は、「収穫」「洗浄・選別」「搾汁」の
3つの作業チームにて青汁(搾り汁)に加工します。

まずは「収穫」ですが、
どくだみ畑での収穫は、コンバイン等の機械を使わず、丁寧に手刈りしています。
手刈りなので、人手がどうしても必要で、人員確保には毎年苦労していますが、
今年も、地元のシルバーさんにもご協力を頂きながら、
イキイキとしたどくだみを収穫しています。

刈り取ったどくだみは、「コモ」と呼んでいる収穫袋に包み、
工場に軽トラックで運びます。

次に「洗浄・選別」です。
工場に運び込まれたどくだみは、手作業で水をかけながら汚れを落とし洗い、
きれいなどくだみだけを選別します。

ここにも人員が必要なのですが、毎年のように駆けつけて頂いている
地元の元気なご婦人方がいらっしゃり、本当に助かっています。

そしていよいよ「搾汁」です。
きれいに選別されたどくだみを、さらに丁寧に水洗いをします。
そして、さらにきれいになったどくだみをみじん切り機・搾汁機に投入します。
こちらも人手が必要でして、毎年、この時期だけ応援に来てくれる
ご近所の方がいらっしゃり、こちらも本当に助かっています。

どくだみは、悪臭で有名ですが、
いざ、搾汁となりますと、そんな事は全くなく
嫌な臭いどころか、さわやかな香りが工場いっぱいに広がり、
どくだみの栽培に、そして「収穫」「洗浄・選別」「搾汁」に携わって頂いた皆様に
感謝の気持ちでいっぱいになります。

そして、出来上がった「どくだみの青汁(搾り汁)」が
この後、アルコール醗酵(酒造)を経て、十黒梅となり、
皆様のお手元に届き、喜んで頂けるかと思うと、
本当に嬉しく、この仕事を選んで本当に良かったと感じております。

強い陽射しが照りつける酷暑の中、寒風吹き抜ける極寒の中、
まるまる1年間、手間暇かけて雑草を引き、
自然の恵・大地の恵で元気に育ったどくだみを、
大切に手作業で「収穫」「洗浄・選別」「搾汁」し、
(搾汁過程では機械が必要となりますが)
醗酵という自然の力で十黒梅が出来上がります。

世の中には、「〇〇成分だけ抽出した」「〇〇を〇g配合」
「特殊な技術で〇〇」等といった商品が数多くあります。
技術の進歩はとても素晴らしいことだと思います。

私どもには、そのような革新的な技術はありませんが、
素材も作り方もどなたにもわかりやすい商品となっております。

昔から体にいいといわれ続けている、
「どくだみ」「黒糖」「梅肉エキス」だけを酵母菌で醗酵させることでお酒にしております。

どくだみの搾り汁そのものを、それ自体を醗酵する製法で、
焼酎、アルコール液などを一切使用せず、
水で薄めず作っているのがなによりの特徴です。

ですから、水や焼酎、アルコール液を加えたものとは、全くの別物で、
また、それらをを加えれば、量はいくらでも多く作ることができますが、
私どもの生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅の出来上がる量は、
どくだみの搾り汁分しかなく、断然少ないですが、濃度の違いは歴然です。

一般的な飲料やお酒の原材料表示(裏ラベル)では、
水は慣例として表記しなくてもよいことになっています。
ですから、水がほとんどを占めているような製品であっても、
消費者は原材料表示を見ただけでは、
水が入っているのか、入っていないのか、
また、入っていたとしてどれくらいの割合で入っているのかもわからないのです。

水以外の原材料が同じであれば、中身の分量は全く違うのに、
水がほとんどを占めている製品の原材料表示と、
水を全く使わずに製造した製品の原材料表示は同じ表記になるということです。
これは、原材料表示(裏ラベル)の盲点です。

私どもの生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅は、前述いたしましたように
水や焼酎、アルコール液を一切加えず、薄めず作っております。

その年のどくだみの収量に応じて、十黒梅を作れる量には限りがありますが、
自然の恵と真心込めて手間を掛け安心してお飲み頂けるものを作る。
これからも皆様のお役に立てますよう頑張ってまいります。

季節は、どくだみが喜ぶ梅雨のシーズンです。
この梅雨が開けますと、暑い夏がもう目の前です。
体調を崩されませんよう、
「手洗い、うがい、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけてお過ごしくださいませ。

それでは、失礼します。

(※定期購入でご利用中の皆様へ)
弊社では、定期購入の「無期限の休止・ご連絡あるまでお休み」を承っておりません。
お日にちをお決めいただいてのご延期、または中止、のどちらかとなりますので、どうぞご了承ください。
尚、定期購入は、いったん中止されますと、再開できない年もございます。
十黒梅の在庫がお手元でたまっていらっしゃる場合などは、
中止ではなく、ご延期されることをおすすめいたします。