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第176号 2022年2月発行
「技術革新」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

2022年も、あっという間に1月が過ぎ、暦は2月になりました。
1月は行く、2月は逃げると、3月は去る、昔からよく言われますが、
この3ヵ月は、本当に月日の経つのが早いように感じます。

このスピードと同じように、早くコロナが終息して欲しいと
ただただ願うばかりです。

そんな月日のスピードに身を預けながら、
技術革新のスピードの速さに、ただただ驚いた事がありました。

それは、、、グーグルレンズ!

ある日の事、部屋のこの場所に、小物入れラックがあればいいなぁ
できれば、今使っている物と同じものがあれば、
並んですっきりするし、、、、と思い、

購入したお店に行き、店内を探しました。
ところが、いくら探しても、目的の品物がありません。

ここは、店員さんの聞くしかないと思い、
事前に、スマートフォンで撮影したラックを店員さんに見せ、
「以前、このお店でこれを購入してまして、
 同じ物を探しているのですが」と尋ねました。

すると、「あっ!確かにありましたよ、一緒に探しましょう」と
親切に、売り場を探してくれました。

しかし、いくら探してもありません。
「う~ん、おかしいな、確か、この辺りにあったのですが」と店員さん。
店長さんも出てきて、いろいろと調べて頂きまして、、、、

「お客さん、すみません。以前、確かにここで販売していたのですが、
 商品の品替えで、今は置いておりません。本当に申し訳ございません。」との事。
私のために、一生懸命探して頂いて、こちらの方こそ申し訳ない気持ちです。

何とか入手をしたいので、家に帰って、もう一度そのラックを出し、
どこかに品番が印字されてないか探してみました。
品番があれば、ネットで検索する事ができるからです。

しかし、どこにも印字されてないようです。
おそらく、シールに印字されていて、使用時にシールを剥がしたのでしょう。
どうやら、あきらめるしかないようです。

この事を、妻に話をしますと。。。

妻:「グーグルレンズで探してみたら?」というのです。

初めて聞くグーグルレンズ!
どうやら、Googleアプリをインストールし、立ち上げ、
検索窓の右にあるカメラのマークが、グーグルレンズのようです。

このグーグルレンズには、「検索機能」があり
撮影すると、AIが形や色を識別し、同じようなものが出てくるのです。
これだと思うものをクリックすると、ここで販売しています。などと教えてくれるのです。

本当かどうか?ラックをグーグルレンズを使って「パッシャ」っと撮影!
そうしますと、、、出てきました! 
同じラックが!そして販売店(ネットショップ」)や値段まで!
早速、スマートフォンで注文。すると、次の日に到着!

さっと撮影すれば、いろいろな情報が出てくるそうで、若者達は結構使っているそうなんです。

この「検索機能」、私にとりまして実用的な使い方は、趣味の魚釣りのシーンです。
時々、釣った魚の名前が解らない時があります。
そんな時に「パッシャ」!!! 魚の名前を教えてくれるとか!?
(まだ使っていませんので、今度、試してみたいと思います。)

その他にも、「翻訳機能」があり、外国語を「パッシャ」と撮影、そうしますと、
日本語に翻訳してくれるとか、これは、本当に便利です。

外国語で書かれた商品パッケージを「パッシャ」
外国語の商品説明書を「パッシャ」
外国語で書かれた料理のメニューを「パッシャ」等々、

逆に、日本語を外国語にも翻訳してくれるので、
海外の方と接する時等には大活躍しそうです。

本当にすごい時代になりました。技術革新のスピードの速さをまざまざと感じました。
スマートフォンやインターネット、SNSなどの出現も含め、
どんどん時代が変化していっています。
さまざまなものが使い方次第で、いいようにも悪いようにもなる時代。
しっかりと自分の判断で、便利に使っていきたいと思った2月の出来事でした。

そんな2月、私どもは、技術革新とは遠く、昔から変わらない製法で、
十黒梅の仕込み(お酒造り)に励んでおります。

以前のこの手作り新聞でもご紹介させて頂きましたが、
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)は、
どくだみの搾り汁(青汁)に黒糖と梅肉エキスを加え、
酵母菌でアルコール醗酵させたお酒でございます。

酵母菌(微生物)が糖を食べ、アルコール醗酵するの過程で、「熱」を持ちます。
この「熱」をコントロールする事が、製品造りのポイントになります。
夏の暑い時期だと、上昇した「熱」を下げる事が難しく、
冬の寒い時期だと、これが比較的かつ安定的に管理できるからです。

おそらく、ほとんどの日本酒の酒蔵様も
この時期にお酒造りをなさっているのではないでしょうか?
(最近では、高性能の温度管理ができる設備もあるようで、
 一年中通して、製品作りが可能になってきています。)

アルコール醗酵は、まさしく酵母菌の力の賜物です。
そして、その様子は本当に神秘的で、
タンク内の原材料〔どくだみの搾り汁(青汁)+黒糖+梅肉エキス〕の表面が、
「ぷくっ」「ぷくっ」と動きだす様は、いつ見ても感動を覚えます。
微生物の力に驚くばかり、感服しております。

そして総じて、自然の恵みといいましょうか、
どくだみも自然のものですし、黒糖もサトウキビから作られた自然のものです。
梅肉エキスも生梅をすり潰し、それを数日間煮詰めできた自然のものです。

自然の産物が自然の力で、製品になる。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅は、自然の恵みの結晶かもしれません。

ここには、技術革新はありませんが、
自然の力、昔から変わらない製法を大切に
自然の恵みに感謝して、皆様のお役にたてますよう、
しっかりと製品造りに励んで参ります。

季節は冬本番、寒い毎日が続いております。
コロナの心配もまだまだ続くようです。
ご体調を崩されませんよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第175号 2022年1月発行
「あけましておめでとうございます。」

あけまして、おめでとうございます。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

旧年中は、十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
今年も、皆様のお役立てができますよう、栽培から搾り加工、酒造、お届けまで
社員一同、精一杯頑張って参ります。
本年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

新しい一年、2022年がスタートしました。
新年早々、新型コロナウィルスの変異株、オミクロン株のニュースが駆け回っています。
昨年末頃から、コロナも小康状態となっていて、やっとの思いがしていた矢先の事で、
今年一年の気持ちのいいスタートが、ちょっとつまづいた感を持っていますが、
正しい情報を入手し、正しく適切に冷静に対応したいと思っています。

お正月は、大学生の子供達二人が久しぶりに帰省しましたので、
家族揃って過ごすことができました。

三が日初日の元日は、朝はゆっくりモード。
近くの神社に初詣に行き、お墓参りをして、
私の実家に顔を出し、妻の実家でおいしいお酒を頂き。。。。。
穏やかなお正月を迎える事ができました。

2日は、朝から大忙し。
なかなか皆で揃うチャンスが少ないだろうからと、
妻や娘を含め、親戚の女性陣6人が着物に袖を通し、
記念撮影をし、家族で華やかな一日となりました。

3日は、お正月でなまった体を少し動かそうと、
家から浜辺までのお気に入りコースを往復1時間半のウォーキング♪

この浜辺は、初日の出を見ようと元日には大勢で賑わったそうですが、
3日となると、日の出はそこまでありがたくないようで、
私のようにウォーキングをしている人や、
マラソン大会に備えランニングに汗をかいている人、
犬の散歩をしている人などとすれ違いました。

目の前に広がる太平洋!本当に広くて大きい!
大きな海を見ると、何だか気持ちが大きくなるといいましょうか、
おおらかといいましょうか、穏やかな気持ちになるような気がします。

しばらく、堤防に腰をおろし、繰り返す波の音に耳を傾けながら、
目を閉じて、今までの記憶に思いを寄せました。

私ども食援隊は、平成18年(2006年)2月の創業です。
早いもので、16年という歳月を重ね、今年で17年目となります。

最初は、小さな事務所を借り、妻と二人で始めた会社でしたが、
お蔭様で、社員も増え、自前の事務所を持つことができるようになりました。

それから、どくだみの栽培と搾り加工の会社「どくだみ農園」を
新しく設立し、畑や工場を所有し、酒造免許を取得しました。
現地のスタッフも増員し、少しずつ少しずつ、
会社として形になってきたように思います。

この16年を振り返りますと、決して順風満帆という訳ではなく、
場面場面で乗り越えなければならない厳しい壁がありました。
当時は、その壁に圧倒されましたが、
なんとか皆で乗り越える事ができ、今があります。

一緒に頑張ってきたスタッフ。
ご指導、ご協力頂きました皆様
そして何より、十黒梅をご愛飲の皆様の
お蔭と心より感謝しております。
本当にありがとうございます。

当時の事に思いを馳せながら、
耳には、心地よい波の音が繰り返されます。

「ざぁ~、ざぁ~、ざぁ~、・・・・・・・・」

ふと、私が会社を設立してから、波は何回繰り返されたんだろう
そんな意味不明な事が頭をよぎりました。

「ざぁ~、ざぁ~、ざぁ~、・・・・・・・・」 
1秒から2秒くらい???

仮に2秒でカウントすると、1分間で30回、1時間で1800回
1日で43200回、1年間で15,768,000回、10年間で157,680,000回
16年間で252,288,000回 2億5千回を超える波!

海が誕生してから、今までの回数を考えると・・・
那由他、不可思議、無量大数・・・

その大きさの前には、私など本当に小さく、
ナノ、ピコ、フェムト、アト、ゼプト、ヨクト・・・・ 
いやもっともっと

そして、その波音と一緒に、これから始まる2022年の
心構えといいましょうか、取り組む姿勢といいましょうか
3つの事を考えました。

まず1つ目は、「謙虚」という事です。
この大きな海、そして永い年月の前では、小さすぎる。
決して驕らず、威張らず、謙虚な心を大事にしたいと思います。

次に2つ目は、「ポジティブな気持ち」という事です。
この大きな海が誕生してから、世界中では大変な事があった歴史があります。

一昨年から新型コロナウィルスが猛威を振るい、世界を混沌とさせています。
しかし過去には、人類を脅かしたさまざまな疫病も多数ありました。

この一年、あまりネガティブになりすぎず、
ポジティブな気持ちも大切にして、
前向きに何事にも取り組んでいきたいと思います。

最後の3つ目は、「感謝」の気持ちです。
この海の恵み、自然の恵みがあるからこそ、今の私達があると思います。

  太陽が海や川の水を温める → 水蒸気になって空中へ →
  → 空中でたまって重くなって雨が降る → 大地に水分を与え農作物が育つ
  → 雨はまた川に戻り海へ →

海があるからこそ、水があり、私達は生きる事ができる。
そう小学校の先生に教えてもらった記憶があります。
自然の恵みにはもちろんの事、当たり前の事であったり、健康であったり、
まわりの方々にも、感謝の気持ちを忘れない、そんな一年にしたいと思います。

2022年、本年も何卒、どうぞよろしくお願いいたします。

季節は冬本番、お風邪など召さぬよう
「手洗い、うがい、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸