第47号 2011年5月発行
「5月のどくだみ畑」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

千年に一度と言われる、甚大な被害をもたらした
東北地方太平洋沖地震から、2ヶ月が経ちました。
新聞やテレビなどの各メディアから流れてくる被災地のご様子を拝見する度、
2ヶ月が経ったとはいえ、まだまだ復興の目処が立たない状況、
そして、被災された皆様のご苦労・ご不便のご様子に、
本当に本当に本当に、身につまされる思いをしております。
謹んで心よりお見舞い申し上げます。
一日でも一刻でも早い復興を、
皆様のご無事とご健康を心よりお祈り申し上げます。

さて今回は、
5月の私どもの「どくだみ畑」の様子をご紹介させて頂きます。

2月にどくだみの新芽が見え始めた畑に、
霜避けのために不織布のシートを被せ、
3月は、どくだみの生育を楽しみにしておりました。
4月に入り、霜の心配がなくなり、シートを外してみると・・・

雑草!雑草!雑草!雑草!雑草!
いたるところに雑草が生えているではありませんか!
(もちろん、どくだみもしっかりと育っております。)

そうです!雑草も不織布のシートの下、暖かい環境で霜にやられることなく、
見事に無事にしっかりと育っていました。

2月に、何日もかけて雑草と格闘した日々が無になったようで、
残念というか、がっくりというか、無力感を感じました。
そして改めて、農業の難しさというか大変さというか、
農家さんのご苦労・大変さが骨身にしみました。
しかし、気落ちしていても何も始まりません。
この雑草と格闘するしか選択肢はないのです。

畑に腰を落とし、どくだみをかき分け、
雑草を一つ一つ根を残さないように抜いていきます。
改めて、植物の力とうか生命力というものを感じました。

しばらく無心になって雑草と格闘しておりましたら、
風と鳥の声に混じって、どこか遠くで、蝉の声が聞こえました。
4月の半ばというのに、蝉の声とは!
もう暑い夏は目の前にやってきているようです。

春夏秋冬、季節はこうして毎年毎年、何も変わらず訪れてきてくれます。
大空とどくだみ畑にサンドウィッチされ、さわやかな空気に包まれ、
自然の移り変わりを感じた事が妙に嬉しく、
なんだかちょっとだけ幸せな気持ちになりました。

私のお腹の時計がお昼を知らせようとしたその時、ドンピシャのタイミングで
正午を知らせるサイレンが畑に届きました。
腰を伸ばし、雑草を引いてきた後ろを振り返ると、
どくだみが心なしか嬉しそうに、風に葉を揺らしているのが見えました。

雑草と格闘する前は、気持ちが本当に滅入っていましたが、
きれいになった畑をみると、爽快な気持ちに包まれ、
正午のちょっときつめの春の陽射しが、とても気持ちよく感じました。

こうして雑草との格闘は、約半月、畑内を1周2周とし、
5月を迎え、雨上がりのどくだみ畑に足を向けると・・・・

どくだみはイキイキとして
なんとも愛らしい、蕾をつけているではありませんか!
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一生懸命、雑草を引いた甲斐がありました。
努力が少し報われたようなちょっと嬉しいでいっぱいです。
これからどんどん暖かくなり、どくだみもどんどん育っていくことでしょう。
6月の収穫が、本当に今から楽しみでなりません。

以前ある方が、
「細川さん、この畑は、幸せ発信基地ですね」とおっしゃって下さった事があり、
私は、そんな大げさな事をと・・・と思っておりましたが、
嬉しそうに風に揺れているどくだみに囲まれ、
この地のどくだみが皆様に喜んで頂けるようになると思うと、
おっしゃって頂いた事が、妙に恥かしく感じながらも、この上なく嬉しく感じました。

これからも、皆様のお役に立てるよう、頑張って参ります。
皆様の健康管理、健康作りに、
十黒梅(じゅっこくばい)がお役に立てれば幸いです。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸