こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。
3月11日の甚大な被害をもたらした東北地方太平洋沖地震から、4ヶ月が経ちました。
カツオの水揚げが始まった等の明るいニュースはあるものの、
4ヶ月が経った今でも、がれきの山はそのまま、学校の体育館での被災生活、
そして、なかなか前に進展しない原発問題等、
テレビや新聞から伝わってくる苦難の様子に、
本当に本当に本当に、心が痛む思いをしております。
謹んで心よりお見舞い申し上げます。
一日でも早い復興を、皆様のご無事とご健康を心よりお祈り申し上げます。
さて今回は、どくだみ畑の収穫のご報告をさせて頂きます。
5月から始まりましたどくだみ草の収穫と搾汁が、無事に終了いたしました。
収量は昨年以上の収穫でしたし、搾汁作業のメンバーや、農家さん、
関わって頂きました皆様全員が、誰も怪我もなく無事に終えた事が
本当にありがたく嬉しく感謝しております。
畑での収穫作業は、手刈りで鎌を使いますので、手元を間違えば怪我をしますし、
搾汁作業では、高回転のカッターや搾汁に使うプレス機といった機械を使います。
これこそひとつ手元が間違えば大きな大きな怪我になります。
私は10年ほど前、当時の職場で、機械に右手の人差し指が挟まり、
第一関節から先を飛ばすという大怪我の経験があります。
救急車で運ばれ、すぐに結着手術をして入院生活を3ヶ月以上送りました。
お陰様で、無事に手術は成功し、経過も順調で、
少し不恰好な指で、少し不便ではありますが、
現在では、日常の生活には何ら問題はなく、日々励んでおります。
そういった経験から、どくだみの仕事に関わって頂いた皆様全員が、
何の怪我も無かった事が本当に本当に本当に
何より良かったと感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、どくだみを生産して頂いた農家さん、搾汁作業をしたメンバーで、
打ち上げと反省会と親睦会と称し、「どくだみ収穫祭♪」を開く事になりました。
(収穫祭♪とは言っても、ただの飲み会です。)
スタート時間は、午後6時。
地元の方々は、時間をキッチリ守る習慣があるのか
それとも、この日は、高知も日中は30℃を越える暑さに見舞われ、
早くキンキンに冷えたビールをギュッと飲みたいのか、
10分前にはほとんどの方が集まりました。
そして、こちらの地方(高知県の西部・幡多地方)では、
乾杯の合図の前から、集まった人から勝手に
飲み食いをするというフライングの習慣があるようで、
この日も、その習慣通り、定刻前、全員集まる前、乾杯前から、
ビールをグイグイっと・・・
私も周りの皆様と同調してフライングを♪
キンキンに冷えた生ビールをグビっグビっとノドに走らせました。
そのビールの美味しいこと、美味しいこと。
昔のテレビCMで「ビールを発明した人に、ノーベル賞をあげたい!」と
いうテレビCMが昔あったと思いますが、
本当に本当にその通り、同感、ノーベル賞でも金メダルでもあげたいと思いました。
特に今回は、収穫と搾汁の打ち上げ、
単身赴任しながら、汗まみれ泥まみれになって、
雑草を引き、どくだみ畑の手入れをしてきた事と、
これで、十黒梅をご愛飲の大切なお客様に、
しっかりと材料が確保できた事を思うと
感慨無量の思いがこみ上げ、ビールの味も格別です。
定刻の6時を10分を過ぎた頃でしょうか、全員が集まり、
ようやく正式な打ち上げと反省会と親睦会と称した「飲み会」の乾杯です。
仕切り人の方が
「それでは、乾杯の挨拶を・・・・誰にお願いしようか???・・・・
あっそうだっ!今まで乾杯の挨拶をした事のない人にお願いしましょう。
田所さん、お願いしますっ!」
田所さんは、通称:フミちゃん(80歳)
今回、どくだみを栽培して頂いた方の中では、最高齢の方です。
私の母の名前も、フミと言いますので、
妙な親近感というものがあり、本当によくして頂いております。
フミちゃん:「いやぁ~、こまったぁ~、ほんとに、
生まれてこのかた、乾杯の挨拶らぁ~したことないがにぃ~」
仕切り人:「そうやろ、そうやろ、まぁ~、身内同士やけん、気楽にやったやぁ~」
フミちゃん:「そんな事、いうたちぃ~~~」
フミちゃんは、本当に困っている様子でしたが、
集まった皆さんの温かい拍手と応援で、ビールを片手に
フミちゃん:「どくだみの仕事をさせてもろうて、
本当に幸せです。お陰で長生きができます。
細川さん、本当に、黒潮町に来てくれてありがとうございます。
これからも一生懸命、どくだみを育てます。それでは、乾杯!」
一同:「乾杯っ!!」
フミちゃんの挨拶に、ただただ目頭が熱くなるばかり、
私の祖母のような方から、こんな嬉しい言葉を頂けるとは、
本当に本当に本当に、ただただ幸せな気持ちで一杯です。
その後、フミちゃんのところに、お礼に伺い、いろいろとお話をさせて頂きました。
そして、たくさんたくさん嬉しい言葉を頂きました。
その中で、とても印象的だったのが、
年輪を重ねたシワの手で握手をしながらニコニコ笑顔で、
フミちゃん:「どくだみを作り始めて、病気をする暇がないがよ、
ますます元気になりゆう、細川さん、本当にありがとう。」
もともと私の妻が体調を崩し、それを何とかしたい!!! と思い、
たどり着いたのが、どくだみ酒でした。
それをきっかけに始めたこの事業ですが、
十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲の皆様からの嬉しいありがとうのお声、
どくだみを栽培して頂いている農家さんからの嬉しいありがとうのお声、に囲まれ、
本当に本当に本当に、何より幸せです。
これからも、そのありがとうのお声にお応えできるよう、
皆様のお役に立てますよう、精一杯頑張って参ります!!
それでは、失礼します。
細川 泰伸