第74号 2013年8月発行
「眠れぬ夜」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

いやぁ~、今年の夏は本当に本当に本当に「暑い」ですねぇ~
「暑い」という漢字より、「熱い」という漢字の方が合っているような暑さです。

先日、息子の少年野球の応援に行きまして、
日焼け対策とばかり「腕抜き」を着用しましたところ、
腕は、日焼けしなかったものの、手首から先が真っ黒に日焼けし、
素手なのに、黒い手袋をしているような不恰好な姿になっております。

本当に陽射しが厳しい毎日が続いております。

近所の方との挨拶も「いやぁ~、本当に今年の夏は異常なくらい暑いですね~」と
必ず「異常なくらい」という修飾語をつけてしまいがちな程の暑さです。

それで、ふと昨年の事を振り返ってみますと・・・
昨年も同じように「異常なくらい」という修飾語をつけていたように記憶しています。

そこでっ!インターネットのホームページで今年と昨年の気温を調べてみました。
(今は、本当に便利になりました。パソコンでチャッチャッと調べる事ができます。)

私が小学生の時の夏休みには、
毎日の天気や気温を日記に書くという宿題がありました。
ついつい忘れて、8月31日に友人に教えて貰おうと電話したところ、
その友人も記録 をしてなく、 また別の友人に電話して・・・その友人も・・・、
また別の友人に電話して、やっと! といった記憶があります。
(話が脱線しまして、申し訳ございません。)

話を戻しまして、こちら高知の今年の7月の最高気温を調べてみました。
7月5日から31日まで、連続で27日間も最高気温が30℃以上を計測しております 。
ちなみに昨年7月はどうかといいますと、最高気温が30℃を超えたのは22日間。
(連続ではありませんでした)

やはり確実に、今年は昨年よりも暑さが厳しいように思います。
どうか皆様、熱中症には、くれぐれもくれぐれもお気をつけ下さいませ。

話はこの「暑さ」をテーマに続けまして、こう暑いと夜が寝苦しくて、
どうしようもありません。
毎晩毎晩、寝苦しい「眠れぬ夜」が続いてます。
この季節になると、どうしても忘れられない高校の時の思い出があります。

それは、私が高校一年生の夏の寝苦しい寝苦しい寝苦しい「眠れぬ夜」の事でした。

当時、私は寮生活をしてました。寮によっては、
2人部屋から60人部屋というさまざまなタイプがあり、
その夏は、中学1年生から高校3年生までゴチャ混ぜの60人部屋で、
ある意味、男臭さにまみれて青春を送ってました。

毎晩10時30分の消灯の時間が来ると全員ベッドの前に整列して「点呼」です。

寮長:「番号はじめっ!」の合図に
寮生:「1」「2」「3」「4」・・・・・と
順番に1人ずつ声を出していきます。

ここで、人数が足りないということは大変な事です。
中には、寮生活の厳しさに耐えかねて、こっそり脱走する寮生がいるんです。

カッコ良くいえば、まるで軍隊!
リチャード・ギアの「愛と青春の旅立ち」の世界
カッコ悪くいえば、まるで刑務所!
クリント・イーストウッドの「アルカトラズからの脱出」の世界

それでその日は、無事に全寮生がいて「おやすみなさい」と、一斉に声に出し
ベッドの中にもぐりこみました。そのまま朝までグッスリ眠れるはずだったのです。

ところがっ!夏の暑い夜ですから、寝苦しいんです。
おまけに、当時の寮には冷房がなく、これまた、寝苦しいしんです。

それから、山の間に寮がありましたから「虫の声」が耳に響き渡ります。
風情も何もあったもんじゃありません。寝苦しさ倍増!

そして60人もいると「いびき」のうるさいのから「寝言」のうるさいのがいて、
いい加減暑くて、うるさくて寝苦しいのに輪をかけて、
寝苦しくてたまったものではありません。

まさに「眠れぬ夜」!!!!

もう、どうしようもないので、頭の中でひたすら羊を数えます。

途中、なぜ?羊なのか? ヤギではだめなのか? 牛ではだめなのか?
ふと、そんなどうでもいいことを考えると、余計に眠れなくなってきます。

それで、忘れられないその出来事は、羊の頭数が500を超えた時に起こりました。

急に!私から5つぐらい隣のベッドから
「元気ぃぃいいい
だしていくぞぉぉぉおおおお~!!!!!」
と大声の寝言が聞こえてきました。

野球部の寮生で、おそらく練習の夢を見ているのでしょう
夢の中まで、白球を追いかけるとは、まさにまさにまさに青春です。

微笑ましく思えた、コンマ数秒後、間髪置かず!

「声がぁあ、
小さいぃぃいいいいい!!!!!!」
と別のベッドから、これまた、大声の寝言が返ってきました!

寝言の主は、野球部の先輩です。
どうやら、こちらも夢の中で白球を追いかけています。熱いっす!

夢の中で、寝言で先輩が後輩に気合を入れるとは。。。

熱血球児恐るべし!!!!

以上、もう二度と巡り合えない「眠れぬ夜」の思い出でした。

とにもかくにも、暑い毎日が続いておりますし、まだまだ続きそうです。
重ね重ねになりますが、熱中症、体調管理には、くれぐれもお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸