第122号 2017年8月発行
「感謝」と「感服」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

今年の夏は、本当に「暑っっっ~~~い!」いや「暑すぎっっっ~~~!」
去年までは、夜就寝時は、エアコンにタイマーをかけ、
朝には止まるようにしておりましたが、
今年は、朝までエアコンをかけっぱなしです。
いや、本当に「暑すぎっっっ~~~!」

その暑すぎる中、「感謝」と「感服」を感じました。

まず、「感謝」は、
先日、この炎天下の中、どくだみ畑に立ちますと・・・・
もう一瞬で、全身から汗がダラッダラッ! もうクラクラしそうです。

なんとかなんとか、その場をしのぎ、急いで畑近くの単身アパートに帰り、
いの一番でエアコンのリモコンに手を伸ばし、「冷房」ボタンを必死の思いで押しました!
冷たい風を求めて、風口に体を近づけ、今か今かと涼を待ちます!

ところがっ!がっ!がっ!がっ!がっ!
一向に、冷風はやってきません。生温かい風が汗びっしょりの私に吹き付けるだけです。
そうです!「故障」という二文字が、私の心をズタズタにしました。

簡単な装置なら、何とか直せるのですが、ことにいたって相手はエアコンです。
下手にいじって、修理不可能となっては、高いものにつきます。

ひとまず、湯船に水を張り、水風呂に入り、汗を流し頭を冷やし、次の一手を考えます。
そして「修理屋さんを呼ぶしかない!!!」と、当り前の名案に我ながら感心し、
早速、水風呂からあがり、扇風機全開の前に仁王立ちして、修理屋さんに電話します。

ところがっ!がっ!がっ!がっ!がっ!
その日は、修理屋さん、仕事がビッシリ入っていて、翌日になるとか・・・

このまま、エアコン無しのこの部屋で、どうやって一晩を過ごすのか?
頭をフル回転させて、その方法を考えます。

「暑くて寝苦しくなったら、水風呂に入りに行く」
「近くの漁港から、氷を買ってきて、部屋の真ん中に置く」
         (氷は10kg:200円で販売してます)
「2時間半かけて高知市内の自宅に帰り、明日の早朝、もう一度ここに戻る」
・・・・・・・等々
どれも、あまりいい手には見えません。というよりどれも悪手です。
(将棋の藤井聡太四段なら、簡単に好手が浮かぶものの、さすがに私では・・・・)

「下手な長考、休むに似たり」といったところでしょうか?
ここは、第三者の意見を聞くべく、妻に電話をします。

妻:「二階事務所で泊まったら?」(最善手!)

おっと、その手がありました。幸い、工場の上にある二階事務所のエアコンは正常に動いてくれています。
ソファで寝る分、ゆっくりはできないものの、一晩だけなら・・・
それに工場の操業当時は、非常時のために、二階事務所に寝泊りをしておりました。

そんなこんなで、その夜は、2009年以来の事務所泊りとなり、
月日の流れの早さ、そして、今までの記憶に思いを馳せ、
心地よい冷風に包まれ、静かに眠りにつきました。

しかしそれにしても、本当に機械の故障は困ったものです。
当り前に動いている時は、その機械のありがたさを感じる事はありませんが、
動かなくなって、はじめてそのありがたさを感じます。

そういえば、私は中学一年から、親元を離れ寮生活を送りました。
離れて、初めての親のありがたさに気づいたことを記憶しております。

それから、最近では、大阪で生活している長女のところに妻が滞在する際は、
家は私と長男だけになりますので、掃除・炊事・洗濯・ゴミ出し、etc
いやぁ~~~、もう本当に大変です。妻のありがたさを再認識します。

また、椎間板ヘルニアで腰を痛めた時、
機械に右手人差し指が挟まり、切断事故があった時、etc
体を痛めて入院した時には、本当に健康のありがたさを実感しました。

改めて、日々当り前の事に感謝しなければならない、そう心に感じました。

次に「感服」は、 ズバリ!・・・・「どくだみ」です。
この炎天下の下、めげず、へこたれず、しっかりとその葉を広げています!

どくだみは、時には薬草として重宝がられるものの、
そもそも一般的には、嫌われ者の雑草の一種です。
引いても引いても引いても、どんどん生えてくる・・・
何とかならないか?と多くの方は思っているはずです。

どくだみは、中国から伝わってきたと言われ、
中国の古典『名医別録(483~496)』に記されています。
つまり、1500年間も嫌われ続けてきた雑草です。

嫌われて1500年間! その間、想像できない気象状況もあった事でしょう、
もしかしたら、今年の炎天下などは、すでに経験済みで
「どくだみ」からしたら大した事のない事かもしれません。

実際、4年前の2013年8月、どくだみ畑のある黒潮町の隣町の四万十市で、
10日~12日まで3日連続で40度を超える暑さで、
12日には、観測史上最高の「41.0度」を記録しております。

今年は、そこまで暑くならないとしても、
30度を超える毎日が続いていて、
実際、この炎天下の畑にちょっと立っているだけでも、
全身から汗がダラッダラッ!です。
どくだみのその逞しさに、ただただ「感服」しました!

少々、嫌な事があっても、思い通りにならない事があっても、
腐らず、腹を立てず、へこたれず、辛抱強く、感謝の気持ちを忘れず
前向きに逞しく頑張っていきたいと強く思いました。

季節は、真夏の真っ只中!暑さ対策としっかり水分補給!
熱中症等で体調を崩されませんよう、
うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸