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第126号 2017年12月発行
「今年一年、本当にありがとうございました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

カレンダーは、あっいう間に12月っ!
お正月に初詣をしたのは、つい先日のように思え、
月日の経つ早さに改めて驚いております。

この早すぎた一年を振り返りますと、本当にいろいろな出来事がありました。
その中で2つ、個人的に私の心に強く残った事をお話させて頂きます。

まず一つ目は、私の趣味の一つでもあります「将棋」です。
今年は、彗星のごとく現れた中学生棋士・藤井聡太四段の29連勝の大活躍で、
「将棋フィーバー」の一年だったと思います。

テレビのワイドショーでは、連日のように藤井四段の話題が取り上げられ、
将棋の話には、ほとんど耳を傾けなかった私の妻まで、
「竜王戦って、どんな戦い? 藤井君はC級2組って聞いたけど、級って何?」等々
将棋の話をドンドン聞いてくるようになりました。

それから、将棋界を代表する加藤一二三九段の引退!
将棋の一時代を築いた大棋士の引退は、本当に感慨深い思いがいたします。
と、同時に、その異才を放つキャラクターでの今後の活躍が本当に楽しみです。

そして、今年一年の極めつけは、「永世七冠誕生」ではないでしょうか?

平成29年12月5日(火)16時23分、その時、歴史が動きました。
前日4日から鹿児島県指宿市で行われた第30期竜王戦 七番勝負第5局
羽生棋聖が渡辺竜王を下し、竜王位を奪回し「永世竜王」の資格を得ました。
同時に、過去誰一人として達成できなかった「永世七冠」を
羽生善治棋聖が達成したその瞬間でした。

現在将棋のタイトルは、今年から「叡王」が加わり、
「名人」「竜王」「棋聖」「棋王」「王位」「王座」「王将」の
八大タイトルとなっていますが、
長らく七大タイトルを、全棋士がしのぎを削って戦ってきました。

「永世」の称号を得る事ができるのは、
今回の竜王戦では、連続5期または通算7期のタイトル獲得となっています。
(各棋戦によって、獲得条件は異なるようですが、最低でも5期は必要のようです。)

一つでもタイトルを獲得できれば、それはそれは凄い事なのですが、
少なくても5年以上獲得し「永世」の称号を得る事は、驚くべき事だと思いますし、
ましてや七つのタイトル全てとなると・・・
まさしく、前人未到の大偉業と言っても過言ではないと思います。
(平成7年度は、七大タイトル全てを同時に獲得した事も大偉業でしょう。)

今回の大偉業にあたり、今期の羽生棋聖は、保持をしていた三つのタイトルのうち、
「王位戦」では菅井竜也七段に、「王座戦」では中村太地七段に破れ、
「棋聖」だけとなっていました。

ここ数年の若手の台頭は激しく、私は「さすがの羽生棋聖も・・・」と、
正直、一抹の心配をしておりました。
また竜王戦は2002年の獲得以来、4度目の挑戦15年も遠ざかっていたタイトルです。
それから相手は、この棋戦になると、めっぽう強い渡辺竜王です。
羽生棋聖には、同年代として、何とかここで頑張って欲しいと切に願っておりました。

歴史が動いた「羽生永世竜王誕生」の速報を聞いた瞬間、
私の涙腺が勝手に緩み、ただただただただ言葉にできない
私の粗末なボキャブラリーでは表現できない、高揚する思いが込み上げました。

さらにさらにさらに、驚愕したのは、対局後の会見で
「将棋そのものを本質的にわかっているかというと、
まだまだ何もわかっていないというのが実情」との談話。
・・・・私は、もう言葉にできません。

同年代にもの凄い人がいて、同じ年代を一緒に生きる幸せ、喜び、励み、刺激・・・
いろいろな思いがいっぺんに込み上げて目頭が熱くなりました。

次に、今年の個人的に私の心に強く残った事は、
「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅、発売10周年」です。

皆様、本当に本当に本当にありがとうございます。

妻の体調不良がきっかけで開発しました「十黒梅」、
発売当時は、本当に売れるのだろうか?と心配しておりました。

思い起こせば10年前、当時6歳と4歳の長女と長男が、その年の初詣で
「どくだみが、うれますように」と突然、声に出して 手を合わせた時には、
涙を押さえる事ができませんでした。 昨日の事のように、ありありと思い出します。

十黒梅が完成し、製造ラインに乗り、大量に製造された時は 「もし売れなかったら・・・」と、
少々心が縮む思いがしましたが、 その時、妻があっさりと、
「自分達家族が飲む一生分を先に買ったと思えばえいやん」 と言ってくれたことは、
今でも忘れる事ができません。

どくだみの栽培に関しても、大変な思いを致しました。
いろいろな方に栽培をお願いしましたが、なかなか首を縦に振ってくれません。
それもそのはず、先祖代々の大事な大事な畑で、
駆除に困っている「どくだみ」をわざわざ育てるなんて・・・・
ましてや、発売前ですから必ず売れる保証はありませんし、
どこの馬の骨ともわからない私のお願いです。

そんな中、黒潮町の農家さんが栽培を了承して頂いた時は、
本当にありがたく涙が出る思いがしました。
と同時に、中途半端な事は絶対にできないという使命感も感じました。

その後2008年に、黒潮町で農業生産法人「どくだみ農園」を立ち上げ
2009年には、どくだみの搾り工場が操業し、
2010年には、酒造免許を取得、酒造設備の整備で
どくだみの栽培から搾り加工、酒造、販売まで全て私どもで一貫する事ができました。

栽培にご尽力を頂いた農家さん、工場設備にお力を頂いた皆様、
温かく迎え入れて頂いた黒潮町の皆様、その他、関係者の皆様、
そして、何より十黒梅を永く永く永くご愛飲頂いております皆様、
心より厚く厚く厚く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

これからも、皆様のご期待にお応えできるよう、皆様のお役に立てるよう、
社員一同、精一杯、頑張って参ります。

今年一年、本当にありがとうございました。
来年も、何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。

季節は冬本番、12月4日には、異常天候早期警戒情報が発表され
寒い毎日が予想されます。
こちら四国でも山間部は雪が舞っております。
お風邪などお召しにならぬよう、体調を崩されませんよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第125号 2017年11月発行
「無限ピーマン」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

季節は、ちょうど冬の入り口といったところでしょうか?
こちら南国高知でも、朝は10℃を下回る日もあり、
我が家の暖房設備はブルペンで肩を作っている状態です。
日中は、小春日和という言葉がぴったりの穏やかな陽気に包まれ、
お昼休みの一杯のコーヒーが一番美味しい季節かもしれません。

黒潮町のどくだみ畑といいますと、
穏やかな日差しと、太平洋からの爽やかな風が心地よく、
陽射しが強く、暑すぎた夏はようやく終わりを告げ、
どくだみ達も小さな葉をゆらゆらと気持ちよさそうです。

振り返れば、毎年の事になりますが、真夏の炎天下での草引きは酷を極めました。
引いても引いても、次から次に生えてくる雑草に、
ただただ、黙って引くしかありません。
農薬を使ってない畑は、まさしく雑草天国です。

やっと引き終わったぁ~~~、後ろを見ると、
新しい雑草が背を伸ばし始めているのです。

お陰様で誰も体調を崩す事なく、無事にピークを終える事ができました。
どくだみ達も他の草が少なくなったので、何だか喜んでいるようです。

これも、十黒梅をご愛飲の皆様からの嬉しいお声、お喜びの声が励みになり、
どくだみをしっかり育てる事の喜びを全員で共有できたからだと思います。
皆様、本当にありがとうございます。

これから、寒い季節を迎え、どくだみ達は土中で力を蓄えるようです。
この間、しっかりと来年の収穫に向けて準備をしていく予定です。

どくだみ畑 どくだみ畑

さて、準備といえば、準備要らずの簡単メニューが弊社内で大流行しております。
その大人気メニューの名前は・・・・・  「無限ピーマン!」
(無限に食べられるくらいの美味しさで、その名前がついたそうです。)

お客様担当の西内が、社内で話題にした最初の一人で、
あまりのその手軽さ、美味しさに、社員全員で持ちきりになっております。

インターネット上に、レシピが掲載されており、それぞれ、若干の違いはありますが、
妻が多用している作り方はといいますと

【1】ピーマンを刻む(輪切りでも千切りでもOK)
【2】シーチキンを加える
【3】塩コショー、鶏ガラスープの素、ゴマ、ゴマ油 を適量加え 混ぜる
【4】レンジでチンしてOK

社内の小笠原は、鶏ガラスープの素の代わりに、中華ダシや香味ペーストを使ったり
最後にカツオ節をかけて、バージョン違いを楽しんでいるとの事です。

このメニューの凄いところは、どちらかといえば、嫌われ者のピーマンが、
いくらでも食べられるくらいに大変身するところにあると思います。

かくいう我が長男も、どちらかといえば、ピーマンは敬遠しがちな方ですが、
この無限ピーマンが食卓に並ぶと、ペロッとあっという間に、お皿がからっぽになっています。

ご興味のある方は、一度お試し下さいませ。

嫌われ者が大変身といえば・・・
やっぱり、何と言っても、生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)!!!

ご愛飲の皆様から
「毎晩、寝る前に一杯飲むのが楽しみ」
「これを飲まないと1日が終わった気がしない」
「あのどくだみがこんなに美味しくなるなんて」
等々、嬉しいお声を頂いております。

どくだみもあの独特な臭いで敬遠されがちなものですが、
黒糖と梅肉エキスを加え、酵母菌で醗酵させて作ったどくだみ酒・十黒梅、
永くお飲み続けられる(無限・十黒梅(^^♪)と思って頂けるよう、
永く、皆様のお役に立てれば本当に嬉しい次第です。

また、そのようになるよう、社員全員で、力を合わせて
どくだみの栽培から搾り加工、酒造、販売まで、頑張って参ります。

季節は、寒い冬がもう目の前です。体調を一番崩しやすい季節でもあります。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第124号 2017年10月発行
「30年の時を経て」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は10月に入り、今年も残すところ、たったの3ヶ月!
つい先日、初詣で手を合わせたと思ったら、もう10月!
「歳月人を待たず」と昔の人はよく言ったものです。

そんな時間のスピードを全く感じさせない出来事がありましたので、
ご紹介させて頂きます。

中学3年生の長男、中高一貫校の為、
高校はエスカレーター式に進学できるので、まだ受験はないのですが、
友達の多くが、その先の大学受験の事を考えているようで、
どうやら、本人も少し感化された様子です。

先日の事、参考書を買いたいというので、一緒についていきました。
私が高校生の時に使っていた参考書とは、随分と様変わりしているんだろうな?
今のそれらは、どんな風に進化しているのか?興味津々です。

少しワクワク感を胸に、書店に入り、参考書コーナーに足を向け、
平積みされた「英単語」「英熟語」の参考書に、目を合わせた瞬間っ!

驚きの光景が目の当たりに!

なんと、私が30年程前に大学受験の時に使った、懐かしの
旺文社「英単語ターゲット1900」「英熟語ターゲット1000」!!!!

一瞬、時が止まりました。

特に、「英熟語ターゲット1000」は、自慢する訳ではありませんが、
当時、どこから出てきても、パッと答える事ができる程、
(今では、全て忘れてしまっておりますが・・・)
本がボロボロになるまで、ページをめくりめくりめくり、、、、、

急に、その当時に戻った気になり、思わず、その場でページをめくりました。

そこで踊っている「英熟語」の数々、どれも必死になって覚えました。
30年前にタイムスリップしたような錯覚にとらわれ、
受験前の、言葉ではいい表せない胸が締め付けらるような、
五臓六腑が冷え冷えするような感覚が呼び戻されました。

当時、私の通った高校(明徳義塾)は、
甲子園でも常連校の思いっきりスポーツ校で
(後に、ゴルフの松山英樹、横峯さくら、
 相撲の朝青龍、琴奨菊、栃煌山 他 プロ野球選手多数を輩出)
一般入試で進学を目指した者は私を含め数えるくらいしかいませんでした。

ですから、夏頃には、スポーツ推薦で進路が決まる友人が多く、
翌年春先にしか進路が決まらない私の心境は、穏やかではありませんでした。

そんな私のいつもすぐそばにあった本が、この本です。
先輩:「この本を隅から隅までマスターしたら、絶対に大学は受かる!」の
アドバイスを信じて、拠り所にして、枕元を共にした、
非常に非常に思い出深い、いや深すぎる一冊ですし、
この本がなければ、今の私がないと言っても過言ではないくらいの
貴重な、いや貴重過ぎる存在でした。

そんな思いがあり、この本だけは、どうしても捨てる事ができず、
今でも、私の書棚の隅に、そっと置いてあります。

その本が、30年の時を経て、再び、私の目の前に!
まさしく時が止まったように思えました。

現在は、表紙のカバーがカッコイイ限定版があったり、
正しい発音の聞けるCDがあったり、
スマホのアプリとの連動で聞きながら勉強できたり、
使いやすいカード版があったり
いろいろと使いやすいように進化しているものの、その姿はそのままです。

その30年を振り返りますと、
東京での大学生活、そして東京での就職、高知に帰ってきてからの事。
結婚、子供達との生活、妻と一緒に起業、どくだみ酒の開発、発売、
農業法人取得、酒造免許取得、etc いろいろな事が思い出されます。

その同じ30年、書店の平台に積まれ、
多くの学生が手にし、長く愛用されたこのバイブルを
時を経て、長男が手にするかと思うと、
私は、感慨無量の思いで、その場に立ち尽くしました。

私どもが皆様にお届けしております
「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)」は
お陰様で、今年で発売10周年でございます。
ご愛飲の皆様、本当にありがとうございます。心より、感謝申し上げます。

中には、「お母さんと一緒に」「家族全員で」と、
ご家族皆様でお飲み頂いていらっしゃる方も多く、
親子代々でお続け頂いている事に、喜びを感じております。

十黒梅も、この先何十年と、長年、皆様に愛され続けるよう、
畑の管理、搾り加工、酒造、お届けまで
しっかりと、社員全員で力を合わせ、頑張って参ります。

季節は、フルスピードで秋が深まり、寒暖の差が大きい日も続くと思われます。
衣服の選択も難しく、体調を崩しやすい季節でもあります。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第123号 2017年9月発行
「食欲の秋」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら南国高知は、9月に入り、急に涼しくなってきました。
時々休みがちな、職場帰りに立ち寄る、屋外プールの水温は、
30℃を下回るようになり、
プールに入る瞬間は、冷たさを感じるようになりました。
ちなみに8月は、33度を下回る事がほとんどなく、
ぬるま湯の大浴場に入っているような気分でした。

そして、日の出の時間もだんだん遅くなり、
これまた、時々休みがちな、朝のウォーキングの出発時間の4時30分は、
寝静まった夜の暗さが残り、懐中電灯と反射バンドが必要です。
ちなみに8月のこの時間は、もう辺りが明るくなっていました。

これから、一雨毎に、季節は秋に向かって、まっしぐらですね。

そこで、秋と言えばっ!食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋・・・と、
いろいろな秋がありますが、今回の手作り新聞では、食欲の秋について、
お話をさせて頂きたいと思います。

ここ数日、妻が、大阪で生活をしている長女の大会等で留守をしており、
我が家の料理当番は私となっております。

料理はそれほど苦にはしておりませんが、上手く行かない事もあり、
一緒に食べる長男から、「今日のはちょっとねぇ~」と、
ダメ出しをされる事もあります。

それでも、「今日のはうまい!!いける!」と言われた時は、
なんだか嬉しくなり、ついつい、その同じ料理を続けてしまうと、
「お父さん、美味しいけど、続いたらちょっとねぇ~」と。
なかなか、料理というのは、大変です。

そこで、私の【大きな失敗】と
【ちょっと上手くいったプチ成功】のメニューをご紹介させて頂きます。

【大きな失敗・その1】
  砂糖と塩を間違えて入れた「すきやき」

これは、長男が一口入れた瞬間、顔の色が変わりました!
というより、味見をせずに出した私が間違ってました。
こんな基本的なミス。普段、料理をしないのが、バレバレです。。。

【大きな失敗・その2】
  蒸しすぎた「やきそば」

焼きそばの袋に、「最後に水を少し入れて蒸す」と書いてあったので、
水を入れてフタをして、さあ、出来上がり!
ところが、水の入れすぎで、麺がフニャフニャ。水は少し!ですね。

【大きな失敗・その3】 
  2日目のアヒージョ

前日のアヒージョが大好評でしたので、続けてもう1日!
そして、オリーブオイルがもったいないし、
前日に入れた具材のダシがでていておいしいかな?と思い、
前日使ったオリーブオイルで、決行しました!
ところがっ! オリーブオイルが美味しくないんですね。
これは、やってはいけない事を身を持って体感しました。

【ちょっと上手くいったプチ成功・その1】
  アヒージョ

アヒージョとは、オリーブオイルとニンニクで煮込む、スペイン料理との事で
何やら、最近流行っているようです。
そこで、インターネットのレシピ集を見て、挑戦する事にしました。

その日は、スーパーで「たこ」が特売で出ておりましたので、
メインの具材は「たこ」に決定!

オリーブオイルを加熱し、鷹の爪とおろしニンニクを投入!
(ニンニクは、スライスか微塵切りがいいようです。)
そして、メイン具材の「たこ」と「シメジ」「ネギ」を入れて煮込んで出来上がり!

出来上がったアヒージョを一口
長男:「これ、いける!!」
口数少なになった中学生の長男に、
そう言ってもらうと、ちょっと嬉しく、作った甲斐があります。

オリーブオイルで煮込む事で、
「たこ」の食感・旨みが詰まっているというか?
オリーブオイルとニンニクで旨みが増しているというか?
赤ワインにピッタリのメニューです。

【ちょっと上手くいったプチ成功・その2】
  簡単!つみれ肉団子

「豚ミンチ」と「魚のすり身」を混ぜただけ。
お好みで、おろしニンニクやおろし生姜、塩コショウを適量!
「魚のすり身」は「イトヨリ」が今のところベストかな?と思っております。

これは男料理の定番、鍋料理に大活躍です。
寄せ鍋、水炊き、しゃぶしゃぶ、何に入れてもOK!
我が家の定番メニューとなっております。

【ちょっと上手くいったプチ成功・その3】
  鶏のセセリ肉のぺペロンチーノ風

鶏のセセリ肉を一口サイズに切って、フライパンで炒め、
市販のパスタの素「ぺペロンチーノ」を最後にかけて出来上がり!

これは、実は、私の大のお気に入りでもあります。
冷たいビールがすすむのなんのっ!

セセリ肉の食感と、唐辛子の辛さ、ニンニクの旨み!
想像しただけで、今晩もこのメニューにしたくなってきました。

簡単なものしか作れませんが、
食べてくれる家族が喜んでくれるのは、本当に嬉しい事です。

そして、嬉しいと言えば!
十黒梅をご愛飲頂いております皆様からのありがたいお声です。
今月もたくさん頂いておりまして、後のページでご紹介させて頂きます。

また、インターネットのホームページにもございますので、
「十黒梅 体験談」のキーワードで、
YahooやGoogleで検索して頂ければ幸いです。

十黒梅と、私の料理との大きな違いの一つに、
何と言っても「手間」があげられると思います。

私の料理は、「手間要らず」が基本ですが、
十黒梅は、そういうわけにはいきません。

どくだみの栽培は、一年がかり!
抜いても抜いても生えてくる雑草と格闘し、
やっと「収穫」「搾り加工」「酒造」と進みます。

ですから、一年かけて一生懸命頑張った事に対し
ご愛飲の皆様からの嬉しいお声は、まさしく感慨無量といいましょうか、
言葉でいい表せない思いを感じております。

これからも、皆様に喜んで頂ける事を、お役に立てる事を幸せに感じ、
社員一丸となって頑張って参ります。

季節は、涼しくなってきたとはいえ、
まだまだ、日中は、残暑の厳しい日が続き、
衣服選びに頭を悩ます毎日が続きそうです。

うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第122号 2017年8月発行
「感謝」と「感服」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

今年の夏は、本当に「暑っっっ~~~い!」いや「暑すぎっっっ~~~!」
去年までは、夜就寝時は、エアコンにタイマーをかけ、
朝には止まるようにしておりましたが、
今年は、朝までエアコンをかけっぱなしです。
いや、本当に「暑すぎっっっ~~~!」

その暑すぎる中、「感謝」と「感服」を感じました。

まず、「感謝」は、
先日、この炎天下の中、どくだみ畑に立ちますと・・・・
もう一瞬で、全身から汗がダラッダラッ! もうクラクラしそうです。

なんとかなんとか、その場をしのぎ、急いで畑近くの単身アパートに帰り、
いの一番でエアコンのリモコンに手を伸ばし、「冷房」ボタンを必死の思いで押しました!
冷たい風を求めて、風口に体を近づけ、今か今かと涼を待ちます!

ところがっ!がっ!がっ!がっ!がっ!
一向に、冷風はやってきません。生温かい風が汗びっしょりの私に吹き付けるだけです。
そうです!「故障」という二文字が、私の心をズタズタにしました。

簡単な装置なら、何とか直せるのですが、ことにいたって相手はエアコンです。
下手にいじって、修理不可能となっては、高いものにつきます。

ひとまず、湯船に水を張り、水風呂に入り、汗を流し頭を冷やし、次の一手を考えます。
そして「修理屋さんを呼ぶしかない!!!」と、当り前の名案に我ながら感心し、
早速、水風呂からあがり、扇風機全開の前に仁王立ちして、修理屋さんに電話します。

ところがっ!がっ!がっ!がっ!がっ!
その日は、修理屋さん、仕事がビッシリ入っていて、翌日になるとか・・・

このまま、エアコン無しのこの部屋で、どうやって一晩を過ごすのか?
頭をフル回転させて、その方法を考えます。

「暑くて寝苦しくなったら、水風呂に入りに行く」
「近くの漁港から、氷を買ってきて、部屋の真ん中に置く」
         (氷は10kg:200円で販売してます)
「2時間半かけて高知市内の自宅に帰り、明日の早朝、もう一度ここに戻る」
・・・・・・・等々
どれも、あまりいい手には見えません。というよりどれも悪手です。
(将棋の藤井聡太四段なら、簡単に好手が浮かぶものの、さすがに私では・・・・)

「下手な長考、休むに似たり」といったところでしょうか?
ここは、第三者の意見を聞くべく、妻に電話をします。

妻:「二階事務所で泊まったら?」(最善手!)

おっと、その手がありました。幸い、工場の上にある二階事務所のエアコンは正常に動いてくれています。
ソファで寝る分、ゆっくりはできないものの、一晩だけなら・・・
それに工場の操業当時は、非常時のために、二階事務所に寝泊りをしておりました。

そんなこんなで、その夜は、2009年以来の事務所泊りとなり、
月日の流れの早さ、そして、今までの記憶に思いを馳せ、
心地よい冷風に包まれ、静かに眠りにつきました。

しかしそれにしても、本当に機械の故障は困ったものです。
当り前に動いている時は、その機械のありがたさを感じる事はありませんが、
動かなくなって、はじめてそのありがたさを感じます。

そういえば、私は中学一年から、親元を離れ寮生活を送りました。
離れて、初めての親のありがたさに気づいたことを記憶しております。

それから、最近では、大阪で生活している長女のところに妻が滞在する際は、
家は私と長男だけになりますので、掃除・炊事・洗濯・ゴミ出し、etc
いやぁ~~~、もう本当に大変です。妻のありがたさを再認識します。

また、椎間板ヘルニアで腰を痛めた時、
機械に右手人差し指が挟まり、切断事故があった時、etc
体を痛めて入院した時には、本当に健康のありがたさを実感しました。

改めて、日々当り前の事に感謝しなければならない、そう心に感じました。

次に「感服」は、 ズバリ!・・・・「どくだみ」です。
この炎天下の下、めげず、へこたれず、しっかりとその葉を広げています!

どくだみは、時には薬草として重宝がられるものの、
そもそも一般的には、嫌われ者の雑草の一種です。
引いても引いても引いても、どんどん生えてくる・・・
何とかならないか?と多くの方は思っているはずです。

どくだみは、中国から伝わってきたと言われ、
中国の古典『名医別録(483~496)』に記されています。
つまり、1500年間も嫌われ続けてきた雑草です。

嫌われて1500年間! その間、想像できない気象状況もあった事でしょう、
もしかしたら、今年の炎天下などは、すでに経験済みで
「どくだみ」からしたら大した事のない事かもしれません。

実際、4年前の2013年8月、どくだみ畑のある黒潮町の隣町の四万十市で、
10日~12日まで3日連続で40度を超える暑さで、
12日には、観測史上最高の「41.0度」を記録しております。

今年は、そこまで暑くならないとしても、
30度を超える毎日が続いていて、
実際、この炎天下の畑にちょっと立っているだけでも、
全身から汗がダラッダラッ!です。
どくだみのその逞しさに、ただただ「感服」しました!

少々、嫌な事があっても、思い通りにならない事があっても、
腐らず、腹を立てず、へこたれず、辛抱強く、感謝の気持ちを忘れず
前向きに逞しく頑張っていきたいと強く思いました。

季節は、真夏の真っ只中!暑さ対策としっかり水分補給!
熱中症等で体調を崩されませんよう、
うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第121号 2017年7月発行
「将棋フィーバー!」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

いやぁ~~~、本当に凄い中学生が現れました!
そうです。デビューから公式戦29連勝を記録した将棋の藤井聡太四段です。

それにしても強い!強すぎ!連勝は29でストップしましたが、
いつかは連勝は止まるもの、それに、相手の佐々木五段は相当な実力者です。
これからの大活躍に大いに期待したいです。

そしてそしてそして、もの凄い将棋熱!将棋フィーバー!将棋旋風!
長年、将棋の駒に触れてきましたが、ここまでの熱狂ぶりは久しぶりの事。

何を隠そう、私は下手な横好きの将棋ファンで、
毎週日曜日NHK-Eテレの「将棋の時間」は、
欠かさず録画をして熱戦を楽しんでおります。

また、東京や大阪に出向く際、時間がある時は、
将棋会館に足を運び、道場で猛者と対局を楽しんでいます。
(道場では、料金を払えば誰でも将棋を指す事ができます。)

以前のこの手作り新聞でも紹介しましたが、
私が将棋の魅力に魅せられたのは27歳の時でした。
(駒に触れたのは小学生の時、祖父に教わったのですが、
ただその時は、夢中になる事はありませんでした。)

当時、私は椎間板ヘルニアを患い、長期入院をしておりました。
その時、隣のベッドのおじさんが「将棋できる?」と誘われして
駒を並べたのがそのきっかけです。

最初は、全く歯が立たたず、悔しさだけが盤面に残っていましたが、
駒の種類も数も配置も全く同じ形から、つまり全く同じ戦力で指し始めて、
あっさり負けてしまう事に対し、妙に納得できないものがあって、
将棋の本を取り寄せ、戦法や詰め方を勉強しました。

しかし、なかなかそのおじさんに勝てません。
最初はリードしていても、一手の悪手でひっくり返され、
返り討ちに合う日々が続きます。

そうなんです。将棋の怖いところは、一手の悪手、一手の緩手で、
もうそこまで手中にあった「勝利」の果実が、ボロッと手から落ちてしまいます。

そんな連戦連敗の日が続く中、とうとう初勝利を迎える瞬間がきます。
何度も何度も何度も、相手の王を詰ます手順を頭をフル回転させ確認し、
最後の一手を指した瞬間、「負けました」のおじさんの一声!

どう表現したらいいでしょうか?
ドーパミン、アドレナリン等、脳内細胞といいましょうか、何かそんなものが、
頭の中で、一気に溢れてくるような、そんな感覚に包まれ、
私が将棋に魅了された、まさにその瞬間でした。

将棋の起源は、古代インドの「チャトランガ」という盤上遊戯と言われ、
日本にどのようにして伝わったのかは、
「遣唐使として派遣された吉備真備が持ち帰った」という説が最有力と言われています。

つまり、奈良時代もしくは、奈良時代以前に日本に伝わり、
永く悠久な年月を経て形を変え、今の日本の将棋の形になったと言われています。

昨今、いろいろなゲームが生まれては消えて行ってます。
私が小学生の頃は、「インベーダー」というゲームが一世を風靡しました。
その後、大ヒットしたゲームに思いを馳せればきりがありません。
そして、そのいずれもブームが去ると過去のものとなってしまっています。

将棋をそれらと比べるとどうか?という思いはありますが、
奈良時代から現代まで、永く永く永く愛されつづけています。

その魅力は・・・? と
下手な将棋好きの私には、とてもとてもとても解説できませんが、
強いていえば、「魅了し続ける事」かと想像しております。

どくだみも歴史は古く、中国から伝わってきたと言われています。
平安時代前期の書物、『本草和名』に「蕺(しゅう)」という名前で記され、
和名として「之布岐(しぶき)」として使われています。
その後、多くの呼び名が登場し、「毒を矯(た)める」⇒「どくだめ」⇒「どくだみ」が
一般的な呼び名となったと言われています。

私は、妻の体調不良がきっかけで、この「どくだみ」を知り、
大学教授の教えで、どくだみの搾り汁を醗酵させて作る「どくだみ酒」に巡り合いました。

2007年に「どくだみ酒・十黒梅(じゅこくばい)」を開発・発売してから、
お陰様で、今年で10年目となります。これも偏に、
永くご愛飲頂いております皆様のお陰と心より厚く厚く厚く感謝申し上げます。

これからも、「どくだみ酒・十黒梅(じゅこくばい)」が
皆様に愛され続けますよう、お役に立て続けますよう、
畑の管理、酒造、販売、お届けまで、社員全員で真心込めて頑張って参ります。

季節は、いよいよ夏本番、暑い暑い暑い夏がやってきました。
熱中症等で体調を崩されませんよう、しっかり水分補給!
うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第120号 2017年6月発行
「どくだみ畑の元気な笑顔♪」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら南国高知、幡多郡黒潮町では、まだまだ絶好調の「どくだみの季節」!
6月5日現在、私どもに取りまして、一番大忙しのどくだみの収穫が現在進行中です!
(この新聞が皆様のお手元に届く今月末頃には、無事に終了していると思います。)

今年は、晴れの日が多く、収穫作業も順調そのもの、
しっかり畑の手入れをした甲斐があり、例年以上の収穫量となりました。

 どくだみ  どくだみ

そして、栽培開始の2008年から毎年この収穫期に手伝いにきて頂く、
通称:「さくおんちゃん(86歳)」「かっちゃん(80歳)」、
今年も元気モリモリで頑張って頂いております。

さくおんちゃん かっちゃん

お二人とも異口同音「今年は、ように育って、良かったね」とニコニコ笑顔で話してくれます。
思い起こせば、過去には、季節はずれの霜にやられたり、長い日照りにやられたり
イノシシに畑を荒らされたり(どくだみが目当てではなく、土中のミミズを狙いに)等々
栽培当初から、この畑の事を良く熟知して頂いているお二人、そう言って頂き本当に嬉しく思います。

そしてそしてそしてっ!同じく2008年から毎年皆勤賞の
「れいこさん(83歳)」「みちこさん(71歳)」

れいこさん みちこさん

「毎年、どくだみの季節が楽しみ」と言って頂いています。
何でも、「どくだみを触ると、お肌がスベスベになるもん」と
本心とも冗談とも取れる笑顔で答えてくれます。(あくまでも個人のご感想です。)

2008年スタート当初をご存知のお二人は、
「社長さんは、工場の事務所に寝泊りしよったけんねぇ~
一人で、ご飯、大丈夫やろうか、心配しよった」と懐かしく話してくれます。

工場操業当時は、想定外の事も多いだろうし不測の事態にも対応するためにも、
工場の二階の事務所に寝泊りした方がいいと判断し、そうしておりました。
ただ、風呂も台所もありませんので、
車で20分先の日帰り入浴施設に汗を流しに行き、
近くのスーパーで、出来合いのお惣菜で食事をすませておりました。

現在は、近くのアパートを借り、
できるだけ、出来合いのお惣菜に頼らないように
男料理ではありますが、簡単なおかずを作っております。
(おつまみ料理が多いようです。)

それから皆さん、「どくだみ、頑張らないかんけん、ずっと元気でおらないかん」と、
早くも来年に向けて意気揚々です。
本当にいつまでもいつまでも元気でいて欲しいと心から切に切に願っております。

こうして地元のご年配の方々に、ニコニコ笑顔で応援頂き、
そのどくだみで作った「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)」が
多くのご愛飲者様に喜んで頂き、本当に本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
どくだみ

水面に投げた石で出来た輪が、また一つまた一つだんだん大きく広がっていくように、
どくだみ畑から始まったイキイキの輪、幸せの輪、そして喜びの輪が
少しずつ少しずつ大きな輪となって広がっていけるように。

一緒に働くみんなと、十黒梅ご愛飲の皆様から頂く嬉しいお声を糧に、
真心を込めて頑張って参ります。

季節は、雨の多い梅雨の6月となりました。
この季節が過ぎれば、一気に暑い夏に向かってギアチェンジ!
体調を崩されませんよう、うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第119号 2017年5月発行
「誇らしいどくだみ畑」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

いよいよ始まりました! どくだみの季節!
そうです。どくだみの収穫期がやってきました。
青々と繁ったどくだみ達、今年もしっかりとその背を伸ばしてくれました。

この日のために、寒い日も暑い日も他の草を引きしっかり手をかけてくれた農家さん
そして、弊社の社員にありがとうの感謝の気持ちでいっぱいです。

どくだみ畑 どくだみ畑
どくだみ どくだみ

思い起こせば、2008年のどくだみ栽培スタート当初、
誰もが異口同音に「どくだみは、なんぼでも生えるけん、簡単じゃろ」とおっしゃってました。

ところがところがところが! 実際に栽培してみると、草引き作業が労を極めます。
中には、どくだみの栽培をあきらめてしまう農家さんもいらっしゃる程です。

予想では、どくだみがすぐに畑を埋め尽くし、他の草が出てこないのでは?と考えてましたが、
無農薬で栽培しているので尚更の事。そうは問屋がおろしてくれません。
他の草も負けていないのです!すごいのなんの!雑草恐るべし!

引いても引いても、別の種類の雑草が次々に引いた後に出没し
しっかり引けたと晴れやかな満々の気持ちは、
数日後には、どんよりとした気持ちになります。

そんな大変な草引きの仕事ですが、励みになるといいますか、報われるといいますか
心晴れ晴れとした、良かったぁ~!と思う時があります。

それは、十黒梅をご愛飲頂く方々からの嬉しい嬉しい嬉しいお声です。
皆様に喜んで頂いて本当に良かったぁ~!
このどくだみの仕事に携わっていて、本当に良かったぁ~!と
心の底から嬉しい気持ちいっぱいになります。

仕事は気持ちの持ちようといいましょうか、
大変な仕事も、喜んで頂ける方々がいると、みなぎる活力が沸いてきます。

以前、お世話になっている方から、
「細川さんの仕事は、3人のレンガ職人の3人目ですね」と言われた事があります。

「3人のレンガ職人」とは、イソップ童話のお話で、
レンガを積むという同じ仕事でも
1人目は、親方に言われてイヤイヤ、レンガを積んでいる職人
2人目は、収入のためにと気持ちをこらえながら、レンガを積んでいる職人
3人目は、歴史に残る大聖堂を作って、多くの人に喜んで貰う。
という思いを持ってレンガを積んでいる職人  のお話です。

そして、「細川さんの畑は、幸せ発信基地ですね」とおっしゃって頂きました。
嬉しさ半面、恥ずかしさ半面の思いで、そんな大げさな事をと思って
その言葉を頂きましたが、しっかり手入れし、しっかり育ったどくだみの畑の上に立ちますと、
自分でも誇らしく思え、その幸せ発信基地の言葉がとても好きになった事を覚えています。

これから6月末頃まで、収穫そして搾り作業が続きます。
私もゴールデンウィーク真っ只中より現場に入り、
自宅のある高知市から、工場・畑のある黒潮町へ単身赴任中です。

皆様から頂く嬉しいお声を糧に、
誠心誠意心を込めて頑張って参ります。

季節は晴れやかな陽気が続く5月です。
ただ、まだまだ朝夕は肌寒い日も予想されます。
体調を崩されませんよう、うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第118号 2017年4月発行
「自然のスケール」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

いやぁ~~~、今年は例年になく、寒い季節が長かったように思います。
通年でしたら、春を告げる桜の開花は、こちら高知は3月20日前後で、
全国一番を争っているのですが、今年は、なんと3月29日!
私の記憶の中でも、かなり遅い方だと思います。
3月いっぱいいっぱいまで、厚手のソックスを手放す事ができませんでした。

しかし、季節はちゃんとやってきます。
4月に入り、暖かくなり、やっとやっとやっと春めいてきたように感じます。

私どものどくだみ畑のどくだみも、この暖かさを感じ始めたのか、
元気に顔を出してくれました。どくだみに感謝の気持ちでいっぱいです。

どくだみ畑 どくだみ

今年は人数を増やし、しっかりと草引きをしましたので、雑草はほとんどありません。
これから元気モリモリに、どくだみが育つ事でしょう。
(寒風吹き抜けるところで、しっかり草引きをしてくれたみんなに感謝です。)

元来、私は心配性なのでしょうか?必ず、どくだみは顔を出すと分かっていても、
もし万一、何らかの影響で顔を出してくれなかったら、
十黒梅をご愛飲の皆様に大変なご迷惑をお掛けしてしまいます。
毎年この季節にどくだみの顔を見ると、本当にホッとします。

ここ数年の出来事を振り返りますと、何が起こっても不思議ではないように感じています。
特に個人的には、AIの進歩には驚きを隠せません。
4月1日の事、将棋の佐藤天彦名人が人口頭脳「PONANZA」に敗れるというニュースが駆け巡り、
エイプリルフールではないか?と耳を疑いました。

そして、チェスや将棋などトップ棋士を負かすAIが登場しても、
囲碁だけは人間を越える事ができないと言われていましたが、
昨年末の事、ネット対局サイトに突然現れた「Master」は、連戦連勝の30連勝、勝率100%!

あまりの強さから、大人気マンガ「ヒカルの碁」の登場人物・サイ(藤原佐為)ではないのか?
と噂されるようになります。
その後、トッププロが参戦するものも、現在60連勝中(勝率100%!)
そして今年1月5日に、グーグルが「Master」の正体をAI「アルファ碁(AlphaGo)」の
進化系であることを公表しました。

身近なところでは、手元にあるスマートフォンの進化も恐るべきです。
先日、出張先での事「焼肉を食べに行こう」という話になりました。
地元なら、どこにどのお店があるか、頭の中にインプットしてるのですが、
何分、不慣れな土地ですから、勝手が違います。

そこで登場したのが、手元のスマートフォン、
土地の名前と焼肉というキーワードを入力すれば・・・パッとお店が出てきました。
さらに、スマートフォン内のナビアプリにお店の位置情報を入力すれば・・・
お店までの道を案内してくれました。

書店にいけば、「数年後にはAIに仕事を奪われる」ような書籍も目立ち、
私たちを取り巻く環境がどんどん変化する事は間違いない事だと感じています。

そうした中、どくだみは、寒い冬の間は根だけで土の中でしっかりと体力を蓄え、
暖かくなると茎を伸ばし葉を出し、また寒くなると、茎と葉を枯らし、根だけで土の中へ・・・

おそらく、どんなにAIが発達しようとも、この自然の営みは変わる事はないと思います。
自然のスケールの大きさを感じえずにいられません。

目の前に太平洋が広がる、このどくだみ畑に立ち、
数年後、環境が変わっても変わらない事とは・・・とふと考えました。

それで、あくまでも私なりの現時点での答えは、
「永くお役に立つ」という事ではないか?と思っています。

手元のスマートフォンも、便利で役に立つから使っている訳で、
これが、あまり役に立たないようでは、別の物を選択していると思います。

目先の短いスパンではなく永いスパンで物事を考え、
日頃ちょっとした事にイライラしたり、悩んだり、心を痛めたりせず
「大きな気持ち、大きな心を心掛けよう」
そう、どくだみに教えられたように思います。

季節はこれから一気に春にノークラッチでギアチェンジ!
気温の変化に体調を合わせる事が難しい季節です。
お風邪など召さぬよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第117号 2017年3月発行
「3月といえば・・・」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

3月に入り、夜明けの時刻も早くなり、寒さはずいぶんと和らいできました。
どくだみ畑のどくだみ達も、ちらりちらりと顔をのぞかせ、
心躍る陽気な春は、もう目の前のような気がします。

そして3月といえば・・・桃の節句、ホワイトデー、卒業式、春のセンバツ高校野球、
大相撲春場所、土佐のおきゃく、etc イベントが目白押し!

●補足説明:土佐のおきゃく ——————————————–
「おきゃく」とは、土佐弁で宴会のことで、今年は3/4~12の間、
高知の街を会場とした大きな大きな大きな宴会が開催されます。
酒飲み高知ならではの酒飲みメインのビッグイベントです。
—————————————————————————

その目白押しの中、個人的に大注目をしておりますのが・・・
3月18日(土)公開予定、映画「3月のライオン」です!!!!!

「3月のライオン」とは、原作:羽海野チカによる将棋を題材にした漫画で、
現在、アニメ化され、毎週土曜23:00~NHK総合テレビにて好評放送中です。
今回、その漫画が実写化され、スクリーンにて公開されることになりました。

まだアニメを見た段階なのですが、この作品は、なかなかなかなかです。
元来、私が将棋好きというのもありますが、いろいろなキャラクターを通じ、
生きる理由、闘う理由、人を思う理由・・・何か心が動かされるストーリーなのです。
(すみません、私のボキャブラー不足で、これぐらいしか表現できません。)

それで・・・
私の「将棋」に対する思いを少しだけ、お話させて頂きたいと思います。

未熟な私が物申すのも、はなはだ恥ずかしいのですが、
「将棋」には、さまざまな能力が必要だと思います。

具体的にいえば、いろいろな戦い方を知る「知識力」、過去の戦いを記憶している「記憶力」
どんな戦い方に持ち込むか「想像力」、先を読み切る「思考力」、研ぎ澄まされた「集中力」、
一手一手を決める「決断力」、ここぞっ!と覚悟・肚(ハラ)を決める「肚力・胆力」・・・等々

今回、この手作り新聞では、ここぞっ!と覚悟・肚(ハラ)を決める「肚力・胆力」について
少しだけ掘り下げたいと思います。

皆様もご存知の羽生善治三冠(王位・王座・棋聖)2017.3.3現在、
ここぞっ!という大事な一手(おそらく、勝ちを意識した一手だと思います)では、
駒を掴んだ指がブルブルッと大きく震え、盤上にゴリゴリッと指すシーンが有名です。

大事な大事な大事な一局、第一線のトップ中のトップでも、ここぞっ!という一手は、
私には、想像すらできないくらい、とてつもなく心を震わせる瞬間だと想像します。

私も、時々将棋を指しますが、ここぞっ!という場面、勝負を分けるギリギリの場面、
どの手を指すか、本当に本当に本当に迷いに迷います。
なかなか、肚(ハラ)を決める事ができません。

しかし、将棋は必ず一手を指さなければなりません。
「待った」はありませんし、誰のアドバイスも誰の指示もありません。
自分で考え抜き、自分で覚悟を決め、自分で指す、
自分で決断した一手には全て自分が責任を持つ、
「想定外でした」は通用しませんし、他人のせいにする事もできません。

そして、このことを、私の未熟なこれまでの人生の歩みに照らし合わすと、
さまざま場面場面で、一手(選択)を迫られ、
その都度、数ある選択肢の中から一手を選んで、これまでの道を歩いてきました。

両親をはじめ、先生、先輩、お世話を頂いたいろいろな方々の
アドバイスや指針の元に選んできた選択もあれば、
自分で覚悟を決め、肚をくくって決断した選択もありました。

振り返ってみますと、前者の方が大部分を占めており、
その選択のほとんどは間違いがなく、導いて頂き、感謝の気持ちで一杯です。
そして、後者の中で一番、肚(ハラ)を決めたのは、「どくだみ」でした。

妻が体調を崩したのがきっかけで、何とかせねば!と思い、「どくだみ」に辿き、
十黒梅に肚(ハラ)を決めた時は、相当な「肚力・胆力」でした。
しかし今思えば、その決断は本当に良かったのだと心の底から感じます。

なぜならば、2007年の発売以来、永くに渡り多くの方にご愛飲頂いており、
毎日のように頂く皆様からの嬉しいお声に、いつも励まされているからです。
(GoogleやYahoo!などで「十黒梅 体験談」のキーワードで、検索して下さい。
 2017年3月3日現在、のべ 1,651件のお声を頂いております。)

毎日流れてくるテレビショッピングや、新聞の折込チラシ等には、
次から次に新しい商品が紹介されています。
そして、その裏側には、消えてなくなる商品も次々と・・・・

こうして、発売以来、今年で10年を迎える事ができたのは
偏に、毎日、十黒梅をご愛飲頂いていらっしゃる皆様のお陰でございます。
本当に感謝の気持ちで一杯です、心よりお礼申し上げます。

これからも、自分が選んだ「十黒梅」
しっかりと責任を持って、皆様のお役に立てるよう
どくだみの栽培、青汁の加工、酒造、販売、お届けまで
社員一同、気持ちを込めて頑張って参ります。

季節はこれから陽気な春に向かって、寒暖の変化が大きな毎日が続き
衣服選びに頭を悩まされると思います。
お風邪など召さぬよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸