第169号 2021年7月発行
「当たり前の日常に感謝」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら高知の黒潮町では、少しずつ新型コロナウィルスのワクチン接種が進んでいます。
ご年配の方から順次、接種を済ませておられます。
私たちの順番は、8月9月頃には、なんとかなるのかなぁ~と、想像しております。
一日でも早く、「当たり前の日常」を取り戻したい、そんな気持ちでいっぱいです。

さて、「当たり前の日常」と言えば、、、先日、こんな事がありました。
黒潮町での単身赴任中の話です。
(畑作業の時は、高知市の自宅を離れ、黒潮町で単身赴任をしております。)

1人夕食を終え、いつも通り、爪楊枝を使い、
口の中の違和感をスッキリさせようとしました。

若い頃は、爪楊枝のお世話になるような事は少なかったのですが、
年齢を重ねると、そういう訳にもいきません。。。

ここまでは、全くいつもと変わらない「当たり前の日常」です。
しかしっ!次の瞬間!状況が一変したのです!

爪楊枝が奥歯の間に挟まり、折れてしまったのです。
その長さ、1cm弱といったところでしょうか?

これ、本当に大変です。皆様、同じご経験ございませんか?

私は、何度か経験があり、今までは何とか難を逃れてきましたが、
今回は、簡単には解決しそうにありません。

といいますのは、場所が場所です。一番奥なので、
引き抜こうにも、指が届かないのです。
普通の人なら届きそうなものですが、
私の手と指はかなり大きく、全く届かないのです。

それに加え、爪楊枝の折れた先が鋭利な状態で、
ほっぺたの内側にあたり、出血する有様。

何とか引き抜こうと、頼りになりそうな物を思い浮かべます。
仮住まいのアパートの部屋中を探しましたが、全く見当たりません。
(自宅であれば、それなりにいろいろありそうなものですが、、、)

仕方がないので、新しい爪楊枝を使い、何とか試みますが、
まったく歯に立たないどころか、危うく2本目が刺さりそうになり、この作戦を断念。

糸ようじ、歯間ブラシ、等々、手元にある考えらえる道具でチャレンジするも、
すべて惨敗!泥沼の連敗記録が並びます。

仕方がないのでそのまま寝ることも考えましたが、
気になって気になって、寝つけそうにありません。

もうこうなったら、ニッパーやペンチのようなものでしか解決しそうにありません。
その手の道具が入手できないか?
シワが少ない脳を使って懸命に考えましたが、
この時間は、町の中にあるホームセンター、スーパー等は閉まっていて、
コンビニエンスストアが開いているのみ、いい案が浮かびません。
(田舎は、店の閉まる時間が早いのです。)

何か良い一手はないか?さらに長考を重ねます・・・・

  あった! 盤上これしかない、最善の一手が脳裏に!

隣町の釣り具屋(24時間営業)に、
その手の道具が売っている事を思い出しました。
私は釣りが好きで、夜中にエサを買いに、何度も行った事があるお店です。
(将棋の藤井聡太九段なら、もっといい一手があったでしょう。)

幸いなことに、この日は月曜日(マンデー)、
週に1度の休肝日、禁酒日、飲マンデー(^^)で、
車を運転することができます。(本当にこの日で良かったです。)

急いで車に飛び乗り、釣り具屋さんに直行!
釣行の時に使っている専用のペンチはすでに持っているので、
このピンチを乗り越えるだけですから、小さく安価な物を、と店内を探します。

ところが、釣り用となると、やっぱり錆に強い「ステンレス製」となり、
それなりの金額の物しか並んでいません。

う~ん、今回のトラブル回避のために、この出費は痛すぎる!
ペンチ類を陳列したコーナーで、買うべきかどうか?一人頭を悩ませます。

1度あることは2度ある、2度あることは3度あるかもしれない、
高価だけど、清潔感のあるステンレス製は、いいかもしれない、
ここは、神様が買っておきなさいと道を示しているのかもしれない。

勝手に自分のいいように解釈をして、
2000円もするペンチを手にしてレジに向かいました。

痛い出費に少し後悔しながら、アパートに帰り、鏡の前に立ち、
口を大きく開け、その折れた爪楊枝の先を掴もうとするも、、、
なかなかうまくいきません。

何度目かも挑戦で、何か掴んだ感触が、、、、
えいっ!と抜くと。。。。 取れました! 
2000円もするステンレス製のペンチの先に、刺さっていた折れた爪楊枝が!
(このペンチは、歯間トラブル専用具として大事に使います。)

やっと!やっと!「当たり前の日常」を取り戻す事ができました。
そして、「当たり前の日常」がいかにありがたいか、改めて強く感じました。

ほんの数ミリの爪楊枝の先、たったそれだけのものが、
奥歯の間に挟まっただけで本当に本当に大変な思いをしました。

私は過去に、椎間板ヘルニアを患ったり、
右手の人差し指が機械に挟まり切断する事故で、長期入院の経験があります。

その時は、病を患った事で、健康というものがいかに大切か、
「当たり前の日常」がいかにありがたいか、心の奥に強く強く感じました。

退院後は、体のケアを意識し、健康維持に努めてきましたが、
時間が過ぎるにつれ、喉元過ぎれば熱さを忘れるではありませんが、
「当たり前の健康」、「当たり前の日常」への感謝が、
どこか薄れているところがあったかもしれません。

改めて今一度、健康管理に努め、「当たり前の日常」に感謝をし、
「きょうもいちにち、ありがとう」おちょこに十黒梅を注ぎ、
一日を終えたいと思います。

季節は、暑い暑い暑い夏がやってきました。
マスクを上手に調整して、熱中症には、十分にお気を付けくださいませ。
それから、新型コロナウィルスのワクチン接種が進んでいるとはいえ、
まだまだ終息しておりません。
どうか、体調管理には十二分に、お気を付けくださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川泰伸