2018年」カテゴリーアーカイブ

第138号 2018年12月発行
「今年一年、本当にありがとうございました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

あっ! と言う間の12月っ!
つい先日、元旦の初日の出を見に行ったと思ったら・・・
もうもうもう、1年が過ぎようとしています。
本当に、月日の経つのは早いです。
2018年の残りの日を有意義に過ごしたいと思います。

そんな2018年を振り返りまして、心に残ったといいましょうか、
嬉しかった事といいましょうか、2つ、お話をさせて頂きます。

まず1つ目は、私の「趣味」の一つの釣りの話題です。

4月のよく晴れた休日、春の陽気に包まれ、穏やかな日差しの中、
高知県幡多郡大月町柏島にて、船から釣糸を垂らし魚のアタリを待っていました。

ここ柏島は、好ポイントが多く、四国内はもちろん、
大阪や神戸など関西地方からも、大きな釣果に胸を膨らませ、
足を運ぶ釣り人で賑わっています。

今回、私の狙いは「乗っ込みの真鯛」
乗っ込みとは、魚が産卵のために浅い所に群れで移動してくる事です。
なので、お腹をパンパンに膨らませた大きな大きな大きな真鯛が期待できます。

実際、過去には、釣竿をバキバキっと折られ、
時には釣糸をブチっと切られ、また時には釣針をボッキリと折られ・・・・。
逃げた魚は大きいとよく言われますが、
本当に本当に本当に、悔しい思いをしてきました。

ここでの私の釣り方は「ふかせ釣り」といわれるものです。
この釣りの大きなポイントは、コマセ(撒き餌)を撒いて魚を集める事。
タナ(魚のいる層)に仕掛けを合わせる事。この2つです。

今までの経験則から、おおむね底から10m位の間でよく釣れていたので、
この日も、同じように底から1m毎にタナを探っていきました。

しかし、この日は、潮の動きが悪いせいか、魚のアタリは全く無く、
時間がどんどん過ぎていきます。
(潮が動くのを待つしかありません。鯛は必ずいるはずです。)

釣り始めて4時間が経過、
「まぁ~、これも釣りのうち、のんびりいい景色が楽しめただけでも・・・」と
釣りたい一心の気持ちのギアを緩めた、その時っ!

「グアアアア~~~~!」 フリーにしていたリールが突然唸り、
勢いよく糸が飛び出していきました。 そうですっ!アタリですっ!

急いでリールのクラッチを入れ、巻き上げスタートっ!
竿が根元から綺麗な弧を描き、竿先が海中に突き刺さっています。
今までに体験した事のないような強い引きです。

途中、何度も何度もその強い引きに、今まで魚をバラしてきた出来事、
そして心配事が脳裏をよぎります。魚が引けば、じっくりと耐え、
魚の引きが弱まれば、ゆっくりと上げる。私の心臓はバクバクです。

魚の引きが弱り、そろそろ、上がってきてもいい頃、そう思っておりましたら、、、
ずっしりと竿に感じていた重みがなくなってきました。もしや?バラした?
一瞬、不吉な予感がチラついたその瞬間、前方5m程に、
プカ~~~ンと、真っ赤な座布団のようなものが浮かび上がってきました。

そうです! 私の仕掛けに食らいついた真鯛です。
格闘の途中、水圧に耐えかねて体内の浮き袋が膨れて、
そのせいで、海面に上がってきたのです。

船内に取り込み、サイズを計測してみますと・・・
全長 93cm  重量 8.6kg

「柏島は大きな真鯛が釣れる」と聞きつけ、根気強く通い始め数年!
念願の90cmオーバー、私の釣暦の中で、最大の真鯛でした。

なんでもそうですが、根気というものは大事と感じた
嬉しい、いや嬉し過ぎる1日でした。

そして2つ目は、何といいましても
今年もたくさんの皆様に、十黒梅をご愛飲頂いた事です。
2007年5月に発売の「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)」。
今まで、本当に多くの方にご愛飲を頂きました。

今年初めてご縁を頂いた方や、何年も前からの方、
中には発売当初から、ずっと今まで、ご愛飲頂いてらっしゃる方もおりまして、
本当に嬉しく感謝の気持ちでいっぱいです。

妻の体調不良がきっかけで、
自然植物の研究で著名な村上光太郎氏(元・熊本、崇城大学名誉教授)に
アドバイスをお願いし、商品開発をしたこの健康酒。

思い起こせば、いろいろな事(壁)がありました。

まず、原材料が手に入らなかった事です。
どくだみは、ぱらぱらとは、その辺に見え隠れしていますが、
商品にするとなると、相当な量が必要です。

「手に入らなければ、育てればいいい」 そう決心したものの、
元々は農家ではないため、畑を持つことができません。

農家さんに栽培をお願いしましたが、先祖代々伝わる大事な畑で、
どくだみを育てるのは・・・。ましてや販売実績もありませんし、
どこの馬の骨ともわからない私のお願いです。断れるのが当たり前です。

ところが、想いは通じるといいましょうか、本当に運が良かったです。
当時、私とは縁も所縁もない黒潮町の農家さんが、栽培をご快諾頂いたのです。

2008年、どくだみは、収穫後すぐに搾った方がいい!という判断で、
同じ町内に、栽培と搾り加工の会社「どくだみ農園」を設立し
翌2009年には、「どくだみの搾り加工工場」が操業スタートしました。

どくだみを搾るという事は、一般的ではありませんので、
機械設備の選定には、大変だった事を記憶しています。

その後2010年、より良い製品を作りたい一心で、酒造免許取得し、設備も整え、
どくだみの栽培から搾り加工、酒造、販売まで、全て一貫する事ができました。
(栽培の一部は、契約農家さんにお願いしております。)

2007年の十黒梅の発売から、今年2018年の間、
いろいろな出来事がありましたが、どの出来事も
多くの皆様に支えて頂いて、ご協力を頂いて、今があると心から感謝申し上げます。

そして、11年という長い間、こうやってこれたのは、
偏に、十黒梅をご愛飲頂いております皆様のお陰でございます。
本当にありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。

2019年は、年号も変わる大きな年になります。
今まで以上に、皆様に喜んで頂けるよう、お役に立てるよう、
社員一同、頑張って参ります。

今年一年、本当にありがとうございました。
来年も、何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。

今年は暖冬?と言われていますが、
これから、季節は冬に向かって一直線。
厳しい寒さが待っています。

お風邪などお召しにならぬよう、体調を崩されませんよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第137号 2018年11月発行
「便利と人間味」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

11月に入り、こちら南国高知は、めっきり!という言葉がぴったりな程、
本当に急に朝夕の寒さが堪えるようになりました。
季節は、確実に冬に向かってまっしぐら!というところです。

そんな11月、指で数えてみれば11月12月と今年も残り2ヶ月です。
もう、2019年は目の前まできております。
来年の話をすると、鬼に笑われると言われていますが、

来年といいましょうか、少し未来を感じたニュースを耳にしましたので、
今回の手作り新聞でお話をさせて頂きたいと思います。

「amazon go」というキーワードをご存知でしょうか?
一言で説明すると、「レジに人がいない無人コンビニ」です。

実際には、今年の1月22日にアメリカのシアトルで1号店がオープンを皮切りに、
現在、2号店3号店が同じくシアトルで営業しているそうです。

仕組みは、といいますと
(ニュースで聞いた話なので、見たり試した話ではありませんが・・・)

まず、専用のアプリをスマートフォンにダウンロードします。
お店に入る際に、そのアプリを立ち上げ、認識装置にピコッと!
そして、欲しい商品をバックの中に入れ、お店を出る!

これで、完結! だそうです。

レジに並ぶ事がないそうなのです。これは、すごく便利ですよね。
急いでいる時にレジが混雑していると、心中穏やかではありません。

どのような決済のシステムかといいますと、
(これもニュースで聞いた話なので、見たり試した話ではありませんが・・・)

店内に設置している複数のカメラやマイク、センサーを駆使し、
AIのディープラーニング・アルゴリズムにより人の動き把握し、
ユーザーが商品をバック入れた動きを購入と判断するそうなのです。
支払いは、事前登録のクレジットカード等で決済が完了されるとの事。

日本でのオープンは、まだ未定との事ですが、
確実に未来は、もうそこまでやってきています。

私は、このニュースを耳にした時、何か複雑な思いがしました。

といいますのは、
「買い物をする」という行為は、確かに商品を購入する事です。
しかし、このように、人を通さず完結するのは、
何か寂しさをか感じえずにいられません。

従来のように、販売して頂いている人を通しての購入には、
そこには、気遣いであったり、思いやりであったり、温もりであったり
人間味が含まれてくると思うのです。

そんな思いを感じた体験談を3つお話させて頂きます。

まず1つ目は、
工場の近くにあるコンビニで「お弁当」を購入した時の事です。
レジで年配の女性の店員さんが
「あれ?今日は、お弁当だけでえいがぁ?」と声を掛けてくれたのです。

これには、理由がありまして、、、
4月から6月の3ヶ月、工場勤務で単身生活を送っておりました。
その間、毎朝そのコンビニに立ち寄り、昼食用の「お弁当」、
そして「新聞」を購入するのが、日課となっており、
いつも、その店員さんにレジをして頂いておりました。

きっとその店員さんは、私のルーティンを記憶していて、
「新聞は?」と思い、
そう声を掛けてくれたのだと思います。
私の事を覚えてくれていて、何だか嬉しく感じました。

それから2つ目は、
月に1~2度、釣行のため、早朝に朝食を利用する
24時間営業の牛丼店があります。
そのお店、牛丼以外に朝食メニューが充実していて、非常に助かります。

店に入ると、まず店員さんが、冷たいお水を用意してくれるのですが、
私は、朝に冷たい飲み物を飲むと決まって、お腹を悪くする方なので、
真夏でもお水の代わりに「熱いお茶」を真っ先にお願いします。

それでいつの間にか、店員さんが私の顔を覚えてくれたのか、
真っ先に「冷たいお水」ではなく「熱いお茶」を出してくれるようになったのです。
毎日ではなく、月に1~2度くらいの利用なのに、本当に嬉しいものです。

この話を妻にすると、「本当ぉ~~~?」と疑っておりましたが、
先日の事、家族4人で朝食を食べにそのお店を利用したところ。
店員さんがお盆に持ってきたものは、「冷たい水3つ」と「熱いお茶1つ」
これには、妻・長女・長男3人が、びっくりしていました。

最後に3つ目は、
東京で仕事をしていた時の事。よく行く飲み屋さんでの出来事です。
私は、そのお店の「鯛のカブト煮」が大の好物で、
メニューに載っていると必ずお願いをしておりました。

その日は、残念ながらメニューにその文字は見られません。
気を落としながらも、次回のお楽しみにしようと思い、
別の料理をお願いしようとした矢先、、、、
大将:「細川さん、鯛のカブト煮、あるよ」
私:「あ~~~、良かったぁ~、それお願いします。」

そのやりとりを聞いていたお隣のお客さん
お客さん:「じゃぁ~、こっちも鯛のカブト煮をもらおうか」
大将:「ごめんね~、今ので売り切れ」

私の大好物をメニューに書かずに置いておいてくれるなんて、
しかも、最後の一つ・・・
もうもうもう嬉しくて嬉しくて嬉しくて、
無言で、鯛のカブトにしゃぶりついた事を今でも覚えています。

現在、皆様にお届けをしております「十黒梅」。
インターネットでご注文をして頂き、宅配便でお届けをしております。

ご注文に関しては、「amazon go」のような側面もあるかもしれませんが、
お電話でお話させて頂く際や、この手作り新聞等々、
「十黒梅に出会って良かった」「食援隊にお願いして良かった」
と思って頂けるよう努力していきたいと思います。

今年もいよいよ、残り2ヶ月を切りました。
季節は、厳しい寒い冬に向けて猛ダッシュッ!
お風邪などお召しにならぬよう、体調を崩されませんよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

細川泰伸

第136号 2018年10月発行
「十黒梅のおかげで」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

今年は、7月豪雨、大阪地震、北海道地震、そして台風、
本当に災害の多い年になっています。
被災されました皆様、心よりお見舞い申し上げます。
1日でも早い復興を切にお祈り申し上げます。

災害や不正問題、パワハラ等、暗い話題があふれる中、
ひときわパッと明るくなったニュースが日本列島を駆け巡りました。

   本庶佑・京都大学特別教授、ノーベル医学生理学賞を受賞!!!

本当に本当に本当におめでとうざいます!
(この手作り新聞の執筆が10月9日です。
 それ以降の受賞者様も本当におめでとうございます。)

新聞等々の記事によりますと、
本庶教授は免疫の働きにブレーキをかけるたんぱく質「PD-1」を発見し、
このブレーキを取り除くことでがん細胞を攻撃する
新しいタイプの「がん免疫療法」を実現した。 とありました。

がん療法は、「手術療法」「化学(薬物)療法」「放射線療法」の3種類があって、
これを3大療法と呼んでいるそうです。
本庶教授の研究は、4つ目のがん療法として、
非常に貢献度の高いものだと評価されていました。

さらに、それらのニュースソースによりますと、教授の人となりといいましょうか、
心に響くインタビュー記事が多く紹介されていました。

その中で、私の心をグッと掴んだお言葉を3つご紹介させて頂きます。

まず、1つ目は
「教科書に書いてあることをすべて信じない。」
いきなり、想定外の大きく曲がった変化球! ストライクっ ワン!

何事も鵜呑みにせず、自分で好奇心をもって
納得できるまで確認することが大事だと、私なりに理解しています。

教科書ではありませんが、私が学生の頃は、
「運動時は、水を飲まない」という考えが主流でした。
ところが今は、「運動時は、水を飲みなさい」が常識です。
(例えが悪くて、申し訳ございません。)

私には、二人の子供がいます。
よく「お父さんは、そう言うけれど・・・」と言われます。
これは、私が勝手に正しいとか常識だとか信じた考え方を
子供たちに押し付けた時に起こる現象です。

これからは、大きな心で
「これは、お父さんの今時点の考えで、正しくないかもしれない
 自分で納得できるまで考えてみたらどうやろう?」と、
接する事ができるよう、頑張ってみます。

次に二つ目、
「 誰も見向きもしない石ころを磨き上げ、ダイヤモンドに仕上げていく。」
未だ見たことのない剛速球が・・・ ストライクっ ツー!

記事によりますと、1971年にアメリカに渡り、免疫の研究を始めたそうです。
そうです。約50年もの長い歳月をかけて、磨きに磨きに磨き上げた研究です。

1971年といいますと、私が1970年生まれですから、
ほぼほぼ。同じ時間を過ごしてきた事になります。

  「ボォ~~~~~と」生きてきたんですね、私・・・とほほ

いやいや、私にはまだまだチャンスがあります。
誰も見向きをしなくても、自分が確信をもって納得できたものは、
信念を持って、根気よく、地道に取り組んで参ります。

最後の三つ目は、
「『あなたのおかげ』と言われると、何よりもうれしく思います。」
ズバッとど真ん中にきましたっ! ストライクっ スリー!

本庶教授が免疫研究を通じてがん克服を研究することになったきっかけは、
大学時代の同級生が若い年齢で胃がんで亡くなるのを見て
「いつか、がんの問題に関する研究をしよう」という考えになったそうです。

たくさんのカメラのフラッシュが盛んに光る中、
「この治療法によって、重いがんから回復した患者から、
『あなたのおかげ』と言われると、自分の研究に意味があったと実感し、
何よりもうれしく思います。」とコメントされ、
「自分は幸運な人間だ」という言葉も繰り返したそうです。

心に、じぃ~~~ん、と響きました。
目頭が、じわぁ~~~、と熱くなりました。

私事、本当にはなはだしく、大変恐縮でおこがましく、
教授と同じ文中でお話させて頂くのは、非常に恥ずかしいとは思いますが、

皆様にお届けをしております「十黒梅」は
妻の体調不良がきっかけで開発した健康酒です。

毎晩、咳が止まらず苦しんでいる姿をみて
人を良くする食の仕事に携わっているのに、
一番身近な家族を良くしてあげれない自分が本当に情けなくなりました。

そこで一念発起し、薬草に詳しい大学の先生を訪ね
開発にご協力を頂きまして、十黒梅を作る事ができました。

ご協力頂きました先生はじめ、どくだみの栽培に
ご尽力を頂きました農家さんに心から感謝申し上げます。

また起業に際し、そして工場操業に際し、ご協力を頂きました皆様、
厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

それから十黒梅は、2007年の発売以来、今年で12年目となります。
ここまで永く携わる事ができるのは、
偏に、十黒梅をご愛飲の皆様のおかげでございます。

そして、皆様から頂く「十黒梅のおかげで」というお言葉は、
本当に何よりもうれしいお言葉です。

本庶教授の「あなたのおかげ」という、お言葉は、
私どもの進むべき道しるべのように、心に感じました。

これからも、皆様のお役に立てるよう
どくだみ畑の管理、搾り加工、酒造、お届けまで、
社員一同、頑張って参ります。

暦は10月に入りました。今年もあと3ヵ月です。
朝夕は寒ささえ感じる季節です。
山は紅葉に向かい、秋が急ぎ足で駆け抜け寒い冬がやってきます。
気温の寒暖の差が大きい日もあり、体調を崩しやすい季節です。
体調を崩されませんよう、うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

細川泰伸

第135号 2018年9月発行
「高原山(たかはらやま)」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

いつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

今年は例年以上に災害の多い年になっていると思います。
被災されました皆様、心よりお見舞い申し上げます。
1日でも早い復興を切にお祈り申し上げます。

それから今年の夏は、本当に暑かった!いや暑過ぎでした!
と、過去形にしてはいけません。まだまだ9月、残暑厳しい日が続きそうです。
皆様、どうぞご自愛下さいませ。

今回の手作り新聞では、そんな暑い暑い暑い夏に、
思わず目頭を熱くなったお話をさせて頂きます。

先月末の事、私は所用で東北の岩手に向かっていました。

こちら四国の高知から岩手まで行くとすると、
陸路だと、高知→岡山(特急)→東京(東海道・山陽新幹線)→岩手(東北新幹線)
空路だと、直通便がないので【1】高知→東京→岩手 又は【2】高知→大阪→岩手

高知って本当に不便なところです。四国から出るとなると、
瀬戸内海を越え、そして山を越え・・・ 移動だけで一苦労します。

そう考えてみますと、弊社の「生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅」も
こうやって海を越え山を越え、全国の皆様のところにお届けできていると思うと
何だか感慨深いものがあります。

高知から岩手まで、陸路は時間がかかり過ぎますし、空路の東京経由は、
東京羽田空港での乗り継ぎが大変そうです。(羽田空港は本当に広いですよね)

そこで空路の【2】高知→大阪→岩手を選択し、
24日(金)の旅程で予定を立て、インターネットのホームページから
航空チケットの申し込みをしました。

今は、本当に便利ですね。一昔前なら、発券カウンターに行くか旅行代理店に行くか、
わざわざ時間を取って、実際に足を向けなければなりませんでした。

ところが、その日は台風20号の接近が予想され、
その影響で搭乗予定の航空便が欠航になりそうとの事。
慌てて、予定を早める事にしました。

これも本当に便利になりました。
インターネットのホームページで変更が簡単にできます。
電話での変更は、こういった時は繋がりにくいので、ネットが一番です。

パソコンの電源を立ち上げ、航空会社のホームページを開き、
変更の手続きに進もうとすると・・・時すでに遅し! 
23日(木)の高知→大阪の便が満席状態、大阪→岩手は、若干余裕がありますが、、、
仕方なく22日(水)高知→大阪、23日(木)大阪→岩手に変更しました。

23日(木)の早朝、一番に天気予報をチェックしますと、
私の予想より、台風の進むスピードが上がっているようです。
情報では、すでに四国方面の空の便は朝から欠航との事。
前日の22日に、大阪まで移動していて正解でした。

しかし、この台風の動きは侮れません。
もしかしたら、この先の便にも影響があるのではないか?
そんな心配が頭をよぎり、何かあったらすぐに対応できるよう
時間に余裕をもって早い時間に大阪伊丹空港に足を踏み入れました。

目の前には、やはりといっては何ですが、カウンターには大行列、
フロアには、もの凄い大勢の人々でごったがえしています。
遅延の連絡や便の変更の手続きなのでしょうか?
スマートフォンを片手に、バタバタしている人が多く見受けられました。

事前の情報では、私の搭乗予定便は大丈夫との事でしたので、
新しく改装された空港内を散策し、レストランで食事をすませ、
食後のコーヒーの香りを楽しんでいましたら・・・ 私の携帯電話に・・・

    欠航の案内メールが飛び込んできました。
      (こういった案内も助かります。)

ここは、ジタバタしても仕方ありません。
どうあがいても、自然には勝てません。
空路を諦め、陸路に変更!(早めに動いていて良かったです。)

空路だと約1時間半のところ、陸路だと約5時間程かかります。
気は重くなりましたが、自然には勝てませんし、
この状況、きっと何かある!そう、無理やり気持ちを切替えました。

新幹線の車内では、ちょっとずつ、聞こえてくる声が変わっていきました。
最初は、関西弁から始まり、京都、名古屋と停車する度に、
それぞれのイントネーションの声が耳に入ってきます。

この日はあいにくの雨天の為、楽しみにしていた富士山の雄姿も次回へお預けです。
そして車窓には田園風景から、ビルが立ち並ぶ景色へと・・・東京駅に到着です。

東京駅で東海道新幹線から東北新幹線に乗り換えます。
列車は上野駅を過ぎると、あっという間に埼玉県に入り、続いて栃木県へ

宇都宮駅を通過したあたりで、車窓に、
思わず目頭が熱くなる景色が飛び込んできました。

ここからが、話の本題です。
(前段が長すぎて、大変失礼しました。)

一旦話は、25年程前に溯ります。

当時私は、栃木県の宇都宮で、食品会社の営業マンとして働いていました。
主な業務は、お得意先様に商品の提案、注文取り、配送です。
トラックに乗って、1日200km程走る日もありました。

お得意先様が、
「この前に提案してもらった商品、評判が良くて良く売れたよ、追加注文をよろしく」
等々、喜んで頂いた時は、本当に嬉しかった事を覚えています。

12月の繁忙期、その日は一段と寒さが堪える日の事でした。
仕事が立て込んでいて、急いでいたもので、つい・・・
トラックの奥にある商品を無理な体勢で手元に持ってこようとしました。
(本来ならば、手前の商品を一旦移動させ、無理のない体勢で・・・)

その時ですっ! 腰にグキッという衝撃が走りました!

最初は、ただの腰痛だと思い、シップを貼れば治るとタカをくくっていましたが、
一ヶ月程経っても、痛みは治まる気配がありませんし、通常の痛みではありません。
今年の流行語大賞になりそうな「ハンパない」痛みです。

トラックの乗り降りや荷物の上げ下ろしの時は、激痛が走ります。
普段の生活の中でも、就寝中に寝返りをうつにも、腰が痛い、
ましてや、布団から起き上がる時は、もう大変です。
くしゃみをすれば、時が止まるような痛みが襲います。

腰が痛むのは本当につらいものがあります。
腰という漢字は「月」に「要」と、よく書いたものだと思います。
腰は体の要で、ここが痛ければどうしようもありません。
(どこを痛めても大変なのですが、、、)

もう、これは病院に行った方がいいと思い、
診察を受けますと、「椎間板ヘルニアで即入院」との事。

目の前が真っ暗になった事を今でも覚えています。

病室での数ヶ月にも及ぶ入院生活は、心が寂しくなる思いばかりでした。
どうしてこんな事に?このままずっと痛むのか?この病気は治るのか?
不安な気持ちで一杯になり、希望が薄れ、心は塞がる一方でした。

元気に走り回っていた自分、元気に働いていた自分。
今まで、当り前で何とも思わなかった「元気」「健康」が
失って初めて、大切である事を痛感しました。

病室から見える景色は、毎日変わらず、どぉ~~~んと座っている高原山、
そう、毎日毎日毎日、変わらず、私の目の前で動かず居座っています。

話は、今に戻って・・・

そう今回、新幹線の車窓から見えた景色は、まさしくその高原山です。
25年の歳月を超えて、当時と全く変わらず、どぉ~~~んと座っている高原山が
私の目の中に飛び込んできました。

病気で辛かったあの日々、病室で気持ちが塞がっていたあの日々の記憶が
はっきりと脳裏に浮かび、思わず目頭が熱くなりました。

そしてシートにもたれ、25年の歳月を頭の中で振り返りました。

椎間板ヘルニアが快方に向かわず、退社し高知に帰ってきた事。
高知で再入院後、自宅療養をして水泳やウォーキング等で回復に努めた事。
会社に勤めはじめ、不注意で右手人差し指を大怪我をした事。
妻と出会い結婚、2子に恵まれ父親になった事。
退社、独立し起業。
どくだみ酒との出会い、工場設立、酒造免許取得・・・
いろいろな出来事が思い出されます。

あっという間の25年だったように思えます。

では、高原山は、25年間どうだったんだろう?そんな事が頭をよぎりました。

きっと何事もなく、同じところに全く変わらずどぉ~~~んと座っているのでしょう。
25年?いやいや、もっともっともっと前から、1000年も2000年も、
いやいや、もっともっともっと大昔から、全く変わらず・・・。

そう考えてみると、私は本当に小さく小さく思えてしょうがありません。
思うようにできた事。思うようにできなかった事。
頑張って実現できた事。どんなに頑張っても実現できなかった事。
嬉しかった事。悲しかった事。
感激した事。落胆した事。・・・
その全てが、いかに小さい事か・・・

今回、思いがけずに見た高原山は
3つの事を教えてくれたように感じます。

まず1つ目は、
「小さなことに一喜一憂しない」
自分に起こる出来事はいかに小さいか、
どっしりと大きく構えて大きな心で過ごしたい。
そう、心に感じました。

次に2つ目は、
「当り前の健康を大切にする事」
月日が経つと忘れるものですね
あの入院中の辛かった日々を思い出しました。
病を患って初めて、健康の大切さを感じます。
日頃から、体のケアに注意したいと思います。

最後に3つ目は、
「どんな状況でも考え方次第」
今回、思わぬ事態で、空路から陸路に変更を余儀なくされました。
しかしそのお陰で、高原山と25年ぶりに再会できました。
本当にラッキーでありがたく思います。
どんな状況になってもポジティブでいたい、そう心掛けたいです。

季節は、朝夕は涼しさを感じるようになりましたが
まだまだ残暑厳しい毎日が続いております。
体調を崩されませんよう、うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

細川泰伸

第134号 2018年8月発行
「暑い夏の思い出」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

この度の「平成30年7月豪雨」「台風12号」により、被災されました皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。酷暑の毎日が続いております。
どうぞ、ご自愛頂きますよう、そして復興を心よりお祈り申し上げます。

それから、いつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

それにしても、「暑いっ!」 いや「熱いっ!」 
こっちの漢字が合ってるような毎日が続いております。(7月30日執筆中)

どくだみ畑にちょっと立っただけで、もう汗びっしょり!
元来、暑がりの私には、本当に堪える季節がやってきました。

それにしても、今年の暑さは異常です。
7月23日埼玉県熊谷市で、最高気温が摂氏41.1度という観測史上最高気温が記録されました。
(この新聞が皆様にお届けの時には、さらに記録更新になっているかもしれません。)

7月24日のこちらの地元新聞・高知新聞では、
2013年8月に高知県四万十市西土佐江川崎で観測された41・0度の国内最高記録を5年ぶりに更新。
「あつさ日本一」の看板を「あつさ日本二」に変更したというニュースが報じられました。

さらに、新聞には地元の女子中学生のインタビューを掲載。
「西土佐で誇れるものは珍しかったから、本当に悔しい。
 0・1度差なら可能性がありそうだから抜き返したい」

暑がりの私としては、そんな事を競わなくても・・・と思うのですが、
何でも一番というのは、大事なんでしょうね。

そこで今回のこの新聞では、「暑い」「一番」この2つのキーワードで
私の中学生の夏を紐を解き、お話させて頂きます。

当時私は、野球で有名な、高知・明徳義塾で白球を追いかけていました。
(白球といいましても野球ではなく、卓球です。)

どうして卓球部に入ったかといいますと、
私は、どちらかというと、運動オンチの方で、しかも足も速くありません。
当時、学校は全寮制・全クラブ制でしたから、
どこかのクラブに入部しなければなりませんでした。

足が遅いので、足の速さを要する競技はパスです。
いろいろな競技を選んでいるうちに、卓球だと数歩で球に手が届きそう、
そんな甘っちょろい考えがふと頭に浮かびました。

野球のように、一塁までの距離を速く駆け抜けたり、
サッカーのように、試合中ずっと走ったり、
バスケのように、コートの端から端を速く走ったり、
テニスのように、広いコートを走る必要もありません。

それに、温泉で遊んだピンポンに楽しい記憶がありましたし、
卓球には、何か楽しそうなイメージがありました。

そんな不純な動機で始めた卓球でしたが、とんでもない事が待ち受けてました。
なんと、県内屈指の強豪校だったのです。
当然、練習は厳しく、毎日ボロボロになっていました。

それに、練習場が暑いのなんの! ボールが風に揺れたらいけない。
日光が目に入ってボールを見失ってはいけない。という理由で
真夏でも窓はカッチリと閉め、厚いカーテンはしっかり閉めた状態です。

真夏の練習は、汗びしょびしょで、もう本当に大変です。
1日練習ともなりますと、着替えのユニフォームが5~6着は必要でした。
暑がりの私には本当に堪えましたし、
厳しい練習についていくのがやっとで、何度も何度もやめようと思いました。

ところが、いいボールが打てたり、試合で勝ったりすると
何か心に嬉しさが芽生え、頑張ってみよう!と思うようになりました。

中学一年生の時は、三年生に強い先輩が大勢いたので、
県大会の団体戦は、気楽な気持ちで応援をしておりました。

一冬が過ぎ春を迎え、二年生になると私の一つ上の学年は2人しかいなく、
当然、私たちの二年生も団体戦のレギュラーの枠がやってきます。

迎えた春季の県大会、私たちは大事件を起こしてしまいます。
それまで代々積み上げてきた優勝の連続記録をストップさせたのです。

次の日から、猛・猛・猛練習が始まりました。
朝は4時半起床でランニングからはじまり、
学校の授業終了直後から遅くまで白球を追いかけました。

月日は流れ、中学三年生の夏の県大会!
順調にチームは勝ち上がり、決勝戦の舞台に駒を進めました。
待っていた相手は、過去に負けた事のある学校です。
今回こそはっ!チームの士気は上がります。

熱戦に次ぐ、熱戦で、何とか勝ちを手に入れた瞬間
チームのメンバー全員が、目を真っ赤にしながら泣いて抱いて優勝を喜びました。

私たち全員の目が真っ赤だったので、大会運営者の方から
「よっぽど、嬉しかったんだね」と言葉をかけて頂いたのですが、

実はこれには、別の理由がありまして、、、
当時、私たちの寮で、結膜炎が大流行していたのです。
嬉しさの涙もありますが、目が真っ赤な正体はこちらにありました。

卒業してもう30年になると思います。
その後も県大会では優勝を続けているようで、唯一汚点を作ったのが
私たちの代だったようです。

一度負けてしまうと、勝つのがなかなか難しいとよく言われますが、
何とか取り戻せて本当に良かったと思った、夏の暑い日の出来事でした。

さて、一度負けてしまうといえば、
一度自分に甘えて、朝のウォーキングや水泳をサボってしまうと、、、
なかなか、元のペースに戻すのが難しくなります。

また、一度体調を崩してしまうと、なかなか元に戻す事は難しいです。
健康は日々の積み重ねこそが大事だとよく言われています。

生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅は、皆様のご健康にきっと役に立つ健康酒です。
毎日、お続け頂きたいと願っております。

ご愛飲の方々からも
「1ヵ月2ヶ月と続けていくうちに・・・」
「飲み始めて1年経った頃に・・・」
「お陰様で1年4ヶ月間飲み続け・・・」等々
永くご愛飲頂いた嬉しいお声をたくさん頂いております。
十黒梅が皆様のお役に立てれば本当に嬉しい限りです。

季節は、エアコンが必須の真夏の季節がやってきました。
水分補給、温度管理等、熱中症で体調を崩されませんよう、
うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

細川泰伸

第133号 2018年7月発行
「チコちゃん」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

先月6月末、お陰様で無事に、今年のどくだみの収穫作業と搾汁作業が終了しました。
十黒梅の主原料のどくだみの青汁が、しっかり確保できました事を、
ご愛飲の皆様にご報告申し上げます。

十黒梅は、永く続けてお飲み頂きたい健康酒です。
原料不足で、ご愛飲の皆様に、ご迷惑をお掛けするような事は、
絶対にしてはいけないと、常々、心しております。
今年も、十分な量が確保でき、安心しております。

この後、どくだみ畑は、来年の収穫にむけて、草引き作業が始まります。
来期もしっかり収穫できるよう、畑の手入れに頑張って参ります。

さて、話は180度変わりまして、
テレビでは、サッカーワールドカップが大盛り上がりの中、
私のツボにど真ん中のストライクではまっているテレビ番組があります。

それは・・・・ NHK 「チコちゃんに叱られる」です。

この新聞でも、お伝えをしておりましたが、
4月から6月までの約3ヶ月間、どくだみの収穫作業・搾汁作業の為、
自宅から約100km離れた、黒潮町の工場にて、単身赴任で就業をしておりました。

夕食ともなりますと、もちろん私一人ですから、テレビが唯一無二のお友達となります。
(日頃、私はテレビをあまり見ない方で、我が家の食事中はテレビの画面は真っ黒です。)

特に、見たいテレビ番組はなく、NHK7時のニュース番組の後、
チャンネルを変えるのも面倒なので、そのままにしておりました。
そうしましたら、NHKなのに、民放のようなバラエティー番組が始まったのです。

あまり、バラエティー番組は好きな方ではありませんので、
チャンネルを変えようと思った瞬間、
メインキャラクターのチコちゃん(5歳)が、ゲストの方に
「大人だから、当然知っているよね、どうして、年度初めは4月なの?」と
ハッと驚く質問を投げつけてきたのです。

何気なく番組を「ボーっ」と見ていた私は、
「確かに、どうして4月なんだろう??????」
5歳のチコちゃんの質問に答える事ができません。
ゲスト解答者も「えっ!?えっ!?」と「えっ!?」を連発し答える事ができません。

そして、チコちゃんはそんな解答者に、
「ボーっと生きてんじゃねえよ!」と一喝、
番組のタイトル通りに、叱られてしまいました。

NHKなのに、ある意味、暴言ともとれるようなフレーズに驚くとともに、
5歳のチコちゃんだから許されるのか?
いやいや、知っていて当然ともいえる事を知らなかったので、
そのフレーズは許されるのか? 私の頭の中はグチャグチャになりましたが、
私のツボにズバッとストライク!それ以来、毎週、楽しみに見ております。

チコちゃんの質問は鋭く
「刑事の事を、どうしてデカと呼ぶの?」
「腕の悪いお医者さんの事を、どうしてヤブ医者っていうの?」
「ご年配の方をどうして、シルバーっていうの?」
「信号は緑色なのに、どうして青信号っていうの?」
「福神漬けは何を漬けたもの?」等々、
知っていて当然と言われれば当然なのですが、答える事ができません。
チコちゃんの直球にバットが出ず、ストライクっ!ワン!

また、その質問の解答は、大学の教授や研究者等の専門家が詳しく解説。
その時の様子を再現した「たぶんこうだったんじゃないか劇場」には
実力派の役者さんの熱演が楽しめ、ストライクっ!ツー!

またナレーションのアナウンサー森田美由紀さんの激辛でその落ち着いた声に、
ストライクっ!スリー! 三球三振、バッターアウト!

いやぁ~~~、完全に鷲づかみにされています。
これからも楽しみに見たいと思います。

さて、「これからも楽しみ」といえば、
この生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲の方からも
「これからも楽しみ飲みたいです」「毎晩、楽しく飲んでいます。」等々
嬉しいお声をたくさん頂いております。

この後、そのお声をご紹介させて頂きますので、是非、ご一読頂ければ幸いです。

また、インターネットのホームページでもご紹介しております。
GoogleやYahoo!などで「十黒梅 体験談」のキーワードで、検索して下さい。
2018年7月4日現在、のべ 1,723件のお声を頂いております。

妻の体調不良がきっかけで、商品開発をしました「十黒梅」。
お陰様で、2007年の発売から今年で12年目となります。
これも偏に、ご愛飲の皆様のお陰と、心から感謝申し上げます。

思い起こせば、原料のどくだみの青汁の調達に苦労した事や、
畑の手入れが大変だった事、農業生産法人の取得、酒造免許の取得、etc
いろいろな事が脳裏をよぎります。

いろいろな困難や壁がありましたが、大学の先生、農家さん、機械屋さん、
黒潮町の皆さんをはじめ、助けて頂いた皆さん、そしてご愛飲の皆様のお陰で、
今があると心に感じております。本当にありがとうございます。

これからも、ご愛飲の皆様のお役に立てるよう、社員一同頑張って参ります。
今後とも、何卒どうぞよろしくお願いします。

季節は、いよいよ暑い暑い暑い、夏がやってきました。
水分補給、温度管理等、熱中症で体調を崩されませんよう、
うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

細川泰伸

第132号 2018年6月発行
「どくだみの満開の季節」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら、南国高知は黒潮町、只今、どくだみの満開の季節を迎えております。
お陰様で、今年のどくだみは、大豊作です。

どくだみ畑 どくだみ畑

この一年間、草引きメンバー全員が、今年の大豊作を目標に、
灼熱の太陽が照りつける酷暑の日も、寒風吹きつける凍りつく日も、
ただひたすら、ただひたすら、雑草と格闘を続けました。

どくだみは、農薬を使わず栽培をするので、「草引き」が栽培の主となります。
言葉にしたら、文字にしたら「草引き」のたった3文字で簡単そうですが、
実際に畑で「草引き」をしてみますと、、、
ご経験の方もいらっしゃると思いますが、本当に心が折れるといいましょうか、
なかなか骨の折れるたった3文字です。

何しろ雑草は次から次に生えてきます。
やっと引き終わったと思ったのに、また新しい雑草が勢いよく顔をだしてきます。
おまけに彼らは、生命力が強いといいましょうか、しぶといといいましょうか、
根っこ全てをきれいに引かせてくれません。
実は過去、この「草引き」が大変で、栽培をあきらめた農家さんもいらっしゃるほどです。

しかし、草引きメンバーは、こう口を揃えます。
「十黒梅をご愛飲の方からの嬉しいお声が何よりの励み」と、

一年間、大変な思いもありますが、お客様のお役に立てる幸せは何よりの励みです。
皆様からのお声をエネルギーにして、また一年間、汗を流して参ります。

そして、この大豊作の「どくだみ」の収穫も只今絶好調です。
今年もこのお二方が収穫作業の手伝い来ていただきました。

どくだみブラザーズ(左:作おんちゃん 87才 右:かっちゃん 81才) どくだみ収穫どくだみは、手刈りで収穫します。

2009年に、この畑にどくだみを植えて以来、毎年欠かさずの皆勤賞です。
「どくだみの仕事があるけん、いつまでも元気でおらんといかんねぇ~」と
明るくお答えいただくお二方に、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、皆勤賞といえば、このお三方(どくだみシスターズ)
今年も、選別作業(きれいなどくだみだけを選別します)と、
どくだみの水洗い作業等に来ていただきました。

どくだみシスターズたずねさん79才 れいこさん84才 みちこさん72才 どくだみ洗いどくだみを丁寧に選別し、水洗いしていきます

このお三方も2009年に、どくだみの搾汁加工工場を操業してから、
毎年、お力をお借りしております。
「どくだみを触りよったら、元気になるけん」と笑いながら仕事をして頂いてます。

こうして、一年間かけて育ててきた「どくだみ」を
元気で明るいご年配の方々のお力を頂いて、
十黒梅の主原料のどくだみの青汁が出来上がっている事に、
私は本当に嬉しく、誇らしく、感謝の気持ちでいっぱいです。

世の中には、星の数ほどのいろいろな製品があります。
製品の裏ラベルをみますと、中には、難しそうな文字が並んでいるものもあります。

化学的にある成分だけを抽出したり、ある成分だけ凝縮させたり
ある成分とある成分を合わせたり、等々、
一般的には、想像できない製法のものもあるでしょう。
技術の進歩に驚くとともに、本当にすばらしい事だと思います。

生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)は、
一年間、畑でどくだみを育て、それを搾って青汁にし、
その青汁を黒糖と梅肉エキスを合わせて、酵母菌でアルコール醗酵させたお酒です。

前者とは異なり、特殊な技術で作ったものではありませんが、
私達は、昔ながらといいましょうか、泥くさいといいましょうか、
手間と時間と愛情をかけた製品作りで、
皆様のお役に立ちたいと思います。

季節は、どくだみが喜ぶ雨の季節となりました。
この季節の次は、カラッと晴れ上がる季節がやってきます。
体調を崩されませんよう、
うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第131号 2018年5月発行
「どくだみの収穫が始まりました」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は、あっという間の5月、2018年に入り4ヶ月が過ぎました。
1年のもう3分の1が過ぎた事になります。本当に月日の経つのは早いです。
「光陰矢の如し」と昔の人はよく言いました。
残りの3分の2を有意義に過ごしたいと思っております。

そう!その5月、こちら高知の黒潮町では2日(水)は雨の天気となりましたが、
3日(祝)から5日(祝)まで、いいお天気が続いております。
どくだみ畑からすぐの砂浜では、毎年恒例の「Tシャツアート展」が開かれ、
今年も県内外の多くのお客様で賑わっています。

「Tシャツアート展」とは、砂浜を美術館に見立て、
約1,000枚のTシャツが潮風に踊るという、なかなか見応えのあるイベントで
今年で、なんと30回目を迎えるとの事です。

そして、そのTシャツの間から見える太平洋には・・・
波乗りを楽しむ多くのサーファーの姿が見えます。

砂浜 サーフィン

ここ黒潮町は、サーフィンのメッカとしても有名で、
サーフィンがしたいがために、県外から移住される方もいらっしゃいます。

またまた、その砂浜では、シーサイドはだしマラソン全国大会が開かれます。
何しろ、約4kmの砂浜ですし、砂はきめ細かいと評判で、
毎年、県外から走るのを楽しみにされている方も多く、
募集を開始すると、すぐに定員になる人気の大会のようです。

現在、ここ黒潮町は、大いに大いに賑わっております。

それでっ! なぜ私が、ここ黒潮町にいるのかといいますと・・・
そうなんです!「どくだみの収穫」そして「搾り加工」が始まりました!

今年の高知は、春が早く、3月に入ってから20℃を超える日もありました。
桜の開花は、3月15日と全国トップで、
例年になく暖かい3月だったように記憶しております。

また今年は、例年の霜が降りずにすんだ事もあり、
どくだみの生育は、順調そのもの!
気持ちのいい風に、緑の葉を気持ちよさそうに揺らしています。

どくだみ どくだみ

それで、農家さんから「今年は、早ようから刈るで!」との連絡があり、
4月24日スタートで、絶好調で収穫と搾り加工をしております。

どくだみ畑収穫作業の篠田さん どくだみ今年の初入荷です。

もちろん、ゴールデンウイークの連休中も絶好調です。
休んでなんかいられません。
何といっても、私どもにとりまして一番大事な工程です。
(後で、タップリお休みを頂きます。)

この間、私は現場に入り、社員と一緒に汗を流しています。
(自宅のある高知市から、工場・畑のある黒潮町で単身赴任をしております。)

なぜ、現場に入っているのかといいますと、大きく2つ理由があります。

まず1つ目は、現在、搾っているどくだみの搾り汁(青汁)は、
皆様にお届けしております、生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅の主原料です。
しっかりした製品作りをしたい、自分の目で、しっかりと確かめたいという思いです。

2つ目は、機械には、どうしても危険性をはらみます。
どくだみの搾り汁(青汁)を作る工程は、きれいに水洗いした「どくだみ」を、
円盤式の高速のカッターでみじん切りし、
次に、強力なプレス機に入れ、搾り汁を作っていきます。

文章にすれば、大した事のないように感じますが、
作業中、万一のことがあれば、大事故になります。

私は、前職で自分の不注意により、機械に右手の人差し指の第一関節から先を挟み、
切断事故を起こした経験があります。
機械の危険性を身を持って強く体感しております。

毎日の朝礼では、このことを全員にしっかり伝え、
「慣れた時が危険、気の緩んだ時が危険」と繰り返しています。

暑い夏までしばらくの間、この収穫と搾り加工は続きます。
皆様にご愛飲頂く生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅の主原料の
どくだみの搾り汁(青汁)を、しっかりと作っていきます。

季節は、気持ちのいい風が吹く5月となりました。
ただ、まだまだ朝夕は1枚上着が必要な肌寒い日もあります。
衣服の選択が難しい季節です。体調を崩されませんよう、
うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第130号 2018年4月発行
「段取り」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら南国高知、今年の桜は早かったです。というより、早過ぎでした。
何しろ、開花の発表があったのは、3月15日(全国トップ!)
去年が3月29日でしたので、なんと2週間も早い事に!

しかしというか、やっぱりというか、咲くのが早ければ散るのも早い!
そろそろ「お花見」を!と、カレンダーと相談をしておりましたら、
もうすでに遅し! もうすっかり葉桜で、「お花見」は計画倒れとなりました。
(2018年4月6日、イキイキ元気倶楽部通信:執筆中)

何事も、そろそろと思う頃に計画をするようではダメで、
先手先手で段取りをしなければなりませんね。

そんな「段取り」つながりで、うまくいった「段取り」を2つお話をさせて頂きます。

まず、一つ目は「飲み会」の段取りです。
今回の「飲み会」のメンバーは、大学時代の友人(男ばっかり)です。

事の発端は、息子の中学校の卒業式の事でした。
後ろから「細川く~ん」と呼ぶ声がありまして、ふっと振り返りましたら、
大学時代の寮の友人でした。どうやら、子供同士が同級生のようです。
(卒業式で、その事実を初めて知りました。)

私は大学時代、東京の土佐寮という寮で生活をしておりました。
寮生は、高知県出身で東京の大学に進学した学生が対象です。
(1学年、10人程度でしたので、40人程の寮でした。)

その友人とは、もう20年以上も会ってなく、久しぶりの再会です。
懐かしい話に花が咲き、「今度、土佐寮のメンバーで一緒に飲もうか?」という事で、
私が段取りをする事になりました。

早速その夜、ひとまず私が連絡の取れる友人に電話をし
日時とお店を伝え、このビッグイベントの拡散をお願いしました。
と、いいますのも、もう20年近く会っていませんので、
私が連絡が取れるの友人は、数人です。

それで当日、集まった人数は・・・14人!

東京の大学でしたから、そのまま東京で就職した者も多いですし
高知の企業に就職しても、県外に転勤で出ている者も多く、
14人は、よく集まった方です。
しっかり「段取り」した甲斐がありました。
(と、いうより、みんながよく話をまわしてくれました。)

集まった面々は、20年以上も会ってない久しぶりぶりの顔ぶれです。
体型が大幅に変わっている者や、髪の色が白くなっている者、等々
20年という年月を感じえずにいられません。
(私は?といいますと、あまり変わっていないほうかもしれません。)

それにしても、一緒に寮で寝食を共にした仲間というのは、
気心は知れてますし、遠慮は要りません。
昔話は満開そのもので、時間はあっという間に過ぎました。

一番の傑作話は、エイプリルフールに1年生全員を騙した「杣山(そまやま)大作戦」です。

どんな作戦かといいますと、
当時4年生の私が、1年生に扮し、4月1日に入寮してきた1年生の中に紛れ込み、
1ヵ月間、1年生として一緒に生活をし、5月の寮祭(寮のお祭り)の日に正体を明かす。
2年生以上の寮生全員で仕込んだ大掛かりなものです。

私のアルバイト先の上司が杣山(そまやま)さんというお名前でしたので、
そのお名前を拝借して、1年生の杣山(そまやま)君を演じました。

今回の飲み会に、当時1年生だった者も参加しており、
寮祭当日の出来事は、本当に何が何だか分からなかったと、
思い出し笑いで話してくれました。

今度はもっと人数を集めて、という話で盛り上がり、
久しぶりに笑いすぎて腹筋の痛いお酒を楽しみました。
やっぱり、旧友との飲み会はいいですね。

次の「段取り」は、どくだみ畑です。
「桜の季節」は終わりましたが、これから「どくだみの季節」です。

今年は、例年以上の豊作を目標にし、
秋からしっかりと「段取り」をしてきました。
そして人員も増やし、しっかりと草引きをして、この春を迎えました。

夏の厳しい暑さの中、冬の厳しい寒さの中、草引き作業は本当に大変でした。
汗を流してくれたみんなに、心から感謝したいです。

そして、迎えた春の畑がこちらです。

どくだみ畑 どくだみ畑

やっぱり、何事も「段取り」ですね。
「段取り」せずに、思いつきだけで動いた時は、あまりいい結果がでないように思います。
しっかり計画して、しっかり準備して、しっかり実行すれば、しっかり成果がでます。
(成果がでない事も多々ありますが・・・。成果を出すのは本当に難しいです。)

このままいけば、4月末から5月いっぱいに大豊作で収穫・搾汁を迎える事でしょう。
これから、大忙しになってきます。

搾汁作業時は、私も単身赴任で現場に入り、しっかりとした製品作りに励みます。
何しろ、十黒梅の主原料のどくだみの青汁(搾り汁)です。
ベストの状態でどくだみの青汁(搾り汁)を作るよう努めます。

今から、搾汁作業に向けて、しっかりと「段取り」をしていきたいと思います。

季節は、初夏に向かって一気にアクセルを踏んでいるようです。
体調を崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸

第129号 2018年3月発行
「どくだみの春」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら南国高知は、3月に入り、少しずつ寒さが和らいできたように感じます。
朝のウォーキングでは、しっかりと汗をかくようになってきましたし、
ウォーキングに携帯しているスマホのバッテリーは、切れることがなくなりました。
(スマホのバッテリーは寒さに弱く、帰宅時にはいつもバッテリーが切れていました。)

ウォーキング後半は、東の空が明るくなり、日の出の時刻も早くなってきたようです。
春は、もうそこまで来ているようです。

春といえば、「卒業式」「入学式」「新年度」「新学期」「新生活」等々が思い浮かびます。
今回の手作り新聞では、私が感じた2つの春について、お話をさせて頂きます。

まず一つ目の春といえば、「プロ野球のキャンプ」です。

私の自宅から車で15分程の所に、春野総合運動公園というスポーツ施設があります。
そこには、野球場や陸上競技場、サッカー場、テニスコート、体育館、プール等々の施設があります。
メインの野球場は、高知県内の中学・高校野球の決勝戦が行われる県内屈指の野球場です。
(ちなみに、私が足繁く通っているプールは、ここのプールです。)

その野球場に、2月1日~2月23日の間、
プロ野球の埼玉西武ライオンズがキャンプインしていました。
(主力選手は、宮崎でのキャンプがメインで、20日~23日に高知で合流したようです。)

2月の中旬だったと記憶しております。「よおし、今日も頑張ろう!」と
いつものようにプールサイドに足を踏み入れた瞬間、
いつもと違う光景が目に入りました。プールの一番端のコースに
日焼けしたガッチリ体形の若者が十人程が談笑しながら泳いでいるのです。

勘のいい方はお気づきだと思います。その若者達はライオンズの選手で、
練習が終わった後、クールダウンの為かプールで体を動かしているようです。

もしかしたら、未来のスーパースターがこの中にいるのかもしれません。
希望に満ち溢れた若者が放つパワーに、私もまだまだこれからっ!と思った次第でした。

それにしても、さすが野球選手、体つきが全く違います。鍛えに鍛えてました。
私のタルタルのたるんだ体形とは比べ物になりません。(比べる方がおかしいですね)

次に2つ目の春といえば、この新聞でしかお伝えできない、
専門的なマニアックなお便りをさせて頂きます。

ズバリ! どくだみの春のお便りです!

どくだみ畑 どくだみ畑

冬の間、じっと力を蓄えたどくだみが、しっかりと顔を出してくれました。
これから暖かくなるにしたがって、どんどん背を伸ばしてくれる事でしょう。
今年も皆様にお届けできる分はしっかりと育ってくれると思います。

今年の冬は例年にないくらいの寒さで、畑が一面真っ白に雪化粧した日もありましたので、
どくだみがしっかり芽を出してくれるのか、心配をしておりましたが
そんな私の心配はなんのその、やっぱりどくだみは逞しいです。

どくだみ畑

考えてみますと、数千年いや数万年でしょうか、いやいや数十万年前から
緑の草花は、その生命の営みを永い間延々と続けてきたと思います。
きっと、どくだみもその例に違わないはずです。

現に書物等で、千年前の平安時代から愛されていたともあります。
雪に覆われた、なんていうのは、どくだみからしたら大した事ではないのでしょう。
いやもっと、想像を絶するような事態に見舞われた事があったと思います。

そんな事を考え、一面に小さな顔を出してくれた広いどくだみ畑に立ちますと、
自然のスケールの壮大さを感じ、日頃、ちょっとした事にイライラしたり、
思い通りにならない事に不満を感じたりする自分が、
マイクロ、いや、ナノ、いやいや、ピコよりも、もっともっと小さく思えてしょうがありません。

暖かい日もあれば寒い日もある。晴れの日もあれば雨の日もある。
いい日もあれば悪い日もある。嬉しい日もあれば悲しい日もある。・・・
それらを永い永い永いスパンで考えてみると、
日頃の出来事の大きさは、あまり大きなものではないように思えます。

”ちょっとした事に一喜一憂せず、大きな心を持ち続けた方がいいよ”
そんな事を、どくだみが教えてくれているように感じました。

季節は、まさしく三寒四温。天気の変わりやすい日が続きます。
体調を崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川泰伸