投稿者「Yasunobu Hosokawa」のアーカイブ

第64号 2012年10月発行
「食欲の秋」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

10月に入り、こちら高知は朝夕はずいぶんと肌寒さを感じるようになりました。
先日、しばらくぶり、さぼり気味の朝のウォーキングにと玄関を出たところ、
予想以上の涼しさに、薄手の上着の一枚を取りに、部屋に戻った事でした。

日の出もずいぶんと遅くなり、夜明け前の静寂な舗道は、
良き一日のスタートを迎えてくれる事を応援しているかのよう、
私の足を心地よく滑らせてくれます。
しばらく歩くと山沿いの舗道に「イガ栗」が落ちていて、
秋の気配を感じる事ができました。

秋は「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」「食欲の秋」と言われるように、
何をするにも気持ちのいい季節ですね、
(食いしん坊の私は「食欲の秋」専門ではありますが・・・)

これから一日一日、少しずつ季節は秋色が濃くなっていく事でしょう。
という事で、今回の手作り新聞は、
そんな秋に、特に「食欲の秋」について、書かせて頂きます。

高知の食欲の秋といえば・・・何といっても「戻り鰹(下り鰹)」!
脂の乗った「戻り鰹(下り鰹)」は、この時期だけのまさに旬の味わい。


■ここで一息、鰹の豆知識 その1■

「初鰹(上り鰹)と戻り鰹(下り鰹)」

日本の太平洋沿岸に生息するカツオは、
夏に黒潮と親潮とがぶつかる三陸海岸沖辺りまで北上し、
秋に親潮の勢力が強くなると南下する。
夏の到来を告げるその年初めてのカツオの水揚げを
「初鰹(はつがつお)」と呼び、珍重される。
脂が乗っていないためさっぱりとしており、この味を好む人もいるが、
3月初旬の頃のものは型が揃わず、比較的安価である。
脂が乗りだすと高値になっていく。

初鰹は港によって時期がずれるが、
食品業界では漁獲高の大きい高知県の初鰹の時期をもって
毎年の「初鰹」としており、消費者にも浸透している。
南下するカツオは「戻り鰹」と呼ばれ、低い海水温の影響で脂が乗っており、
北上時とは異なる食味となる。戻り鰹の時期も港によってずれがあるが、
一般的には秋の味として受け入れられている。

ウィキペディアより


鰹は刺身で頂くのもいいですが、
高知の伝統的な料理方法の「タタキ」で頂くのが個人的に好みです。

「タタキ」という料理方法は、三枚に下ろした鰹を背と腹で分け節にし、
周りだけををサッと焼き、一口サイズ程度にスライスして頂く料理方法です。

刺身を頂くように、醤油とワサビで頂くのもいいですが、
高知は、醤油とニンニクのスライスで頂くのが主流です。

また、特に高知の西部では、タマネギのスライスに、鰹のタタキを乗せ、粗塩を軽くふり、
大葉、生姜、ミョウガ、ネギ、ニンニクなどの薬味を刻んだものを、
鰹が見えないくらいにタップリのせ、
特製のタレ(私の祖母のレシピは、醤油:酒:みりん=1:1:0.5)を、
これまたタップリかけて頂く料理法があり、こちらの方が主流になっています。

それから最近では、「塩タタキ」というメニューも一般的になりました。
この食べ方は、タレや醤油で頂くのではなく、
粗塩を振り、薬味と一緒に頂く食べ方です。

いずれも、それぞれの違った味わい美味しさがあり、
食べ比べで楽しみたいというのが、細川流といったところです。

どくだみ畑のある「黒潮町」の佐賀漁港は、全国有数のカツオ漁獲高を誇る港で、
毎年、この季節に「もどりガツオ祭り」を開催しております。
(今年は、10月20日(土)の開催を予定されているそうです。)

私は、ウィークデイは工場勤務の為、単身赴任でこの黒潮町で寝泊りをしておりまして、
この季節は、この「戻り鰹」しかも、「日戻り」と呼ばれる新鮮な鰹を
楽しめるという素敵過ぎる特権があります。


■ここで一息、鰹の豆知識 その2■

「日戻り鰹とは・・・」

釣り上げた鰹を、その日のうちに食べる鮮度バツグンの鰹です。
その日しか味わえないモチモチっとした食感、
やわらかいのにしっかりした弾力が特徴です。
高知の西部では、「ビリ」(またはグビ)とも呼ばれ、
港町ならではの極上で贅沢な鰹です。


先日、黒潮町の隣町の四万十市(旧:中村市)の居酒屋さんに入ったところ、
その日は残念な事に「日戻り鰹」がないとの事。
仕方が無く、昨日上がった鰹で、タタキを注文しました。
(昨日上がったとはいえ、十分過ぎる鮮度には間違いありません。)

まな板には、上等の鰹が乗せられ、お店の大将が手際よく包丁を入れ、捌き始めました。
美味しい鰹のタタキが出てくるのを待っていると、大将の携帯電話が急に鳴り出しました。

大将:「日戻り、上がったぁ! 今から取りに行くけん、おいちょってぇ!!!!」
電話の主は、友達の漁師さんのようで、さらに声を弾ませ、
大将:「お客さんらぁ~、今日はホントに良かったねぇ~、
10分ばぁ~、待っちょったやぁ~」
と、捌き始めた鰹を冷蔵庫に戻しました。

私は妙に気の毒になり、
私:「今、捌きゆう鰹でも十分なんで、それでいいですよ」と伝えると
大将:「これも上等やけんど、今から来る鰹が、まだ上等やけん、それを食べたや~
お客さんに、喜んでもらうがが仕事やけん」と嬉しいお言葉。

しばらく待っていると、待望の「日戻り鰹」が到着!

改めて、まな板の上に「日戻り鰹」が登場!
モチモチっとした食感は、タタキより刺身の方が楽しめると思い
注文の「タタキ」を改め「刺身」に変更し、大将の手際良さに心を弾ませます。

そして、いよいよ私達の前に!

katsuo
包丁を入れた刺身の角まで、ピンっとしっかり!

刺身を醤油に付けると、さぁ~とキレイな脂が広がり、期待は最高潮!
そして、ニンニクのスライスと一緒に、口に入れると・・・

新鮮な香りが口の中に広がり、モチモチっとした歯ざわり、
柔らかいのか、しっかりいているのか・・・とても表現できな味わい。
これぞ、本場の旬の鰹! 舌鼓は打ちっ放しです!

大満足の旬の美味しさを頂き、
大将に感謝、漁師さんに感謝、そして秋に感謝した事でした。

これから、市場やお店には、鰹だけではなく
秋ならではの「海の幸」「山の幸」が、たくさん並ぶ事でしょう。

季節に感謝し、漁師さんやお百姓さんに感謝し、市場やお店の方に感謝し、
秋の旬の「海の幸」「山の幸」を楽しみたいと思います。

それから、今回お世話になったお店の大将のように
お客様に喜んで頂けますよう、お役に立てますよう励んで参ります。

季節は急ぎ足で秋が深まり、寒暖の差が大きい日も続くと思われます。
夏の疲れが残っていて、体調を崩し安い季節でもあります。

最後になりましたが、うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第63号 2012年9月発行
「私、細川泰伸がおすすめ!高知の観光スポット♪♪」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

毎日毎日、残暑厳しい日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
9月に入り、こちら高知は朝夕は、気持ち少しだけ、
ほんのちょっと、涼しくなったような気がしておりますが、
日中は、まだまだ30℃を越える日がほとんどで、
たまに雨の日などは、気温は少し落ち着くものの、
今度は湿度がグッと上がり、毎日ぐったりするような日が続いております。

どくだみ畑の方はといいますと、、、、
遠く蝉の声をバックコーラスに、コオロギやスズムシなどの秋の虫が大合唱を始めました。
夏の声と秋の声が混ざり合う、この季節の変わり目、
あれほど、耳にうるさく聞こえていた8月の蝉の声が、何か名残惜しく感じられてきます。

そこで今回、
”名残惜しい夏”と”これから楽しめる秋”の
「私、細川泰伸がおすすめ!!高知の観光スポット♪♪」をご紹介させて頂きます。

あくまでも、私、細川泰伸の好み、感性、思考が100%でございます。
決して一般的ではありませんが、なるほど!そんなところがあるのか、
と、ご参考頂ければ幸いです。

それでは、早速っ!
「名残惜しい夏のスポット」

●黒潮町浮津海水浴場

ここの海水浴場は、透明度がバツグン、砂浜の砂もサラサラの小粒で足触り非常に良く、
すぐ隣の入野海岸では毎年5月に「シーサイドはだしマラソン」も開催されている程です。
海は遠浅ですし、ボランティアの監視員の方もいますので、安心して海水浴を楽しめます。
それから遠浅なのに、結構な波がありますので、ボディーボードを楽しむ事ができます。
シャワーや更衣室、キャンプ場(炊事場もあります)もしっかり完備されております。
すぐ近くには日本の渚100選に選ばれている入野松原を望む事のできる
風光明媚な海水浴場です。

私達家族は、夏になると、ここでキャンプをして海を楽しむのが恒例になっております。
家族ぐるみでお付き合いさせて頂いている長野の方や大阪の方を
こちらにご案内したのですが、皆さん、大満足で海を満喫されました。

続いてっ!
「これから楽しめる秋のスポット」(ここは、かなり個人的な趣向が入ってます)

●高知沖の船釣り(ネイリ)

これから秋にかけて、高知沖では、ネイリ(カンパチの若魚)のトップシーズンです。
ちなみに全国的には、カンパチは若魚でもカンパチと呼ばれているそうで、
高知だけ、若魚と成魚を区別して、ネイリとカンパチと呼んでいるようです。

釣り方は、沖での船釣りになります。エサ釣り、ルアー釣りといろいろと楽しめますが、
私の場合は、専らエサ釣りの方です。

まず、エサとなる小アジを釣り、そのままネイリのいそうな深さにキープします。
その小アジを狙ってネイリが近づくと、小アジは必死に逃げようとします。
その激しい動きが釣り竿の先に伝わってきて、竿が上下左右に小さく激しく動きだすと、
私の心臓の動きも連動するかのように、、、
そして、ネイリが小アジに食いつくと、一気に釣り竿は海の中へ、根元から!!!
もう私の心臓は爆裂!頭の中はドーパミン、アドレナリン等の脳内ホルモンが大噴出!

竿を持つ手に、グイグイグイグイっともの凄い手応えに、
ドキドキっバクバクっのゴールデンタイム!

また、この魚が美味しいのです。カンパチといえば、寿司ネタでも有名な魚、
家族全員に大自慢ができ、釣って良し!食べて良し!!の代表格ではないでしょうか、

高知沖では、ほとんどの遊漁船は、この季節になりますと、
このネイリを狙って出航しますので、ご興味のある方はどうぞご参考まで。

そして最後にっ!
「一年を通じて楽しめるスポット」(ここは、全国的にも珍しい所です。)

●室戸ドルフィンセンター

ここでは、なんと! イルカと一緒に泳ぐ事ができます!
それも、一年中ずっと営業をしているそうです。
私は冬は寒くて、海に入れないと思っておりましたが、
センターの方に聞きますと、冬でも水温は10℃を下回る事がなく、
逆に、海から出た時の気温の方が寒いそうです。
(ウェットスーツを着て泳ぎますので、大丈夫だそうです。)

実際に、私の子供二人と妻は一緒に泳いだ事がありますが、
それはそれは、とても記憶に残る経験ができたと言っております。
(すみません、私の体験談ではないので、詳しく表現する事ができません。)

妻や子供に、「遠くからきたお友達を連れて行くとしたら何処?」と聞きますと、
「室戸ドルフィンセンター!」と異口同音の回答が返ってきます。

イルカショーのある水族館は、全国各地に多くあると思いますが、
イルカと一緒に泳ぐ事ができる所は、全国的にも珍しいと思います。

この室戸ドルフィンセンターでは、一緒に泳ぐプログラムだけでなく、
カヌーに乗って、カヌーからイルカと触れ合うプログラムや
トレーナー体験、エサをあげたり、触ったりできるプログラムなどもあるそうで、
一年を通じて、イルカと遊べる楽しいスポットになっています。

今回は、100%個人的な趣向で選んだ観光スポットのご紹介をさせて頂きました。
是非、四国、高知へお越しの際には、ご参考にして頂ければ幸いです。

皆様も、もしよろしければ、お住まいの地域、地元の方ならではのおすすめスポットや、
ご旅行された際などでのおすすめのスポット等、
「100%個人的な趣向で選んだ観光スポット♪♪」を私どもにお教え頂ければ幸いです。
場合によりましては、この新聞でご紹介をさせて頂きたいと思います☆
(メールでもハッピーメッセージ(ピンク)の用紙でも構いませんので、
どうぞお送りくださいませ。)

これからも、十黒梅を通じ皆様のお役に立てますよう、
喜びの輪が広がりますよう、励んで参ります。

最後になりましたが、まだまだ暑い毎日が続いております。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第62号 2012年8月発行
「熱い!熱い!輪」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

8月に入り、こちら高知は真夏!真夏!真夏!
暑い暑い暑い!毎日が続いております。 今日(8月6日)の新聞によれば、
8月5日は館林(群馬県)では、最高気温が37.9度を記録し、
その他の地域でも最高気温が35度を超える猛暑日となったようです。
8月もまだ前半、これからが夏本番といったところではないでしょうか?
どうやら今年の夏は、全国的にも、猛暑・酷暑に見舞われそうです。
どうぞ、熱中症には、十分お気をつけ下さいませ。

そして、今年のこの暑さをより暑く、いや熱く!しているのがっ!
ロンドンオリンピックの大熱戦!
今年は日本勢の大活躍に、オリンピック速報から目が放せません。

私が個人的に注目をしているのは、ズバリっ!卓球!
何を隠そう、私は中学から高校一年の4年間、
卓球に汗を流し、白球を追いかけていました。
卓球女子団体が決勝戦まで勝ち上がり、
銀メダルが確定した快挙に驚いているところです。

テレビを通して伝えられる愛ちゃん・佳純ちゃんのプレーに
長女:「私も卓球がしたいっ!」と言い出しまして、近所の卓球場に足を運びました。
すると、気のせいか周りでは以前よりも卓球を楽しんでいる方々が、
多くなっているように感じます。

今まで卓球というスポーツは、どちらかといえばマイナーなイメージが強く、
競技人口も、どちらかといえば少ない方ではなかったでしょうか?
(温泉宿で卓球をする人口は多かったと思いますが・・・)

実際、私が初めてラケットを握ったのは中学一年生の時で、
100人を超える同級生のうち、 卓球部に入部したのは、
僅か6人(野球部は30人を超えていました。)
そのうち、小学校からの経験者は1人、あとはズブの素人という環境でした。

ところが、先日たまたまご一緒させて頂いた、当時の卓球部の監督のお話では、
近年は、中学校から入部する部員のほとんどは、小学生から卓球を始めているとの事。

現在は「愛ちゃん効果」といいましょうか、
小さい頃から卓球を始める子供さんがグッと増えたようです。
こうした、競技人口の裾野の広がりも、
オリンピックでの好成績の要因の一つのように感じます。

「オリンピックで活躍する」  →  「認知度が上がる」
↑                               ↓
「切磋琢磨し、優秀な選手が増える」←「競技人口が増える」

こうした好循環のスパイラルは非常に望ましいと思います。

それから、スポーツは健康作りにも役立つという、すばらしい側面もあると思います。
私は、週に数回程度ですが、近くのプールに運動不足解消にと、足を運んでいますが、
確かに、泳いだ日は、ご飯もおいしく感じ、夜もぐっすり眠れます。
それから、次の日の体調がすこぶる良くて、頑張って行った甲斐があったと感じます。

今回のオリンピックでの日本選手の大活躍が、
今後いろいろな形で素晴らしい輪が広がればいいなぁ、と思っております。

さて!「熱くて輪が広がる」といえば、、、、
こちら高知が元祖、発祥地の「よさこい鳴子踊り」!!!!!

すっかり、北海道の「よさこいソーラン」にお株を奪われた感がありますが、
この「よさこい」、今や全国各地に「熱い輪」が広がり、
さらには海を越え、インドネシアにも広がり、
各地でそれぞれの「よさこい」が盛り上がっているようです。

その元祖、土佐の高知の「よさこい鳴子踊り」は、
今年も8月9日~12日の日程で開催を予定されています。

ちなみにスケジュールの詳細は、
8月9日・・・前夜祭 (昨年度の優秀チーム)
8月10日11日・・・本番 (全チーム出場)
8月12日・・・全国大会・後夜祭(高知県外チーム+今年度優秀チーム)
というスケジュールになっております。

何を隠そう!(今回は、この「何を隠そう!」がやたら多い新聞となっております。)
この私は、小学生の頃から、このよさこい祭りの列に加わり、
大学生の時は、一つのチームの責任者として、
そして、数年前には、家族4人で参加し、
よさこいを大いに大いに大いに謳歌しました。

この「よさこい」の特徴として挙げられるのが

●鳴子を持って前進する踊り
●曲をアレンジしても良いがよさこい節のフレーズをを必ず入れる
●チームの人数は150人まで

この3点が大きなルールとなっていて、あとは自由
(細かい細かいルールはいくつかありますが・・・)

各チームによって、曲も踊りも衣装も自由!
曲は伝統的な音楽からロックバンドの演奏、
踊りは古典からサンバにジャズダンスにヒップホップetc
チーム毎に、いろいろな工夫があり、見物客も飽きる事はありません。
今年は、198チームの参加を予定しており、
198通りのよさこいが、高知の夏を熱くします。

歴史を紐解くと、第1回は僅か21チームで始まったそうですが、
こんな自由さが、日本各地に、そして世界に、大きな輪を広げた要素かもしれません。

そして最後に、「熱くて輪が広がる」といえば、、、、
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)!

ちょっと無理がありますでしょうか?
強引につなげまして、本当に申し訳ございません。。。

毎回、この新聞でご紹介をさせて頂いておりますが、
今回も熱い!熱い!熱い!お声を頂いております。

皆様からの熱いお声は、本当に作り手冥利につきます!本当にありがとうございます!

2007年5月より、生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)を
販売させて頂きまして、お陰様で今年で6年目になります。

その間、たくさんのご愛飲者様とありがたいご縁を頂き、輪を頂き、
また、どくだみを栽培して頂く農家さんの輪も広がり、感謝の気持ちでいっぱいです。

これからも、皆様のお役に立てますよう、喜びの輪が広がりますよう、励んで参ります。

最後になりましたが、いよいよ夏本番となります。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、どうか体調など崩されませんよう、
それから特に、熱中症にはお気遣いくださいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第61号 2012年7月発行
「本気・・・コトバの力」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

7月に入り、こちら高知は雨の日が多く、ムシムシ暑い毎日が続いております。
これから梅雨が明け、本格的な夏!夏!夏!夏!の到来が待ち受けいて、
新陳代謝の激しい(平たく言えば、ただの汗かき)私にとりまして、
本当に過ごし辛い季節が目の前です。

そんな暑い夏の我家の風物詩となっているのが、
冷房機器のリモコンの取り合いです。
私と長男の男チームは暑がりで、冷房は強めにセットしますが、
それに引き換え妻と長女の女チームはそうではないようで、
冷房は控え目にセットします。

家にいるのが、どちらか片方のチームだけならばいいのですが、
両方のチームが入り混じっていると、リモコンの争奪戦は激化の一途。

ただ今年の夏は、節電の夏ということで、男チームにとりまして、
冷房機器以外での涼の取り方に、一工夫が必要な夏になりそうです。

そんなある日のこと。妻は長女の迎えで家を不在にしておりましたので、
家にいるのは、男チームだけっ!
もちろん冷房機器のリモコンは男チームの手中にあり、
節電を気にしながら、すこし強めにセットし、
長男の宿題の本読みを聞くことになりました。
長男が読んだ詩は、、、

「本気」
なんでもいいからさ
本気でやってごらん
本気でやれば
たのしいから
本気でやれば
つかれないから
つかれても
つかれが
さわやかだから

それは、相田みつをさんの詩でした。

いやぁ~、心がグッと強くなる、心励まされる詩に心を動かされました。
「コトバの力」という言葉がありますが、
まさしくその「コトバの力」を体感いたしました。

長男に、「何でも本気でやったら楽しいき、勉強も本気でやらんといかん」と諭すと
長男いわく「野球やったら、いっつも本気ながやけど・・」と。。。。。

確かに長男は、学校から帰ってくるなり、ランドセルを玄関に放り、
グローブを持って出て行きます。
(野球は明るいうちに、宿題は夜でもできる・・などと言って・・)

野球仲間と一緒のときは、その仲間達と。
そうではないときでも一人で、「ボールの壁当て」「バットの素振り」。
よっぽど、本人にしてみたら、
楽しくて楽しくて好きでしょうがないのだと思います。
体はつかれて目は充血して帰ってきますが、本人はへっちゃら(*^_^*)
確かに、そのつかれもさわやかな気さえします。

この「野球やったら、本気になれる」というのは、
どうやら私の長男だけではない!という事を発見しました。

つい先日、長男が所属するチームの試合があり、
選手を試合会場まで連れていく「配車当番」を兼ね、
試合の応援をしました。
(長男はまだまだ出場できるレベルではないので、応援席からの応援です。)

試合が始まり、グラウンドにメンバーが広がり、審判の「プレイ」の声がかかると、
普段、道ですれ違った時には、はずかしそうな小さな声で挨拶をしていた子供からも、
「バッター来い!」とか「3人でおさえるぞー!!」とか「ピッチャー楽に行こう!」とか
それはそれは気合の入った大きな元気な声が聞こえてくるのです。
また、ベンチや応援席からも大きな熱い励ましの声が聞こえてきます。

一生懸命に無我夢中になって、白球を追う姿、仲間を応援する姿は、

まさしく「本気」そのもの!!

みんな野球が楽しくて楽しくて好きでしょうがないのだと思います。

それから驚いた事がありました。
手に汗握るプレッシャーのかかる場面が何度も訪れます。
しかし、どの子もそのプレッシャーをものともしません。
内心は心臓がバクバクしているとは思いますが、堂々たる姿です。

ピッチャーは、満塁一打逆転といったプレッシャーのかかる場面でも、
その場を逃げる事なく、しっかりと投げこんできます。

バッターも、チームの仲間が作ってくれた一打逆転のチャンス、
しかし凡退すれば、スリーアウトチェンジ、といったプレッシャーのかかる場面でも、
その場を逃げる事なく、しっかりとバットを振り抜いてきます。

テレビを点けると、大の大人が、逃げたり、ごまかしたりといったニュースが目に留まる中、
小さな小学生がその場を逃げずに、一生懸命になって白球を追う姿というのは、
何か心を洗われるものがあります。
私には、どの子もキラキラに輝いて見え、本気のプレーの素晴らしさに心を奪われました。

本気だからこそ、泣くほど悔しかったり、泣くほど嬉しかったりするのですね。

  本気でやれば、まわりが熱くなる
  本気でやれば、まわりが応援する
  本気でやれば、まわりが感動する

なんてフレーズを付け加えたい、そんな心境になりました。

ともあれ、野球に限らず、どんなことでも本気でキラキラと輝いている姿は、
見ている私たちも幸せにしてくれると思います。
本気の力は、まわりのみんなの心をも動かす力があるのですね。

私も、子供達に負けないよう、今まで以上に一つ一つのことを一生懸命に
本気で取り組んでいきたいと思います。

キラキラと輝いていけるように☆
(ただの汗かきで、おでこがキラキラ輝くだけにならないよう(*^_^*) )

最後になりましたが、これから梅雨が明け、夏本番となります。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調など崩されませんよう、お気遣いくださいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第60号 2012年6月発行
「嬉しいどくだみの収穫」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

「ウウゥゥゥゥ~~~」「ガガガガァァァ~~~」
「ブゥ~~ンブゥ~~ン」といろいろな機械の音。
そして、「ファァァアアア~~~ン」と新鮮な葉っぱの香りに包まれながら、
毎日毎日、朝早くから農家さんが収穫してきた新鮮な「どくだみ」を
この「どくだみ」が皆様のお役に立てる!とワクワクしながら搾っております。

畑のどくだみの量の多さに、農家の皆様は額に汗をかきながらも、
嬉しい笑顔を覗かせ、毎日毎日、収穫に励んで頂いております。

shukaku

初年度からずっと、今年も収穫のお手伝いに来て頂いている
通称:れいちゃん(78)は
「今年は、ほんとに、よう育ったねぇ~」と鎌を片手にニコニコ笑顔です。
植え付けにもお手伝い頂いたので、その嬉しさは一入だと思います。
「れいこさん、写真を撮りますよ~」と私が言うと
「うんと美人に撮っちょってよぉ~」とポーズをとってくれました。

reiko

農家さんから運ばれてきたどくだみ草は、3段階の洗浄できれいに洗い、
大きなミキサーのような機械でミジン切りにし、搾り機にて搾汁し、
どくだみ草の青汁(搾り液)となります。

先日、その3段階の洗浄の1段階目の洗浄前で、
ある可愛らしい「侵入者」を発見しました。
どこからくっついてきたのか、「カタツムリ」です。

農家さんには、どくだみをきれいな状態で持って来て頂くようお願いをしておりますので、
「カタツムリがおったよ、しっかり取っちょって下さいね」と再度、
しっかりとお願いをしたところ、

農家さん:「ごめん、ごめん、しっかりきれいにしてくるけん。
けんど、カタツムリがおるいうたら、無農薬の証拠ぜぇ~」と
笑顔で答えてくれました。

初めて知ったのですが、農薬がかかっていると、
カタツムリはついてこないそうなのです。
つまり、カタツムリは、無農薬栽培の証人であるといっても過言ではないということです。

農家さんの笑顔のワケは、一生懸命、雑草を引き、
どくだみ畑をしっかりと手入れした成果を、
このカタツムリが証明してくれたという事が、少し嬉しかったのだと想像しました。

どくだみの栽培を始めて、今年で5年目になります。
当初は、農家さんに無農薬栽培の必要性をご理解頂くのに、
大変な時間を要しました。
自社の畑がありますので、農薬を使用しない栽培の大変さは身にしみて解ります。

しかし、十黒梅をご愛飲頂いている方々のお役に立つためには、
どうしても、農家さんに農薬を使用しない栽培でなければならない事を
ご理解して頂くしかありません。
農家さんとの集会の度に、ご愛飲の皆様から頂くお声をお見せし、
このお声にしっかりとお応えしたい、と切にお願いをしました。

改めて、ご愛飲の皆様のお声の持つ力の大きさに驚くと同時に、
ご愛飲の皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
そして、ご理解を頂き、しっかりと農薬を使用せずに栽培して頂いている
農家の皆様にも熱く熱く熱く厚く感謝申し上げます。

それから、工場を整備し、今年で4年目となります。
そもそも、どくだみを搾る工場というのは一般的でないため、
出発点はどんな機械が必要なのか、そんな初歩の初歩からスタートしました。

そんな機械の選定に頭を悩ませていたある日の事。
運命の出会いがありました。

その日はたまたま、大阪に所用があり、
帰りの飛行場の高知行きの出発ロビーで、
「おぉ~、久しぶりやにゃ~、元気しよったかぁ~」と
私に声をかけてくれた方がいました。

振り向くと、高校の先輩のKさんです。
Kさんは食品会社の経営をされていらっしゃいます。

(ここから登場人物が少し多くなりますので、苗字の頭文字を使わせて頂きます。)

その時、ハッと「この先輩なら、機械設備に詳しい方を知っているはず!」と直感しました。
そして、機械選びに困っている時に、
神様が与えてくれたチャンスと勝手に都合よく考え、そして感謝し、

私:「ご無沙汰してます。元気してます! 今度、どくだみの工場を整備するがですが、
どなたか設備に詳しい方をご存知ないですか?」とご相談し、
設備の専門のHさんをご紹介頂きました。

Hさんは、本当に本当に親身に私達の話を聞いてくださり、
私どもの設備に必要な機械メーカーのAさんをご紹介下さり、
そして、HさんとAさんでタイアップして、それぞれ得意分野をフル活用して下さり、
無事に工場整備ができました。

前例のない設備だけに、実際にどくだみを搾れた時は、
全員で手を取って大喜びした事を昨日の事のように覚えております。

(ちなみに、HさんもAさんも、
この十黒梅を大変気に入って頂き、毎日、ご愛飲頂いております。)

ご協力を頂きました皆様のご尽力に、
本当にありがとうの感謝の気持ちでいっぱいです。

それから今年に入り、先日、機械を作ってくれたAさんに
「特に問題はないんだけど、カッターの切れがもう少し。。。
急いでないので、時間のある時に見て下さい。」とお伝えしたところ、
電話をした夜、深夜3時に工場に片道2時間の道のりを来て修理して下さり、
本当に助かりました。

こうして、農家の皆様、機械設備の皆様、工場で搾汁作業に頑張ってくれる従業員、
私が搾汁作業に専念し、会社を留守にしている時に、しっかりとフォローしてくれる社員。
そして、単身赴任で家を留守にし、その間、家を守っている妻、
また、私の仕事を理解して協力してくれる両親や子供達。
それから、十黒梅をご愛飲頂いている大切な皆様。
皆様のお陰で、今があると心から感謝の気持ちでいっぱいです。

この感謝の気持ちをいっぱいに詰め込んで、どくだみ搾りに頑張って参ります。
皆様のご健康に、十黒梅がお役に立てます事を心よりいつも願っております。

最後になりましたが、これからだんだんと暑さ厳しくなってまいります。
毎日の気温差も激しい時期となりますので、
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調など崩されませんよう、お気遣いくださいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第59号 2012年5月発行
「どくだみ開花!」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

5月に入り、こちら高知は夏日を思わせる陽射しの強い毎日が続いております。
3日4日の両日は、長男の少年野球の大会があり、
日焼け防止にと長袖を着て応援をしたところ、
袖から先、つまり手首から先だけが真っ赤に日焼けし、
現在は黒い手袋をしているような有様です。

試合の方はといいますと、2回戦で敗退し、反省点の多い大会となりましたが、
1回戦で、2アウト満塁のチャンスに長男に打順が回り、
たまたま振り抜いたバットが白球を捕らえ、
打球はセンターとレフトの間を真っ二つに深々と破り、
満塁ランニングホームラン!

長男にとって、この日は一生忘れる事のできない1日になったと思います。
(2回戦は、そのイメージが強く、全て大振りでの凡退でした。。。。。)

今大会は、小学4年生以下の低学年の大会でしたので、
ちゃんと試合になるのか?と心配をしておりましたが、
私のそんな心配は大きく裏切られ、内野ゴロはしっかりとファーストでアウトをしたり、
外野フライはしっかり補球しアウトにしたり、
牽制でランナーをアウトにしたり・・・と、驚きの連続でした。

そして何よりも、驚かされ心が洗われる思いがしたのは、
ミスは全員でカバーするプレーでした。

ピッチャーのフォアボールやデッドボール、野手の悪送球や、
落球などなど、ミスをしても、その都度
「ドンマイ!ドンマイ!」「気にせずいこう!」「大丈夫!大丈夫!」と
全員で声を掛け合いプレーする姿。

何か、私達大人が忘れかけてしまいそうな全員で助け合う心を、
小さな子供達がお手本となって示してくれているようにさえ感じました。

こうしたプレーを日頃から、
しっかり指導して頂いている監督、コーチ、父兄の皆さんに
本当に本当に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

それから、5月5日のこどもの日は、
午前中から気温がどんどん上昇し、どくだみ畑のある黒潮町では、
平年より8.1度高い最高気温30.3度の真夏日を観測しました。

となりますと・・・
今まで寒い間、じっと土の中で耐え忍んでいた「どくだみ」は、一気にっ!
そうですっ! どくだみの花が開花しました。

ここに、どくだみの開花宣言を致します!!!
dokudami201205

★ここで登場!どくだみクイズ♪

【問題】
どくだみの花は、次の3つの中のどこの部分でしょうか?

a:4枚の白い十字形の部分
b:真ん中の淡黄色い穂状の部分
c:ハート型をした緑の部分
dokudami20120502

【答え】b:真ん中の淡黄色い部分

【解説】
どくだみの花は、真ん中の淡黄色い穂状の部分です。
萼(がく)もなければ、花弁もない、ただ3本の花粉のできないおしべ(雄芯)と、
三つに分かれた柱頭を持つ、1本のめしべ(雌芯)だけあって、いわゆる裸花です。
どくだみは、花後に果実がつき、種子はできますが、不稔性(ふねんせい)です。
不稔性(ふねんせい)というのは、次の世代に子孫をつくれない種子をいいます。
どくだみは、種子で繁殖するのではなく、根茎で繁殖します。

白い花びらのようなものは、植物学的に言えば、花を保護する総苞(そうほう)です。
これが4枚あるため、よく目立ち、一般的に花びらのように見えます。
一般的に、この総苞を花弁と勘違いする場合が多くありますが、
花は淡黄色の部分です。

今年も農家さん皆さんの大ご苦労があって、無事に開花を迎えました。
おそらく、この手作り新聞が皆様のお手元にお届けの時には、
どくだみの収穫・搾り加工の真っ只中で、一年で一番忙しい時期、
そして、このどくだみが皆様のお役に立てる!と実感できる一番嬉しい時期となります。

どくだみ畑と搾り工場のある黒潮町は、
私の住いから車で2時間程離れた所にありますので、
この時期は、単身赴任で工場に入り、
社員と一緒にどくだみの搾り加工に励みます。

搾り加工の工場は、2009年6月に操業を開始し、
お陰様で今年で4年目を迎えます。

工場を整備するにあたり、いろいろな方々から
「細川さん、この時代に工場を持つなんてやめた方がいいですよ。」と
異口同音にアドバイスを頂きました。
確かに、設備投資が原因で、立ち行かなくなった会社さんが、
たくさんいらっしゃった事は私も知っておりました。

しかし、その事よりも何よりも、お客様のお役に立ちたいという思いが強く、
それには、できるだけ、どくだみを新鮮な状態で搾りたい、と思い、
どくだみ畑のすぐ近くに工場を整備する事を、
一念発起、清水の舞台から飛び降りる気持ちで、決意しました。

今、こうして無事に4年目を迎えるにあたり、
私達の判断は間違っていなかったと確信しております。
その確信の根拠となるのは、
この新聞をお読み頂いている皆様が十黒梅を永くご愛飲頂いている事。
そして、皆様から頂く嬉しいお声の数々でございます。

お役に立てる喜びを社員全員で分かち合いながら、
全員野球で助け合って、頑張って参ります。

最後になりましたが、季節の変わり目でございます。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)、
体調など崩されませんよう、お気遣い下さいませ。
皆様のご健康に、十黒梅がお役に立てます事を
心よりいつも願っております。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第58号 2012年4月発行
「どくだみの開花宣言?」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

4月に入り、こちら高知はすっかりと春めいて参りました。
私どもの会社の横にあります公園の桜の木々は、ものの見事に満開で、
窓を開けますと、桜の香りさえ漂ってきそうな程です。

休憩所で昼食を取る女子社員も、窓からの桜の景色に喜び、
ちょっとした「お花見弁当」を大いに楽しんでおります。

今週末(4月7日8日)は、こちら高知は、好天気が予想されていますので、
標本木のある高知城の高知公園や、
「日本さくら名所100選」に選ばれた鏡野公園などの桜の名所では、
「お花見」と称した大宴会が、所狭しと繰り広げられる事と思います。
(高知の人って、本当ぉ~~~に、お酒が大好きなんです。)

それから、4月9日(月)は、入学式を予定している学校も多いと思います。
私どもの子供が通っている小学校では、確か昨年と一昨年は、桜が散り、
葉桜の入学式でしたが、 今年は、桜の花びらが歩道を埋め尽くし、
ピンク色に包まれた心に残る入学式になると思います。

この手作り新聞が皆様のところにお届けの頃は、
4月の終わり頃だと思いますので
きっと、十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲の皆様も、
心躍る「お花見」を楽しまれた事だと思います。
(東北や北海道の方は、これからでしょうか?)

是非、皆様の所の桜の名所のお話や、
楽しいお花見のエピソードなどをお知らせ頂けるとありがたいです。

ちなみに、私の桜の思い出で、一番印象的だったのは、
大学入学前の東京の井の頭公園で見た桜でした。

高知の田舎から上京し、
希望と不安に満ち溢れた私を優しく包んでくれたのがその桜です。
井の頭公園は、私が大学4年間住まいとした「土佐寮」(高知育英協会)のすぐ近くで、
満開の桜が池に多いかぶさるように、その池に映った桜とのコントラストが、
何とも言い様のない優美な気品のある美しさに心を奪われた事を覚えています。

それから、一度行ってみたい桜は、山形の天童の桜です。
テレビのニュースで見たのですが、「天童桜まつり」では、
「人間将棋」という伝統行事が毎年開催されているようで、
この「人間将棋」を一目見てみたいと思っているのです。

ここで行われる「人間将棋」とは、
甲冑に身を包んだ武者達を将棋の駒に見立て、
将棋のプロ棋士が対局するというもの。

心和らぐ桜に包まれ、武者達が繰り広げる「人間将棋」の景色は、
「優雅」と「勇壮」がミックスされた、日本の昔から伝わる
美のようなものが感じられると思うのです。

ちなみに、(ちなみにが、やけに多い今日の新聞です。)
私は26歳の時に、椎間板ヘルニアを患い、で5ヶ月程入院した事があります。

その時に、同室だった方に将棋を教わり
(幼少期に祖父に教わったのですが、その当時は難しくて・・・)、
その魅力に取りつかれました。
今では、毎週日曜日の将棋のテレビ番組を録画するようになっており、
将棋好きというのも、この天童桜まつりを見に行きたい、
大きな大きな大きな理由です。

さて、開花で楽しみなのは「桜」だけではありません。
私どもの「どくだみ畑」の「どくだみ」も、
5月の中頃には、きっと可憐な花を開花させてくれるでしょう。
(開花の時は、大きな大きな大きな声で「開花宣言」をしたいと思います。)

4月6日時点では、冬の寒い間、じっと土の中でチカラを蓄え、
この時を待っていたかのように、
あちらこちらから、可愛らしい芽が顔を出しています。

今年は、栽培面積を広げましたので、この冬の間から、
社員と草引き(雑草との格闘)に汗を流しました。

以前のこの新聞でも、ご紹介したと思いますが、
この草引き(雑草との格闘)には、なかなか学び得るものがあります。
今年は、また新しく、この雑草から学び得る事がありました。

まず、昨年の学びは「簡単に抜けない」です。

土の中深く根を張っているものや、広範囲に張っているもの、
さらには、根が柔らかく細く、無理に抜くと、
根が途中で、あっさりと切れてしまもの、
必ずといっていいほど、完全にきれいに全部の根まで全て抜けた!
という雑草がないのです。

「絶対にあきらめない」「どんな環境でも生き抜いてやる」
「こっちもどんどん進化してやる」という
いわゆる「進化」系のメッセージを感じ学びました。

そして、今年の学びは「別の雑草が生えている」です。

昨年、散々苦労して退治しましたので、
もう生えないだろうと甘い期待を持っていました。
やはり、自然を甘く見るといけませんね。
昨年と同じ場所には、別の場所にあった種類の雑草が生えているのです。

今年は、雑草から「その手がダメなら、この手はどうですか?」
「そっちがダメでも、こっちで頑張れます!」
「それはダメだったけど、こっちに変って頑張ります」といった、
いうなれば、「改革」系のメッセージを感じ学びました。

つまり雑草は、今まで続けてきた事を、
やれる所まで変化させ進化させ頑張り抜き、
それでもだめなら、今までを捨て、ガラッと変化させ改革させ、生き残る。

時折聞こえてくる鳥の鳴き声、風の音、遠くから伝わる海の声etcに
囲まれたどくだみ畑に立ち、 雑草を通じ、
何かそのような生きる魂のようなものを感じました。

この草引き(雑草との格闘)は、
雑草が元気に生えてくるこれからが、いよいよ本番です。
広い畑の雑草を一本一本抜いていく地道で、
正直大変な労力の作業です。
ヘルニアを患った経験のある私にとりましては、
腰には十分気をつけなければなりません。

この大変な作業を、グッと明るく嬉しく楽しく晴々とさせてくれるのが、、、、

十黒梅(じゅっこくばい)のご愛飲の
皆様から頂く嬉しいメッセージです。

この嬉しいメッセージは、何よりの何よりの何よりの励みでございます。

頂くメッセージは、全て社員と一緒に拝読させて頂いており、
一緒に、この地から全国のたくさんのご愛飲の皆様に、幸せを発信するんだ!!
「幸せ発信基地♪」を合言葉に、どくだみの大収穫を楽しみに励んでおります。

皆様のお役に立てますよう、畑作業に製品作り、お届け、アフターフォローに
真心を込めて社員一同、頑張って参ります。
これからも何卒どうぞ、よろしくお願いいたします。

最後になりましたが、季節の変わり目でございます。
またインフルエンザも流行ってきているとの事、
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)、
体調など崩されませんよう、お気遣い下さいませ。
皆様のご健康に、十黒梅がお役に立ちます事を心より願っております。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第57号 2012年3月発行
「祇園精舎の鐘の声~~~」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

あの大惨事をもたらした東日本大震災から1年が経ちました。
震災でお亡くなりになられました方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

テレビや新聞等のメデイアから流れてくる被災地の復興は、
1年経った今でも、なかなか前に進んでないようで、
本当に心が痛む思いがします。

1日でも早い復興、そして皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

さて、2012年が幕を明け、早くも3ヶ月が経とうとしております。
「1月行く、2月逃げる、3月去る」と昔から言われるように、
この3ヶ月は、月日の経つのが本当に早く感じられます。

3月が終われば、4月。4月といえば、入学・進学・進級の季節です。
我家の長女は小学6年生に、長男は小学4年生となります。

長女が家に持って帰ってくる宿題も、だんだん難しくなってきており、
算数などは、私の頭を悩ませるような問題も出てくるようになりました。

持ってくるプリントを見てみると・・・角度や図形などの問題、そして、
「つるかめ算」「時計算」「植木算」「和差算」・・・
何だか懐かしい響きのある計算方法が踊っています。

自称・算数が得意なお父さん(あくまでも自称です。)としては、
不退転の決意で、堂々と受けて立つ思いでおります。
(いつまで、受けて立てるか・・・少し心配です。)

そんなある日、長女が見ていたテレビ番組「にほんごであそぼ」を、
チラッと横目で見てみると・・・・

「祇園精舎の鐘の声~~~~~」と、
遥か遠い記憶がガンっ!ガンっ!ガンっ!と
呼び戻されるような文言が・・・・・・

そう、30年程前でしょうか?
私もこの「祇園精舎の鐘の声・・・・・」を習いました。
当時は、しっかり覚えていたのですが、30数年という年月は、
そう簡単に記憶を取り戻せるものではありません。

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、
盛者必衰のことわりをあらはす。奢れる人も久しからず・・・・」
ここまでは、何とか記憶を辿る事ができたのですが、
そこから先がどうしても出てきません。
一生懸命、記憶の中の細い糸をたぐり寄せるように、
思い出そうとしているのですが。。。。。

結局、降参して、インターネットで調べる事にしました。
(今は、本当に便利な世の中になりました。)

「奢れる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂には滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。」の言葉を見て、
そうだ、そうだ、そうだ!と手を叩いて一人で大喜びする私。
その私の姿を、長女はどんな目で見ていたのかは・・・
ご想像にお任せします。

そして改めて、昔から言い伝わる言葉は、
言い得てかつ重みのあるものが多いと痛感しました。

身の回りの製品を手に取りますと、
ポケベルは携帯電話へ、ビデオテープはDVDへ、フィルムカメラはデジタルカメラへ、
音楽カセットテープはMDへ、MDはiPod等のデジタルプレイヤーへ・・・・
その他にも、その時々を華々しく飾った製品が廃れ、
別の製品に取って変わった例は挙げれば数え切れない程だと思います。

全てのものは、永遠に長くは続かない、という教えもあります。
しかし、私は何か変わらない不変のものもあるようにも思えます。

ポケベルが携帯電話に代わったのは、緊急を要する呼び出しや通話ができるなど、
より便利に役に立つようになったから、
ビデオテープがDVDに代わったのは、コンパクトでありながら、
簡単で綺麗に長持ちするなど、 より便利に役に立つようになったから、
フィルムカメラがデジタルカメラに代わったのは、すぐに画面で写真を確認できる、
また、大容量の写真データの保存、好きな写真だけ現像できる経済面など、
より便利に役に立つようになったから・・・
などなど、他のモノにも同じ事が言えるのではないかと思います。

つまり用途はだいたい同じだけど、より便利になったり、より役に立つようになったりと
バージョンアップしたのだと思います。そのバージョンアップができない時に、
衰退が始まるのではないか?私はそのように感じております。

このように考えてきますと、変わらない不変のものの一つに、
「お役に立つ」という根本的なスピリッツ(精神)が挙げられるように思います。

私ども株式会社食援隊は起業して7年目になります。
ここまで続けてこれたのは、偏に十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲頂いております
たくさんのお客様や、どくだみ、黒糖、梅を栽培して頂いている農家の皆様、
そして一生懸命働いてくれている社員達のお陰でございます。
本当に本当に心より感謝いたしております。いつもいつもありがとうございます!!

私は起業した時に、
『「人」を「良」くする「食」を通じ、 毎日のイキイキ生活を応援します』
を、会社の企業理念といたしました。

そしてこの企業理念を中心に15項目のクレド(信条)を決め、自ら作成しました。
起業当初は、妻と二人で話し合っておりましたが、
今日では、社員達と全員で毎朝、
一人一人がそれぞれの思いを発言しながら、皆で話し合います。

その食援隊クレド(信条)の1番目は、

「私達は、『人を良くする食を通じ、 毎日のイキイキ生活を応援します』を合言葉に
お客様にお役立てする事を使命とします。
かかわる全ての人が商品の良さをしっかりと理解し、商品説明や購入方法、
アフターフォローなど、誠実・真心の精神でプロフェッショナルとして、
お客様に感動して頂けるよう全力で努力します。

としております。

これからも皆様のお役に立てる会社となるよう、
さらに今以上、よりよくお役に立てますことを考えながら、
精一杯頑張っていきたいと思います。

今後とも何卒どうぞ宜しくお願いいたします。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第56号 2012年2月発行
「ハッピー☆メッセージ、私の釣り自慢」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

季節は冬!冬!冬!真冬のど真ん中!
冷たい冷たい冷たい毎日が続いております。
こちら南国高知でも、氷点下の朝を迎える日もあり、
今年は寒さは特に厳しいようです。

こう寒いと、何をするにも消極的になってしまいがちです。
毎月、たくさんの皆様から頂く「ハッピーメッセージ」、

今月は・・・・・・・    いつもより少なめ なのです!

そこでっ!今月は、
私の「ハッピーメッセージ」をバババァ~~ンとご紹介します!

それは、1月のよく晴れた休日の事でした。
友人から「釣りに行こう!」と誘われ、
私の体は太平洋の上で船に揺られていました。

釣りを覚えたのは小学生の時で、
他界した祖父がよく船に乗せてくれたのを覚えています。

釣りは私の唯一の趣味でして、ゴルフや他の趣味はありません。
というより、あまり器用な方ではありませんので、
いろいろできないのかもしれません。

釣りの楽しいところは、
●広い海の中に体を置くだけで、心が大きくなるような気持ちにさせてくれます。
●前の日の仕掛け作りが非常に楽しい。
●魚とのやりとりは最高!
この楽しさは釣りをする人でなければ、きっと分らないと思います。
●釣った魚を家族に自慢! そして家族でおいしく、いただきまぁ~す♪
などなど、あげればきりがない程、楽しさがあります。

その日の狙いの魚は、、、、、「ヒラメ」

この時期のヒラメは「寒ビラメ」ともいい、
身が締まって、その味はまさに絶品です。

昨年、私が初めて釣り上げたヒラメの味に、
家族全員が黙って無言のまま、その刺身に飛びついていました。

こちら高知では、冬のこの時期になると、産卵のために浅瀬に寄ってきますので、
まさに、この時期だけの釣りものと言っても過言ではないと思います。

しかし・・・・ この魚は、なかなか釣れないのです。

場所にもよると思いますが、こちら高知の方では、
狙ってバンバン釣れるような魚ではありません。
1日中竿を出して、一枚釣れたら上等。そんな魚なのです。

前日、家族から「お父さん、本当にヒラメを釣ってくるがぁ~?」とからかわれながら、
あの強烈な引きに対応できるよう、しっかりと仕掛けを作ります。
この仕掛け作りが前述しましたが、釣りの楽しさの一つ!
この仕掛けにヒラメが食いついた時の事を考えるだけでワクワクします。

そして当日、朝7時出船というのに、
6時には全員が集合し、7時前に船は港から滑り出しました。
しばらく船は走り、朝一番目のポイントに到着、
船長の合図でエサをつけた仕掛けを海に入れます。

その日のエサは、活きたアジ! アジの泳がせ釣りでヒラメを狙いました。

この釣りの醍醐味は、活きたアジをエサにしますので、
ヒラメやカンパチ・ハタ類などの大型の捕食系の魚が狙える事です。
また場合によっては、アオリイカもこのアジに食らいついてきますので、
釣り上げた獲物は、家族に大自慢する事ができます。

ヒラメやカンパチ等の大きな魚が、活きたエサのアジを食べようと近づくと、
アジは必死に逃げ回りますので、竿先にククッククッとその動きがでます。
この動きがたまりません。体中の血液が竿先に集中していくような感じさえします。

そして、そのエサに魚が食らいつくと・・・・
竿は一気に海に突き刺さるように絞り込まれていくのです。

この絞り込まれた瞬間っっ! 体中のアドレナリンが一気に大爆発!
竿はきれいな弧を描き、その竿から伝わる強烈な魚の引きに、
心臓はバクバクものです。

そんな期待いっぱいに投入した朝一番目は・・・・「何も動きなし」

船長さんの「上げて下さい」の合図に、仕掛けを上げてみると、
アジは元気ハツラツ!そのまんま!
大きな魚に追いかけられた気配さえ、全く感じられません。

2番目のポイントへ行き、再チャレンジ!
っが! 期待ばかりで、全く竿に動きはありません。

エサの位置を底からギリギリにしてみたり、
1m上げてみたり、1.5m上げてみたりと
いろいろ工夫をしてみましたが、全く変わりなし。
その後、いろんなポイントでチャレンジしてみますが、
アジが大きな魚に追いかけられるような動きは「ゼロ」、皆無!

しかし、こうやって海の上にいる事が釣りの楽しみの一つです。
大きな海の上にいると、日頃心を悩めるような出来事が小さく思えて、
大きな気持ち、前向きな気持ち、晴れ晴れとした気持ちになってきます。
そして、こうやって朝早くから休日を満喫できる事がありがたく思え、
よおし、明日からまた頑張るぞぉ~と、気持ちが強くなってきます。

時間はどんどん過ぎ、海から登った太陽は南の空まで上がり、
風も収まり、冬の厳しい寒さがいくぶん和らいできました。
今回は、午前中の釣りという事でしたので、
そろそろ納竿の時間が近づいてきたようです。

船長が「このポイントを最後にします」の声に、
最後の望みをかけ、エサの活きアジを海に投入します。

シュルシュルっとリールが勢いよく滑り出し、
エサのアジが錘と一緒に底に着くと、フワッとリールが止りました。
軽く巻き上げ、底を確かめ、1m程上げて様子をみます。

するとっ!
竿先がククッククッ!!!と、アジが何者かに追われているようです。
そして、竿が一気に海に突き刺さるようにギュィィィィーーーーンと!

待望のヒラメでしょうか?

私はその大きな当りに竿を力強く合わせました。
手元には、かなりの力を感じます。これはなかなかのサイズでしょう。
この力強い魚の引きに心臓はバクバクです。

しかし、ここからが大変です。
竿をしっかりと立て、魚が緩むとリールを巻き上げる、魚が力強く引くと、グッとこらえる。
この魚とのやりとり一つ間違えば、「ああああぁぁぁぁあ!!!!!」と残念な結果に、

数秒間の大格闘、竿先がフワッと軽くなりました。
もしやっ!最悪の残念な結果に・・・と気持ちがグラッときた瞬間!

横で竿を出している友人が、「うわぁ~!きたぁ~!」と大きな声をあげ、
必死にリールを巻いているのです。そして、その竿は、きれいな弧を描いています。

私は、その友人が釣っている魚が走り、
私の仕掛けに絡んで、邪魔になってはいけないと
魚をバラした残念な気持ちをグッとこらえ、リールを巻き上げました。

すると、予想していた最悪の事が起こりました。
私の仕掛けは、友人の方に引っ張られているのです。
魚をバラした上に、友人に絡まったようです。
なるべく、友人の邪魔にならないよう、
リールをフリーにしてそのやりとりを応援します。

しばらくすると、海から座布団のような物体が上がってきました。

ヒラメです! 正真正銘のヒラメです!

友人は慎重にリールをゆっくり巻き上げます。
ヒラメの姿がハッキリ見え、海面まで上がってきました。

そして、よくよく、よく見てみると・・・・

ヒラメが食らいついていたのは、私の仕掛けの方なのです!
その私の仕掛けに、友人の仕掛けが絡んでいるではありませんか!
私が食わせ、友人が釣り上げた、なんとも不恰好な形です。

最後に船長が網を入れ、見事ヒラメを船上に上げた時は、船中が大喝采!
後で寸法を測ってみると、62cmの大きなヒラメでした。

っで! ヒラメは誰のものになったかといいますと・・・
やはり、食わせた私の物に落ち着きました。
「あの引きを味わいたかった」という残念な思いは残りましたが、
上等のヒラメに大満足です。

その晩、ヒラメをさばく妻の手は軽快そのもの、ササっと3枚におろし、
刺身にしてその味を家族全員で楽しみました。

家族全員「おいしぃ~」と異口同音に、
「また釣ってきてよぉ~」の子供の声に
「そうは言うても、そうそう釣れる魚やないきねぇ~」と自慢の魚にご満悦の私。

そこで、娘が
「お父さん、大物釣って、ビール飲み」と一句

妻は・・・
「ヒラメだと、さばくのごきげん、お母さん (^^)Vv」

そんなわけで、家族全員が喜んでくれ、
とても楽しく嬉しい休日となりました。

私のハッピーメッセージは、
私の釣り自慢!!でした!!が、、、、、

皆さんも、ご自分のこと、ご家族のこと、ペット自慢、などなど・・・
こんなことがありました☆、こんなことあったらいいな☆ などなど・・
どんなことでも結構です。同封の「ハッピーメッセージ」のピンクの用紙に
お書きいただき、どしどしお寄せくださいませ。
最近、いいことあったかな?と思い返してみるのも楽しいですよ!!

また、お寄せいただき、掲載させていただきました方々には、
ささやかながら、高知のお菓子をプレゼントさせて頂いております。
(場合によっては、プレゼントの品物が変わる場合もあります。)
さぁ、今すぐお寄せくださいませ。

弊社スタッフも楽しみにお待ちしております。

まだまだ寒い毎日が続いております。
今年はインフルエンザが猛威をふるっているニュースも聞いております。
季節は冬本番、お風邪など召さぬよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第55号 2012年1月発行
「年始のご挨拶を申し上げます。」

第55号 2012年1月発行
「年始のご挨拶を申し上げます。」

あけましておめでとうございます。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

旧年中は、十黒梅をご愛飲頂きまして、本当にありがとうございました。
今年も、一生懸命、皆様のお役に立てるよう頑張って参ります。
何卒どうぞよろしくお願い致します。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

「1月行く、2月逃げる、3月去る」と昔からよく言われるように、
この3ヶ月が過ぎるのは、本当に早いような気がします。

特に受験生に取りましは、今まで経験をした事のないような
不安やプレッシャー、緊張感に包まれ、
この3ヶ月のスピード感は、驚くべきものだと想像しています。
という私も、思い起せば23年前、受験の経験があり、
どこにどうぶつけていいのかわからない不安な気持ちに追い込まれ、
何度も何度も何度も、心が折れそうになった事を
昨日の事のように覚えています。

そんな私の受験の思い出で、こんな出来事がありました。
それは、受験当日の朝食時の事。前の夜から心臓がバクバクで寝付けず、
もうどうしようもありませんでしたが、
「腹が減っては戦ができぬ」、よしっ!朝食をしっかり取ろうと、
宿泊先のホテルで朝食を取る事に。
(高知から東京の大学を受験したので、ホテルに宿泊しての受験でした。)

私:「和朝食をお願いします。」
お米の方がお腹に力が入ると思い、ごはんの朝食を注文。
ウェイトレスさん:「飲み物は、いかがしますか?」と質問に
(あっ、それは英語では、Would you like something to drink? と脳裏をかすめます)

そんな余計な事を考えていたので、とっさにドリンクメニューの一番下にあった
初めて目にする耳にする「ウィンナーコーヒー」を注文してしまいました。

朝食が運ばれ、コーヒーも運ばれ、食事をササッとすませ、
後はウィンナーを待つばかり、
しかしいっこうに、ウェイトレスさんはウィンナーを持って来てくれません。
これは、きっと忘れているんだと思い・・・

私:「ウィンナーをお願いします。」
ウェイトレスさん:「ウィンナーですか?」
私:「ええ、ウィンナーコーヒーのウィンナーです。」
ウェイトレスさん:「さっきのがウィンナーコーヒーですよ。」と大爆笑
私:「・・・・・・・・・」

私は意味不明のまま、受験会場に行きました。
はいっ!どうして笑われたのか、どうしてもはっきりしないので、
試験中にも気になって気になってしょうがありませんでした。

そして試験の帰り、本屋さんで調べて解りました。

ウィンナーコーヒーの正体をっ!

そこには、確かこんな風な事が書かれていたように記憶しております
「ウィンナーコーヒー:
コーヒーの上にホイップクリームを乗せたオーストリア風のコーヒー」

それ以来、「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」を肝に銘じ、
解らないメニューがあれば、必ず聞くようにしております。

ちなみに、その日に受験した大学には無事合格し、
4年間大変お世話になりました。

さて、23年前からグッと今現在に戻り、この1月2月3月は、
私どもに取りまして、非常に大切な3ヶ月になります。

といいますのは、5月6月のどくだみの収穫に向けて、
畑の整備に汗をかく大切な3ヶ月となります。

今の「どくだみ畑」は、土の上は静寂そのものです。
しかし、土を少し掘って、中を見てみると・・・・

どくだみの根が、力をギッシリと蓄えるようにビシッと生えています。
春を今か今かと待ち焦がれているようです。

今年は、自社で植え付けている面積を増やすよう計画しており、
アドバイスとご協力を頂いている農家さんが
「1月の終わり頃から、やるけんね!」と力強いエールを頂いております。

この農家のおじいさんは、今年で80歳になる方で、
どくだみを植えて頂いた一番最初の方で、
ご恩は一生かかっても返せないほどの大切な方です。
「もう年やけん!(もうとしだから)」と言いながら、
いつも先頭をきって、どくだみの栽培に力を注いでくれています。

その他のどくだみ生産組合の皆様も
「今年は、去年よりもさらにえいもんができるように、こうするがぜぇ」
と意気込んでおり、 今から収穫が本当に楽しみです。

私は、十黒梅(じゅっこくばい)を通じ
こうして、ありがたい農家の皆様に積極応援を頂き、
一生懸命頑張ってくれる大切な社員に囲まれ、
そして、大事に毎日ご愛飲頂いている大切な皆様とご縁を頂き、
感謝の言葉が見当たらないくらい、ありがたい気持ちでいっぱいです。

以前、お世話になっているある方が
「一燈照隅 (いっとうしょうぐう)」という
心に残る素敵な言葉をプレゼントしてくださいました。

私のできる事は、それ程大きくありません。
しかし、私にしかできない事、私にしか灯せない明かりがきっとあると思います。
それは、どくだみ酒・十黒梅(じゅっこくばい)だと思います。

この明かりを愛し、しっかり灯す事。
一年の始まりに、寒風吹き抜ける「どくだみ畑」の真ん中で、
心に強く刻み込みました。

今年も皆様のお役に立てるよう社員一同、頑張って参ります。
本年も何卒どうぞ、よろしくお願いします。

季節は冬本番、お風邪など召さぬよう
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸