投稿者「Yasunobu Hosokawa」のアーカイブ

第75号 2013年9月発行
「凡事徹底」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は9月に入りました、こちら高知は、暑すぎた暑すぎた暑すぎた8月がやっと終わり、
少しずつ気温も落ち着き、過ごしやすくなろうかとしております。

いやぁ~、今年の8月は本当に暑かったです。
8月12日にはこちら高知の四万十市江川崎で、
国内観測史上で最高となる41.0℃が記録されました。
私が住んでいる高知市でも、毎日毎日暑い日が続き、
8月25日26日以外は全て30℃を超える日が続きました。
全国的にみても、今年は歴史的な猛暑いや酷暑の8月だっと思います。

この暑い8月、私をさらにさらに熱い熱い思いにさせてくれたのが・・・
甲子園球場で繰り広げられました、高校球児達の熱戦に次ぐ熱戦!

私など、先日10分程度、子供とキャッチボールしただけで、
汗でシャツがビショビショになり、 頭もふらふらっ~~~ときて、
もしかして「熱中症っ~~~?」と大変な思いをしました。

甲子園は、連戦に次ぐ連戦ですから、選手も含め、
応援団の生徒達や観客の皆様もこの暑さは相当堪えたと思います。
特に、ピッチャーは連投に次ぐ連投ですから、想像を絶するに値する事でしょう。
高校球児の全力プレーには、私だけではなく、
見る人全てを感動の渦に巻き込んだと言っても過言ではないと思います。

そんな彼らがその場に立つまでには、かなりの厳しい練習の日々があったと想像します。
試合が終わり、勝った球児、負けた球児、
それぞれ今までの厳しくとも懸命に白球を追いかけ続けた日々が
きっと走馬灯のように蘇ったのではないでしょうか?

かくなる私もその白球とは違いますが、高校生現役?の時は、
卓球部に所属しており、白球を追いかけていました。
県内では、強豪校でしたので、毎日の練習は厳しく、汗も流しましたし、涙も流しました。
特に夏の練習が厳しかったのを記憶しております。
卓球道場(私達はそう呼んでました)内は、
真夏といえども窓とカーテンをビッタリと締め切った中での練習です。

なぜ?窓とカーテン締め切るかといいますと・・・・
風でボールが曲がったり、光でボールが見えにくくなったりするのを防ぐ為です。
この締め切った真夏の道場内は、本当に本当に本当に暑く、
練習も厳しかった事を忘れる事ができません。

しかし、その厳しい練習を乗り切った事が自信となり、大会では「必ず勝てるはず!」
そんな強い思いが体の芯からみなぎった事でした。

話は、甲子園に戻しまして、、、、
大会後日、ある雑誌に優勝した前橋育英高校の
荒井監督のインタビュー記事が紹介されていました。

監督の座右の銘が「凡事徹底」との事。

監督のコメントに
「毎朝、散歩しながら15分間ゴミ拾いをしているんですけど、
今年はそういうこともきちんとできるチーム。
本物というのは、そういう平凡なことも、
きちんと積み重ねることができるチームのことだと思うんです」
とありました。

そして、指導の礎としたのは、日大藤沢(神奈川)を卒業し、
1983年に就職した「いすゞ自動車」での経験で、
「インコースの打ち方を覚えるよりも、まずはトイレをきれいにしろ、
靴をきれいにそろえろ、というチームだった」と続けられていました。

私は、そのコメントを読み、
本当に強いチームの本質に触れたような気がして身震いをしました。

とかく、最近ではテクニック的な事を安易に習得しようとする傾向があるように思えます。
しかしそれは、メッキのようにあっさり剥がれ落ちるような気がしてなりません。

基本中の基本、挨拶であったり、掃除であったり、・・・を徹底する!
人としての本質のようなものを思い起こしました。

そして、この「凡事徹底」という言葉に忘れもしないある出会いを鮮明に思い出しました。

それは、「凡事徹底」というタイトルの本を書かれた
株式会社ローヤル(現 イエローハット)の創業者:鍵山秀三郎氏との出会いです。

今から7年前、私が独立して会社を立ち上げた当時の事です。
正直、事業は形を成してなく、ただただ、がむしゃらな毎日を送っておりました。

そんな私を見かねてか、恩人のご紹介で、会社経営に関するある勉強会に入ったところ、
幸運にも、その勉強会で鍵山秀三郎氏を訪問する事になったのです。

会社(イエローハット社)に到着すると、
社員の皆さんの元気で明るい挨拶、社内の清潔さに驚きました。
もちろんトイレの綺麗さは、伝え聞きをはるかに上回る程で、驚嘆の一言につきました。

会議室に案内され、数分待っていると、
これほど温和な表情は見たことがない!という方が
静かに入室されました。鍵山秀三郎氏です。

そして、私のすぐ横に着席されました。距離は30cm程でしょうか?
私は胸の高鳴る鼓動を抑える事ができなかった事を今でも覚えています。

そこから1時間間程、氏が直面した体験を拝聴し、
そのお話に涙をボロボロと流しました。

特に心を打たれたのは、広島の高校生。少年院まで行った非行少年のお話でした。
当時、氏が直接、その少年にトイレ掃除を薦め、最初は全く相手にされないものの、
何度も何度も何度も何度も何度も薦め、
やがてその少年がトイレ掃除を始め、更生していくというものでした。

そして、その少年からの直筆の感謝の手紙が私の目の前に広げられた時、
心がブルブルと揺さぶられる思いがしました。

貴重な体験を頂いた私は帰社後、トイレ掃除を毎日するようにしました。
最初は、正直、気が進まなかったものの、いざブラシを持って磨いていくと、
それに応えるようにキレイになっていき、一汗かいた頃には、ピカピカになり、
何か晴れ晴れしい、清々しい気持ちとなりました。

トイレがきれいになると、机の上やパソコンの画面のちょっとした汚れが気になってきて、
仕事の前は、必ず掃除をする習慣が身に付きました。

今では、社員の者が私より進んで先にトイレ掃除をしてくれるようになり、
お陰様で、毎日とても気持ちのいい環境で励んでおります。

「凡事徹底」 当たり前のことを人には真似できないほど一生懸命やる
改めて、心にしっかりと刻む事ができたこの8月でした。

9月に入り、少し気温は穏やかになり、過ごしやすくはなってきておりますが、
まだまだ残暑厳しい毎日が続いております。
暑さ対策もそうですが、急な気温の変化にもどうぞお気をつけ下さいませ。

「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第74号 2013年8月発行
「眠れぬ夜」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

いやぁ~、今年の夏は本当に本当に本当に「暑い」ですねぇ~
「暑い」という漢字より、「熱い」という漢字の方が合っているような暑さです。

先日、息子の少年野球の応援に行きまして、
日焼け対策とばかり「腕抜き」を着用しましたところ、
腕は、日焼けしなかったものの、手首から先が真っ黒に日焼けし、
素手なのに、黒い手袋をしているような不恰好な姿になっております。

本当に陽射しが厳しい毎日が続いております。

近所の方との挨拶も「いやぁ~、本当に今年の夏は異常なくらい暑いですね~」と
必ず「異常なくらい」という修飾語をつけてしまいがちな程の暑さです。

それで、ふと昨年の事を振り返ってみますと・・・
昨年も同じように「異常なくらい」という修飾語をつけていたように記憶しています。

そこでっ!インターネットのホームページで今年と昨年の気温を調べてみました。
(今は、本当に便利になりました。パソコンでチャッチャッと調べる事ができます。)

私が小学生の時の夏休みには、
毎日の天気や気温を日記に書くという宿題がありました。
ついつい忘れて、8月31日に友人に教えて貰おうと電話したところ、
その友人も記録 をしてなく、 また別の友人に電話して・・・その友人も・・・、
また別の友人に電話して、やっと! といった記憶があります。
(話が脱線しまして、申し訳ございません。)

話を戻しまして、こちら高知の今年の7月の最高気温を調べてみました。
7月5日から31日まで、連続で27日間も最高気温が30℃以上を計測しております 。
ちなみに昨年7月はどうかといいますと、最高気温が30℃を超えたのは22日間。
(連続ではありませんでした)

やはり確実に、今年は昨年よりも暑さが厳しいように思います。
どうか皆様、熱中症には、くれぐれもくれぐれもお気をつけ下さいませ。

話はこの「暑さ」をテーマに続けまして、こう暑いと夜が寝苦しくて、
どうしようもありません。
毎晩毎晩、寝苦しい「眠れぬ夜」が続いてます。
この季節になると、どうしても忘れられない高校の時の思い出があります。

それは、私が高校一年生の夏の寝苦しい寝苦しい寝苦しい「眠れぬ夜」の事でした。

当時、私は寮生活をしてました。寮によっては、
2人部屋から60人部屋というさまざまなタイプがあり、
その夏は、中学1年生から高校3年生までゴチャ混ぜの60人部屋で、
ある意味、男臭さにまみれて青春を送ってました。

毎晩10時30分の消灯の時間が来ると全員ベッドの前に整列して「点呼」です。

寮長:「番号はじめっ!」の合図に
寮生:「1」「2」「3」「4」・・・・・と
順番に1人ずつ声を出していきます。

ここで、人数が足りないということは大変な事です。
中には、寮生活の厳しさに耐えかねて、こっそり脱走する寮生がいるんです。

カッコ良くいえば、まるで軍隊!
リチャード・ギアの「愛と青春の旅立ち」の世界
カッコ悪くいえば、まるで刑務所!
クリント・イーストウッドの「アルカトラズからの脱出」の世界

それでその日は、無事に全寮生がいて「おやすみなさい」と、一斉に声に出し
ベッドの中にもぐりこみました。そのまま朝までグッスリ眠れるはずだったのです。

ところがっ!夏の暑い夜ですから、寝苦しいんです。
おまけに、当時の寮には冷房がなく、これまた、寝苦しいしんです。

それから、山の間に寮がありましたから「虫の声」が耳に響き渡ります。
風情も何もあったもんじゃありません。寝苦しさ倍増!

そして60人もいると「いびき」のうるさいのから「寝言」のうるさいのがいて、
いい加減暑くて、うるさくて寝苦しいのに輪をかけて、
寝苦しくてたまったものではありません。

まさに「眠れぬ夜」!!!!

もう、どうしようもないので、頭の中でひたすら羊を数えます。

途中、なぜ?羊なのか? ヤギではだめなのか? 牛ではだめなのか?
ふと、そんなどうでもいいことを考えると、余計に眠れなくなってきます。

それで、忘れられないその出来事は、羊の頭数が500を超えた時に起こりました。

急に!私から5つぐらい隣のベッドから
「元気ぃぃいいい
だしていくぞぉぉぉおおおお~!!!!!」
と大声の寝言が聞こえてきました。

野球部の寮生で、おそらく練習の夢を見ているのでしょう
夢の中まで、白球を追いかけるとは、まさにまさにまさに青春です。

微笑ましく思えた、コンマ数秒後、間髪置かず!

「声がぁあ、
小さいぃぃいいいいい!!!!!!」
と別のベッドから、これまた、大声の寝言が返ってきました!

寝言の主は、野球部の先輩です。
どうやら、こちらも夢の中で白球を追いかけています。熱いっす!

夢の中で、寝言で先輩が後輩に気合を入れるとは。。。

熱血球児恐るべし!!!!

以上、もう二度と巡り合えない「眠れぬ夜」の思い出でした。

とにもかくにも、暑い毎日が続いておりますし、まだまだ続きそうです。
重ね重ねになりますが、熱中症、体調管理には、くれぐれもお気をつけ下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第73号 2013年7月発行
「大盛り上がりの幡多(はた)」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

4月下旬より始まりましたどくだみの収穫と搾り加工は、
予想以上の豊作で無事に終了致しました。
これもそれも、どくだみの栽培に汗を流して頂いた農家の皆様、
そして、一緒に搾り加工に努めてくれた社員やアルバイトの方々
販売の方の留守をしっかりと守ってくれた妻や社員のみんな、
それから、毎日、十黒梅をご愛飲頂いております皆様のお陰と心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

これで、しっかりと十黒梅(じゅっこくばい)の原材料が確保でき、
十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲の皆様に安心して頂けるかと思うと、
感謝の気持ちの中に、ほっとした気持ちが溶け込み、
そう、ちょうど香り高いコーヒーにフレッシュミルクをクルックルッと溶け合わせたように、
ありがたく、嬉しく、ほっとした心温まる思いがしております。
(すみません、ボキャブラリーが乏しくて・・・)

そして、今回何よりも嬉しく感謝しているのは、
今年も誰一人として怪我もなく無事に終えた事です。

どくだみの搾り加工といいますと、まず、どくだみをしっかりと洗い、
その後、高速回転の鋭利なカッターでみじん切りにします。
そして、そのみじん切りにしたどくだみを圧搾して搾り汁が出来上がります。

言葉にすれば簡単ですが、一つ不注意があれば大怪我をしてしまう
非常に危険な機械が列を連ねています。

私は以前、当時の職場で、私の不注意で右手の人差し指が機械に挟まり、
第一関節から先を飛ばすという大怪我の経験があります。
救急車で運ばれ、すぐに結着手術をして入院生活を3ヶ月以上送りました。
お陰様で、無事に手術は成功し、経過も順調で、
少し不恰好な指で、少し不便ではありますが、
現在では、日常の生活には何ら問題はなく、日々励んでおります。

その経験があり、搾り作業の日には、毎日朝礼をし、私の怪我をした指を全員に見せ、
機械を安全に取り扱う事を徹底してきました。
その甲斐もあってか、全員が気をつけてくれ、
これまで誰一人として怪我がなかった事を人一倍嬉しく感じております。

ともあれ、私どもにとりまして、一番大切などくだみの収穫と搾り加工が無事に終りました。
皆様、本当にありがとうございました。重ねて心より感謝申し上げます。

さて、そのどくだみ畑のある「黒潮町」、そしてその「黒潮町」を含む「幡多(はた)地域」が
今年は何やら脚光を浴びていますので、その話題を2つご紹介させて頂きます。

まず1つ目、映画やドラマのロケ地として賑わっています。

黒潮町を舞台にした映画「月の下まで」が6月22日からTOHOシネマズ高知を皮切りに、
9月14日から渋谷ユーロベース(東京)他で上映が予定されています。

私はまだ観に行っておりませんが、観に行った方によれば、
「ジーンときて涙が出てきた」という声を聞きました。

内容は、黒潮町の風景の中で繰り広げられる、カツオ漁一筋に生きてきた不器用な父親と
知的障がいのある息子との葛藤と再生を描いた作品です。
鹿島神社や佐賀漁港、土佐佐賀駅、大方高校など、
ロケ地となった町内各地の風景がスクリーンに映し出されます。
(黒潮町ホームページより抜粋)

是非、機会がありましたらご覧頂ければ幸いです。

それから、黒潮町のお隣の四万十市は、
昨年『遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~』が舞台となり、
一躍脚光を浴びました。
今年は観光客の方も増えたようで、四万十市では、
その続編の製作を要望する署名活動を行っているようです。

次に2つ目、現在「楽しまんと!はた博」が開催されています。

「楽しまんと!はた博」とは、
高知県の西部にある「幡多(はた)」という地域の6市町村が連携し、
平成25年7月1日から12月31日までの約半年間、海・山・川の大自然を体験して頂き、
地域の食材・産物の恵みを知っていただく広域観光キャンペーンです。

いろいろな地域で、いろいろなイベントを行っておりますので、
「楽しまんと!はた博」の公式ホームページ をご参考にして頂ければ幸いです。

個人的に、私が注目をしているイベントは7月7日に黒潮町で開催される
「星降る砂浜美術館★砂と光のアート展」です。

(すみません、この手作り新聞の執筆は7月の初めで、
皆様にお届けが中旬~下旬になりますので、
もう終っているイベントになります。どうぞご了承くださいませ。)

黒潮町の入野海岸は、長さ約4km・幅約200mの広大な砂浜を持つ、
日本の渚百選にも選ばれた海岸です。
その海岸に、昼は見事な砂像を作り、
夜は作家酒井敦美さんのあたたかく幻想的「光の切り絵」を浮かべ、
世界初の砂像と光の切り絵の夢の世界が楽しめるイベントです。

私は、何度かそこで「砂像」を鑑賞した事があり、
その出来栄えに心を奪われた事があります。
「砂像」は、北海道・雪祭りの氷の像をイメージして頂ければ分りやすいと思います。
そのような造形を砂で作って表現した物です。
今回は、その「砂像」に「光の切り絵」がコラボレーションする初めての試み、
私も全く想像がつきません。

その他にも、黒潮町では「もどりガツオ祭」「ホエールウォッチング」
四万十市では、「四万十川のほとりで流しソーメン」「お座敷大交流会」「カヌー大会」
土佐清水市では「清水のおきゃく」「花火大会」「皿鉢(さわち)料理早食い競争」
宿毛市では「シュノーケリングに釣りにバーベキュー鵜来島の休日」「黒鯛釣り大会」や
大月町では、「お魚博士と行く 柏島子どもサマースクール」
「大月の幸を大食い早食い選手権」
三原村では、「三原村 秋のどぶろく農林文化祭」「ニッポンの田舎あそび運動会」
などなどが開催される予定です。
(日程は、それぞれ異なりますので、事前にご確認をお願いします。)

以上、一人で盛り上がっている細川が幡多(はた)の盛り上がりをお伝えしました。

7月に入り、雨の日が多く体調管理が難しい毎日が続いております。
これから梅雨が明け、季節は真夏に向けて一直線、猛ダッシュ!!
皆様も体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第72号 2013年6月発行
「梅雨の恵み♪♪♪」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

こちら高知は、5月27日に梅雨入りをし、毎日ぐずついた空模様が続いております。
黒潮町のどくだみ畑では、どくだみの収穫のラストスパートに入りました。
農家さん達は、この雨の中、朝早くから頑張って頂き、
本当に頭の下がる思いがしております。 ありがとうございます。

一般的に、私達にしてみたら、雨はあまり歓迎しないかもしれませんが、
どくだみにとっては大歓迎のようで、まるで両手をいっぱいに広げるように、
そのハート型の葉を広げ、雨の恵みを体全体に吸収しているようです。

こうやって、どくだみ畑に立ち、雨の事を考えてみると、
嫌なイメージの雨も、自然の大いなる恵みですし、雨が降らないと農作物は育ちません。
何にでも、良い面とそうではない面の両面があるように感じ、
良い面が活き活きと活用された時、
その持っている物のすばらしが光り輝く時だと思いました。

そんな風に思って、どくだみ達を見ると・・・・
抜いても抜いても抜いても抜いても・・・・
どんどん生えてくる困り者の雑草の代名詞の「どくだみ」
しかし、毎日のように、ご愛飲の皆様から頂く「嬉しいお声」を拝読させて頂くと、
この困り者の「どくだみ」が光り輝いているようにさえ思えます。
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困り者のどくだみといえば、こんなエピソードがあります。

それは、2009年6月22日に、どくだみの搾り工場を操業した時の式典の事でした。
どくだみ生産組合の組合長様から、私の記憶では、このような言葉を頂きました。

「相撲の千代大海は、若い時は力が有り余って乱暴者で困りもんやったけんど、
その力が相撲で発揮され立派になった。
どくだみも、同じように困りもんや、千代大海のように、立派になって欲しい。」
(上記は私の記憶です。一言一句、同じではございません。)

冬の間、力を根に蓄え、春になり意気揚々と葉をつけ、
しっかりと背を伸ばした「どくだみ達」
その後は、収穫→→→搾って青汁→→→→→醗酵→→→「十黒梅」となります。
そして、ご愛飲の皆様のお手元に届き、皆様が十黒梅の良さをご実感頂いた時、
その時が、どくだみの命の光り輝く時です。

雨のどくだみ畑に立ち、この雨を喜んでいるように見える「どくだみ達」を見ていると、

「何にでも、良い面(プラス面)と悪い面(マイナス面)がある」
「そしてそのよい面を引き出せば、光輝く」

この大切な事を教えてくれたように感じました。

そして、何でもそうですが、悪い面(マイナス面)はとかく目立って見え、
良い面(プラス面)は、なかなか見えにくいものだと思います。

昨今、テレビをつけますと「体罰問題」が連日のように報道されています。
私は、現場に立ち会った訳ではありませんので、個々の経緯は分かりませんが、
悪い面(マイナス面)ばかりを指導するのではなく、
良い面(プラス面)をしっかりと導き出す事が大事ではないか?と畑の上で感じました。

ともあれ、自然というのは、いろいろな事を私達に教えてくれるように感じます。
この自然の「ありがたさ」に感謝して、収穫に搾り作業に、
ラストスパートで頑張って参ります。

日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
皆様も体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第71号 2013年5月発行
「どくだみの収穫が始まりました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

今年のゴールデンウィークは、全国的に天候に恵まれました。
皆様、いかがお過ごしだったでしょうか?
一般的には前半の4月27日~29日と後半の5月3日~6日と2回。
その間の4月30日~5月2日を休みにすれば、10連休っう!!!という方や、
いやいや連休中は、書き入れ時で仕事が忙しくて!という方もいらっしゃったと思います。

この連休中、こちら高知では、県外から帰省された方や、旅行に来て頂いた方で
各行楽施設や各イベントは、大盛況だったようです。

また、どくだみ畑がある高知の黒潮町では、
この連休中に「Tシャツアート展」や「はだしマラソン」が
松原で有名な入野海岸で開催され、これまた大大大盛況!!だったようです。

私は?といいますと・・・、そんな大賑わいをよそに、
そよそよとハート型のどくだみの葉をゆらす風の中、額に汗を流しておりました。

はいっ!このゴールデンウィークは、
どくだみの収穫の真っ盛りです!

私どもにとりまして、一年で一番忙しい時期でもあり、
大事な時期でもあり、嬉しい時期になりました。
この嬉しい時に、私は3つ大きな「ありがたさ」を感じました。

まず、一つ目は農家さんの地道な努力の「ありがたさ」です。

毎日、農家さんが工場まで運んでくれる「どくだみ」は、
葉も茎も青々としっかりしていて、今年は大豊作と言っていいと思います。

農家さんに聞くと、「社長~、今年は冬の間に、○○しちょったけんねぇ~」と
冬の間の工夫や仕事内容を自慢げに話してくれます。

いろいろな工夫を凝らしたり、しっかりと手を掛けて頂いたようで、
その結果がこの青々としたどくだみの葉になったのだと感心するばかりです。

どくだみの栽培を始めて、今年で6年目になります。毎年毎年、いろいろ工夫され、
来年はこうしよう、ああしようと、農家さん同士で話合って頂き、汗を流して頂いた事が、
本当に心から嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。

最近、「すぐに○○になる○○法」とか「簡単に○○できる○○法」等々の
HOWTO(ハウトゥ)本がよく目につくようになりました。
それはそれで、短期間に簡単にできる方法なので、いいと思いますが、
私の周りでいうと、それでできるようになったいう方は少ないように感じます。

「失敗は成功の元」と昔から言われるように、
小さな失敗を反省し、改善策を自分達で考え、
しっかりと努力し形にしていった農家さんの後姿に、実りへの道のりは近道などなく、
地道な努力の積み重ねこそが、その道であるという事を教えて頂きました。

二つ目は、一緒に仕事をして頂いている仲間の「ありがたさ」です。

収穫と搾汁作業となると、多くの人手が必要となります。
皆さんニコニコ笑顔で働いて頂き、仕事が多く、
遅くまでかかった時も、誰一人嫌な顔をしません。
気持ちのいい仲間に集まって頂き、私は本当に運がいいと思います。

そして、一緒に働く社員も、どんどん仕事を覚え、
私が指示をする前に進んで動いてくれ、
助けてくれ、本当に頼もしい存在になってきました。

それから、このどくだみの収穫期は、
販売やお客様業務は妻と社員に全てを任せております。
私の留守をしっかりと守ってくれるメンバーに恵まれ、とても助かっております。

こうして一緒に、十黒梅をご愛飲頂く方のお役に立ちたいという旗の元、
頑張ってくれるみんなにありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。

最後の一つは、家族の「ありがたさ」です。

私はこの収穫期は、家族と離れ、単身赴任でこの黒潮町に来ております。

私は、中学生から寮生活を始め、高校・大学、そして社会人5年と15年も寮生活をし、
身の回りの事は自分でできる方だと思っております。

しかし、一番困っているのが、、、、食事です。
寮生活15年とはいえ、学校や寮母さんなどで食事は全て作って頂いておりました。
実は自炊の経験がないのです。
やろうと思えば、なんとかなるとは思いますが、
日頃、何もしてきていない私にとりましては、
一人でご飯を炊いて作って、一人で食べて、一人で片付けるというのは、とても大変です。

朝は、早くから工場に入りますし、夜は、体力仕事を終え、バタンキューです。
いろいろ作って、片付けてというのは。。。と躊躇してしまい、
ほとんど、スーパーの出来合いのお惣菜をレンジでチンして・・・
というパターンがメインとなります。

先日、工場が休みの日に、家に帰り家族で食事をしました。
久しぶりに妻の手作りのあったかい食事にありつけ、
そして子供達の元気な笑顔に包まれ、とても美味しく食事を頂きました。

日頃は、妻の料理が当り前のようになっており、
「食事は、まだぁ~?」と偉そうに言っていた自分を反省しました。

今年から中学生になった長女は、クラブ活動の厳しい練習疲れからか、
それともお年頃か、 以前程の会話の量ではありませんが、
私が久しぶりに家に帰ってきたという事で、
新しく始まった英語の授業の事等をニコニコ笑顔で話してくれたり、

長男は、私の留守中に行われた野球の試合で活躍できず、
「お父さんが、応援に来てくれんかったき、打てんかった。」といつになく甘えてきて、
家族で一緒にいる事がとても嬉しく感じました。

こうして、たくさんの「ありがたさ」を感じながら、
日々、どくだみの収穫、そして搾汁作業に励んでおります。

日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
皆様も体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第70号 2013年4月発行
「幸せ発信基地」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

暦は4月に入り、2013年もあっという間に4分の1が過ぎてしまいました。
本当に月日の経つのは早いものですね、
昔から「1月行く、2月逃げる、3月去る」と言われるように、
特にこの3ヶ月は、お正月やら、受験やら、卒業やら、年度末やらで何かと慌しく
月日の経つのが本当に早く感じられました。

それから早いといえば、今年は特に「桜の季節」が例年になく早いようです。
こちら高知も4月の一週目には終わりそうで、
桜の終わった新緑の入学式になりそうです。

また、東京の知人から聞いた話では、「お花見」の予定が入社式の前だそうで、
毎年、新入社員の初仕事だった「お花見の場所取り」も、
2年目以降の社員の仕事になるとか。。。。
何でもスピードの時代とはいいますが、桜の季節が早すぎるのは、どうかと思います。

(この新聞を書いているのが、4月の3日ですので、
皆様にお届けの時には、桜の話題は、もう遅いかもしれませんね。)

さて、その「お花見」、 起源は?といいますと、
奈良時代の貴族の行事だと言われています。
ただ、その頃は「桜」ではなく「梅」のようで、
「桜」に変ったのは、平安時代になってからだそうです。

平安時代といえば、、、、「鳴くよ(794年)ウグイス、平安京」。
そうです!今から1200年以上も前のお話です。

1200年以上も前から、人々はこよなく桜を愛し、その可憐さに心を魅了したかと思うと
どんなに時代が変ろうとも、変らないものがあるように感慨深い思いになります。

そして、桜は激動の日本の歴史を横目にし、
毎年毎年、咲いてはすぐに散り、咲いてはすぐに散りを繰り返してきたのかと思うと、
何か壮大で荘厳な自然の営み、地球の営みを感じざるを得ません。

そんな事を考えておりますと、日頃、ちょっとした事で、
イライラしたり不快に思ったりする自分の心が、とても小さく思えてなりません。
大きな気持ち、大きな心で日々過ごしていきたいと、桜の散り際に思いました。

さて、話題は「桜」から「どくだみ」に変わりまして、
「どくだみ」も「桜」のように、今年もしっかりと顔を出してくれました。

201304dokudami01 201304dokudami02

3月は、ちょこっと可愛らしく顔を出していた「どくだみ」は
4月に入り、一気に我先にと意気揚々とその背を伸ばしてきました。
今年は、「霜」の被害がありませんでしたので、「大豊作」の予感がしております。

どくだみが顔を出し始めると、当然、他の雑草も顔を出し始めます。
これからの季節が、私どもの本番です。そうです!「草引き」の季節がやってきました。

毎年毎年、「桜」が花咲くように、毎年毎年、「雑草」も生えてきます。
ただ、桜は散りますが、雑草は、散ってはくれません。
いやむしろ、存命を掛けて、その勢力を広げてきます。

そして、根を地中深くに下ろしているもの、根を地面広くに広げているもの 等々
雑草の根を全て抜き取る事は不可能に近いと言っても過言ではなく、
抜いても抜いても、地中に残った根から、次から次に生えてきます。
(どくだみも相当しぶとい植物ですが、他の雑草も負けてはいません。)

と言って、あきらめていては雑草天国となり、どくだみの収穫がなくなります。
ここは、じっと雑草と向き合うしかありません。

どくだみ畑に腰を下ろし、根の深い雑草を引くと、
土中からしっかりと張ったどくだみの根が見えてきました。
この冬、しっかりと力を蓄えてきたその姿に頼もしさを感じる事ができました。

青空の下、順調に育っているどくだみ畑の傍に立ち、このどくだみ達が
十黒梅をご愛飲頂いていらっしゃる皆様のお役に立てるかと思うと、
本当に嬉しく、どくだみ達が可愛く見えて仕方がありません。

こうしてどくだみ畑を見てみると、「桜」もいいですが
「どくだみ」でも、花見の宴席を楽しんでみたいなぁ~と思います。

2011年5月発行、第47号のこの新聞でご紹介させて頂きましたが、
以前ある方が、
「細川さん、この畑は、幸せ発信基地ですね」とおっしゃって下さった事があります。
その時は、そんな大げさな事をと・・・と思っておりましたが、

こうして、しっかり育ってきているどくだみ達をみていると
おっしゃって頂いた事が、この上なく嬉しく感じ、
「幸せ発信基地」という言葉が、すごく好きになってきました。

これもひとえに、大変なご苦労ご尽力を頂いている農家さんをはじめ、
さまざまな方々のお陰と、 心から感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

この「幸せ発信基地」を合言葉に、この地から、社員一同
皆様のお役に立てるよう、頑張って参ります。

日中はずいぶんと暖かい陽気ですが、朝夕はまだまだ肌寒さを感じます。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第69号 2013年3月発行
「見ている私まで、心が晴々としてきました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

あの大惨事をもたらした東日本大震災から2年が経ちました。
震災でお亡くなりになられました方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
また、被災されまして、まだご不自由な生活をお送りになられておられる皆様、
心よりお見舞い申し上げます。1日でも早い復興、
そして皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。

さて、暦は3月に入りました。まだまだ寒い毎日が続いておりますが、
日中は暖かさも感じられるようになってきました。
こちら高知は、3月8日(金)に春一番が吹き、
待ちに待った桜の季節が近づいてきております。

高知は桜の開花が全国的にみて早い方で、「日本気象協会」によりますと、
今年の桜の開花予想は、3月18日だそうです。(昨年:3月21日)

桜の季節といえば、卒業・入学・進学・進級・心機一転の季節です。

我家の長女は、お陰様で今年から中学校に進学する事になります。
思い起こせば、大きなランドセルに背負われるように、
初めて小学校に登校した時の姿が、
つい先日のように感じられ、あれから6年間が経ったと思うと、
月日の流れの早さに驚くばかりです。

新しい学校、新しい友達、新しい生活に、胸を弾ませているようで、
新調しましたセーラー服に袖を通しては、鏡の前でポーズを取っております。

さぁ!新年度、私も今年は、十黒梅をご愛飲頂いております皆様に、
さらにお役に立てるよう、喜んで頂けるよう、商品作りに励みたいと思います。

そう、意気込んでおりましたら・・・
以前、定期購読をしておりました雑誌「致知」の致知出版社様から
「ご縁メール」を頂きました。 そのメールに心を打たれ、励まされ、
今年も頑張ろうと強く思いましたので、ご紹介させて頂きます。

致知出版社の「ご縁メール」 2013/3/4 より転載(特集「総リード」より)

■新聞掲載(四肢切断 中村久子女史の生涯)■
「人生に絶望なし。いかなる人生にも決して絶望はない」

その少女の足に突然の激痛が走ったのは3歳の冬である。
病院での診断は突発性脱疽。肉が焼け骨が腐る難病で、
切断しないと命が危ないという。

診断通りだった。それから間もなく、少女の左手が5本の指をつけたまま、
手首からボロっともげ落ちた。

悲嘆の底で両親は手術を決意する。少女は両腕を肘の関節から、
両足を膝の関節から切り落とされた。少女は達磨娘と言われるようになった。

少女7歳の時に父が死亡。

そして9歳になった頃、
それまで少女を舐めるように可愛がっていた母が一変する。
猛烈な訓練を始めるのだ。

手足のない少女に着物を与え、
「ほどいてみよ」「鋏の使い方を考えよ」「針に糸を通してみよ」。

できないとご飯を食べさせてもらえない。少女は必死だった。
小刀を口にくわえて鉛筆を削る。口で字を書く。
歯と唇を動かし肘から先がない腕に挟んだ針に糸を通す。
その糸を舌でクルッと回し玉結びにする。

文字通りの血が滲む努力。
それができるようになったのは12歳の終わり頃だった。

ある時、近所の幼友達に人形の着物を縫ってやった。
その着物は唾でベトベトだった。
それでも幼友達は大喜びだったが、その母親は「汚い」と川に放り捨てた。

それを聞いた少女は、
「いつかは濡れていない着物を縫ってみせる」と奮い立った。
少女が濡れていない単衣一枚を仕立て上げたのは、15歳の時だった。

この一念が、その後の少女の人生を拓く基になったのである。

その人の名は中村久子。後年、彼女はこう述べている。
「両手両足を切り落とされたこの体こそが、
人間としてどう生きるかを教えてくれた最高最大の先生であった」

そしてこう断言する。
「人生に絶望なし。いかなる人生にも決して絶望はない」

私は、このメールを拝読させて頂いた時、涙を押える事ができませんでした。
自分自身を振り返った時、いろいろな壁や困難に体当たりでぶつかり、
それらを乗り切ってきたつもりでした。
しかし、それらの壁や困難が、いかに小さい事か・・・・
彼女の強く生きていく姿勢に心を震わされました。

そして今、私の家族の中で1人、困難にぶつかっている者がおります。
それは、小学4年から5年に進級にする長男です。

長男は小学2年から野球を始めまして、
いよいよ高学年で試合に出るチャンスが巡ってきましたが、
残念な事に、昨年秋より利き腕の右肘を痛めて「投球禁止令」が出ております。

病院から帰ってきた時は、無言のまま涙を目いっぱいに貯め、
「右肘がどうなってもいいから野球をしたい」と悲痛な顔をしておりました。

禁止令が出てから3ヶ月程経ったある日の事、
長男が久しぶりに「キャッチボールをして欲しい」というので、
一緒に学校のグラウンドに行きました。
私は、てっきり肘が良くなり「禁止令解除」だと思っておりました。

「さぁ~!来い!」とグラブを構えた時、
数メートル先での異様な光景に驚きました。

なんとっ!右手にグラブをして、左投げのフォームで構えているのです!
(長男は右投げです。)
目を奪われた瞬間、ボールがズバンッ!と
まっすぐ私の方に投げ込まれてきました。
(ズバンッ!は、少し大げさですが・・(*^_^*))

話を聞くと、3ヶ月経っても右肘の治り具合が悪いらしく、
右投げはまだ無理なようで、
それだったら左投げで野球をしたいというのです。
(それもケロッとした顔で….)
私は、長男のその姿を見て、心が熱く励まされる思いがしました。

後から妻に聞きますと、試合を目前に3ヶ月経って、
やっとOKが出ると思い病院に行ったところ、
まだダメ、との診断に、立ち直れないくらいガックリしていたようです。
見かねた医師の先生は、
「そんなにやりたきゃ、治るまで左でやりよれ!」と冗談半分だったそうですが、
息子は単純に、「そーか、そーか!!」と、一気に気持ちが切り替わって、
その気になったということです。

それから、大好きな人気野球アニメ「メジャー」の主人公・茂野吾郎が、
小学生の時に利き腕の右肩を痛め、
中学生から左投げにし、大活躍するストーリーに、自分を重ね合わせたようで、
実際に左で投げてみたら、2日目には思ったより
スムーズに投げれた事が得意になっているようでした。

さらに、教えてもらったのが、近くの少年野球のチームで、
片手を負傷した選手がいるというのです。
捕球した際は、捕球後に脇にグラブを挟み、
ボールを持ち替えて丈夫な方の手で投げるというのです。
数年前、アメリカのメジャーリーグで活躍したジム・アボット投手を思い出しました。

さらにさらに、プロ野球ソフトバンクホークスの松中選手も、
元々は、右利きで右投げだったのが、
小学生の頃に右肩の病気で右で投げれなくなり、
左投げにしたとも聞きました。
それらの事もあってか、左投げに対して、
私が考える程の抵抗はなかったのでしょうか?

そして、私は上述しました「中村久子女史の生涯」の話をしてあげますと、
長男は黙って聞いた後、やればできる!!と、締まった顔つきに!
「投球禁止令」を発令された時のあのしょげた顔はどこへやら!
見ている私まで、心が晴々としてきました。

私は、強く生きていく姿勢を先人と息子から教わり、
ありがたく感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして改めて、いつでもどんなときでも
前向きな気持ちを忘れずに立ち向かっていきたい、と思いました。

春の訪れがもうすぐとはいえ、まだまだ寒い毎日が続いております。
体調など崩されませんよう「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第68号 2013年2月発行
「じぃ~~~んと心に沁みた勉強会」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

寒ぅ~い、寒ぅ~い毎日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年は、雪のニュースをよく耳にしております。
こちら南国高知も、1月の終わりに雪が降り、
冬本番・真っ只中といったところです。
どうか体調など崩されませんようお気をつけ下さいませ。

さて今回、この新聞でお話をさせて頂きたい話題は、
「じぃ~~~ん」と心に沁みた勉強会のお話をさせて頂きます。

ある朝、会社に出勤しますと、一枚のFAXが流れてきました。
送り主は、高知県産業振興センター様で、
県内の事業者向けの経営革新セミナーの案内でした。
目を通してみると、テーマは、
「地方を元気に!田舎革命を起こすインターネット通販」
講師の先生は
「竹虎 株式会社山岸竹材店 代表取締役社長 山岸 義浩 氏」という内容でした。

山岸さんは、創業明治27年の「竹虎(株)山岸竹材店」の四代目で、
自称:日本一竹を愛する人です。

インターネットのホームページをご覧頂くと、
その熱意がムン!ムン!ムン!と伝わってきます。
また、非常にユニークな方で、これまたホームページをご覧頂くと、一目瞭然っ!
随所にいろいろなコスチュームを着られた山岸さんが登場し、
独特な山岸ワールドで、楽しませてくれます。
(Yahoo!やGoogle等で「竹虎」と検索すれば、すぐに出てくると思います。)

ちなみに私の妻が、お気に入りの愛用竹皮スリッパのスーパーモデル(笑)?として
そのホームページに長年登場しています。
(10年程前に、撮影した写真ですが。。。)

また山岸さんは、私の高校の先輩でもあり、
常日頃から多大なお世話を頂いている大恩人でもあります。
これは絶対に行かなくてはならないと、妻を誘い、1分後には申し込みを致しました。

そして迎えた当日、妻と二人で会場に入ると、後ろの隅で立っている、
作務衣(さむえ)を身にまとった山岸さんの姿が目に入りました。

一目散に駆け寄り、
私:「ご無沙汰しちょります。いやぁ~、あけましておめでとうございます!」
2013年、年を明けて、まだ一度もお会いしていなかったので、
ずいぶん遅い新年のご挨拶をさせて頂きました。
山岸さん:「おまん!何しに来たがなぁ!」
私:「先輩の話を聞きに来たがです!」
山岸さん:「いねっ!おまんに話す事は、なんちゃぁ~ない。
今日は、気楽にやろう思いよったけんど、
おまんが来たき、緊張したじゃか!」
(こてこての土佐弁ですみません。)

私の妻も間に入り、しばらく話に花を咲かせておりましたら、
いよいよセミナー開始時刻となりました。
私と妻は、空いている席に座り、山岸さんは壇上に向かいました。
しばらくして、ふと壇上に目をやると、、、、
何やら只者ならぬオーラみたいなものが感じられます。

司会の方の挨拶が終わり、いよいよ山岸さんのお話のスタートです。

手振り身振りを交え、壇上を所狭しと動きながら、
インターネットで商品を売り始めた頃の話に熱が入ります。
最初の5年間で、500円の商品が一つだけ売れた話に、
会場から驚きの声が上がりました。

商品が売れない頃は、3時の休憩に、一人だけコーヒーを入れて貰えず、
数年かかって、やっと形になった時、父親である先代の社長から
コーヒーを入れて貰えたという話に、
目頭が熱くなり、涙を押える事ができませんでした。

それから、今回のメインテーマである「これからは田舎の時代だ!」という話になりました。
ネットなら都会も田舎も関係ない、インターネットなら伝えたい事を伝える事ができる
書きたい事が書けるだけ書ける。写真も載せたいだけ載せれる!
と、トーンが大きくなりました。

そうなのです。私が迷わずインターネットの世界に飛び込んだのは、まさしくこれです。
私と山岸さんの師でもありますKさんから、
「ネットは書きたい事が書きたいだけ制限なく書ける」と教えて頂きました。
その言葉に、電撃が走りました。
伝えたい事が伝わる世界に夢を感じ、希望を感じました。

今では、普通にインターネットで買い物をする時代になりましたが、
私がインターネットの世界に飛び込んだ2000年当時は、
インターネットは、まだまだ。。。。どこか怪しい空気さえありました。
「インターネットはスケベオヤジのやるもんだ!!」と、いうような風潮もありましたし、
そんな、どこの誰だかわけのわからない店から物が買えるか!!
売れるわけがない!!というような時代でした。

それでも、インターネットの世界に自分を賭けたのは、
お客様に自分の気持ちを伝えたい!その一心だったように思います。

壇上の山岸さんの熱のこもったご講話は、さらにヒートアップし、
予定していた途中の休憩時間を挟む空気はどこにもありません。

話の所々に、「ぼくには、竹しかないがです!」
「ぼくは、竹が大好きで大好きで大好きで、たまらんがです」
という熱いメッセージが繰り返され、
山岸さんの竹に対する熱い思いがひしひしと伝わってきました。
創業119年、四代目というご自身の竹林で育った竹に対する愛情は
並々ならぬものがあるのでしょう。

いよいよ終盤に差し掛かり、
「竹虎三大奥義」という興味深いテロップがスクリーンに映し出されました。
そしてこの後、私は涙を押える事ができませんでした。
その三大奥義のお話をご紹介させて頂きます。

■三大奥義■—————————————————–

【1】毎日、毎月、コツコツ
毎月「1」頑張るとして、12ヶ月、
1×1×1×・・・・12回 =1 だけど
毎月「1.1」もうちょっと頑張ると、
1.1×1.1×1.1×・・・12回 =3.14(およそ)になる。
毎月、もう少しずつコツコツと努力すれば、
1年(=12ヶ月)経ったら、3倍以上になる

【2】不易流行
「いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、
新しく変化を重ねているものをも取り入れていく」
「最後に生き残る者は、強い者でも頭のいい者ではない、
常に変り続けた者だけだ」

【3】感謝
常に感謝の気持ちを大切にする
出会いを大切にする

——————————————————————-

私は、2006年に、この「食援隊」という会社を立ち上げました。
『「人」を「良」くする「食」を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します。』という旗を立て、
お客様のお役に立てるよう一生懸命励むことを会社の理念としました。

そして、十黒梅(じゅっこくばい)の商品開発、自社農園の保有、自社工場の設立、
酒造免許の取得、酒造ラインの整備、etc、毎年少しずつですが、
「お客様のお役に立つ」という思いの元に、成長させて頂きました。

日々の「1.1×1.1×1.1×・・」のコツコツ、
「お客様のお役に立つ」という「不易流行」、
何よりも、十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲頂いていらっしゃる大切な皆様、
どくだみを栽培して頂いている農家の皆様、工場設立にお力を頂いた設備の皆様、
免許取得や農地取得にご尽力を頂きました行政の皆様、
お客様にしっかりと対応してくれるお客様担当の社員、
製品作りに励んで頂いている工場の社員、
私をしっかりと指導して頂いてくれる恩師、私をしっかりとサポートしてくれる家族、
多くの皆様のお陰でございます。本当に「感謝」の気持ちでいっぱいです。

この日、熱い熱いお話を聞きながら、
同じように私自身も熱い熱い思いがこみ上げてきました。
山岸さんとご縁を頂いた事に感謝し、
これからもこのご縁を大切にしたいと思い、会場を後にしました。

そして、インターネットの世界は、昨今のネットを使った暗いニュースもあり、
何か冷たい無機的なイメージが強くありますが、
決してそうではない、人と人が熱い思いでつながることもできるという事も強く感じました。

現にこうして、十黒梅(じゅっこくばい)をご愛飲頂いている大切な皆様と、
ご縁を頂きましたのは、インターネットであります。
これからも、皆様のお役に立てるよう、頑張って参ります。

季節はまだまだ冬本番、寒い毎日が続いております。
今年はインフルエンザが猛威をふるっているニュースも聞いております。
「うがい、手洗い、十黒梅(じゅっこくばい)」
健康管理には、十分にお気をつけて、お過ごし下さいませ。

それでは、失礼します。

細川 泰伸

第67号 2013年1月発行
「明けましておめでとうございます。」

明けましておめでとうございます。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。

旧年中は、十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
2012年を振り返ってみますと、十黒梅をご愛飲頂くたくさんの皆様とご縁を頂き、
そして、貴重なお声をたくさん頂戴し、心より厚く感謝申し上げます。
本年も、皆様のお役に立てますよう、十黒梅を製造しお届け致します。
何卒どうぞよろしくお願いします。

またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きましてありがとうございます。
お時間の許す限り、ごゆっくりお付き合い頂ければ幸いです。

さぁっ!新しい1年が始まりました!
この一年、こんな年にしたい、あんな年にしたいと
皆様、いろいろな思いで、お迎えになられたと思います。

私は・・・?といいますと、今年は「掃除」と「準備」を
大事にしたい一年にしたいと思います。
なぜ、この2つを大事にしたいかといいますと、

まず1つ目の「掃除」は、昨年末、3日間かけて家の大大大大大掃除を決行しました。
その大大大大大掃除から、いつも身の回りを「掃除」する事の重要性を
これまで以上に強く認識しました。

毎年、窓ガラス拭きや照明器具などのいわゆる大掃除はしていたのですが、
今回は、長男が、この4月から小学5年生になるということで、
そろそろ自分の部屋で勉強したり、寝たりするよう、
物置代わり?(普段は使わないが捨てるにはちょっと・・・な物置き)にしていた小部屋を、
長男専用部屋にする!
という「プチリフォームプラン」をかねてから計画しており、
リビングにあった勉強机を移動したり、ベッドを移動したりすることにしました。
そしてそのついでに、一気に家の中を大大大大大掃除する事にしたのです。
(今までは、私と妻の間に長男を入れて、文字通り「川」の字で寝ておりました。)

まずは、物置代わり?の小部屋の掃除から・・・・と思ったのですが、
この際、一番、滞留時間の長いリビングルームを徹底的に片付けたいと話し合い、
書棚の中やテレビの裏側まで、徹底的に「いる、いらない」と片付け、掃除を始めました。

書棚の中から、中学生の時から何度も読んだ司馬遼太郎の
「竜馬がゆく」「坂の上の雲」「項羽と劉邦」 吉川英治の「三国志」、
大学生の時に通学の電車の中で読んだ五木寛之の「青春の門」
山崎豊子の「不毛地帯」「白い巨塔」「二つの祖国」「大地の子」「沈まぬ太陽」
どういう展開になるのか、ドキドキして読んだアガサクリスティーの
「そして誰もいなくなった」「ABC殺人事件」「オリエント急行殺人事件」等々の
思い出の本を取り出すと、読んだ時の情景が目に浮かび、
掃除は一向に前に進みません。

妻:「読まん本があったら、ブックオフに持って行こう」と
残しておきたい本とそうではない本を分け、本を少なくする事が提案されましたが
どの本も私にとりましては、思い出のある本です。
思い出の本を手放すのは、なかなか容易な事ではありません。

それでもっ、この際、取捨選択っ!残しておきたい本だけ残し、
書棚を水拭きし本をきれいに並べ直すと、、、
あらっ!不思議っ! くすぶっていた本がキラキラと輝いて見えてきました!!!!
「命が輝く☆」といえば大げさかもしれませんが、
本が放つ光のようなものが見えたように感じました。

続いて、テレビ台を前面に移動させ、配線だらけの裏側へ体を移動します。
と、その瞬間っ! 配線に絡み合ったホコリもつれのその光景に意気消沈!
長い間この領域には手を出していなかった事実が明々白々です。

しかし、今日という今日は、どうして徹底的に掃除をしなければなりません。
「よしやるぞっ!」という変な意気込みを強く持って、
テレビやオーディオ機器に接続している配線を全てはずし、
つながれていたDVD等の機器を取り出すと。。。。
これまたホコリもつれの惨状です。

たまには、きれいにしてあげないといけないなぁ~と深く深く深く反省し、
掃除機でホコリを吸い、水拭きして配線をつなぎ直し、
テレビ画面やオーディオ機器すべてを
ピカピカに拭いて、元の位置に戻して、映像や音のテストしてみると。。。。。

あらっ!不思議っ! すごくキレイに映像が出ている気がするし、
音もすばらしくいいではありませんか!!!
まさに目や耳を疑う程です。横にいた妻や子供達も異口同音、
「音がいい!キレイ!」と・・・・

同じように、長女の代で三代目の愛着のあるピアノも、
ピアノの上段に飾ってあった写真や小物を
全部取っ払い、空いた書棚の中へ移動すると。。。。

あらっ!あらっ!不思議っ!
写真や小物もイキイキと価値あるものになっているではありませんか!!!
またまた、その何も置かれていないきれいになったピアノで、
長女が弾いてみると。。。 これまた、
明らかに「音の響き方が全然違う!!キレイ!!すんごい上手!!」と・・・・

そうこうしていると、後ろの方から妻が
「あった!あった!あった!」と大騒ぎの声が聞こえてきました。
どうやら、どこでなくしたか分からなく、
探し回っていた妻愛用の腕時計が見つかったようです。
手を叩いて喜ぶ妻と、いつも身の回りを整理整頓する事の大事さを共感し、
1日目は終了しました。

翌日は、いよいよ物置代わり?の小部屋の掃除です。
いやぁ~~~、出てくるは出てくるは、
そういえばこんな物を使っていたという代物が、、、、
ある程度の覚悟はしておりましたが、その覚悟をはるかに越えていました。
何とか「いる、いらない」と片付け、拭き掃除をしてから、
長男の勉強机とベットを搬入し、セットしてみると・・・

あらっ!あらっ!不思議っ! バッチグーの子供部屋の完成です。
長男は自分の城ができたかのように大はしゃぎです。

この勢いでっ!と家の中を大大大大大掃除!
あっという間に2日目が終わり、
最終日の3日目は、照明器具や窓拭き、
倉庫の中までを徹底的にきれいにすると。。。。

「なんか、新しいお家みたい」と長女がポロっともらすと
残りの妻と長男と私の3人が「そうやねぇ~」と目が合い声が合い、
それはそれは、本当に気持ちのいい瞬間でした。

そして、身の回りがきれいであれば、「どこに何があるかすぐにわかる」
「スッキリして気持ちがいい」「頭の中までスッキリ感がある」等々、
片付け、掃除をする事は、 非常に大切だと家族4人が共感し、
2013年は「掃除」を大事にしたいと話し合いました。

続いて、2つ目の「準備」について、お話をさせて頂きます。
大晦日の日に、家族4人で「アイアンシェフ」というテレビ番組をみました。
最強の料理人が腕を競い合う「料理の鉄人」の復活版とも言われている番組です。

その中で、道場六三郎氏が登場する場面がありました。
料理を作る制限時間はわずか45分!料理スタートの合図に、包丁を持つと思いきや、
筆を持って、悠々と「お品書き」を書き始めたのです。それも7分もかけて、、、、

私は、その姿を見て、まず!今日はこの料理で行こうと意思を固める事、
しっかりと「準備」をする事が非常に大事ではないか?と想像しました。

よく「段取り8割」と言われるように、
「準備」の大切さは皆様もご承知の事と思います。
思いつきやその場でのいきなりの仕事は、あまり成果が上がらないと感じるのは、
私だけではないと思います。

こうやって、手作り新聞を作っている時も、
今回は、こういった内容を書こうと、しっかりと決めてからパソコンに向かうと、
スラスラと筆が進むといいましょうか、キーボードを叩く指の動きも滑らかです。
改めて「準備」の大切を実感しました。

そして、その「準備」! 早速、取り掛かっております。

5月のどくだみの大豊作を祈願し、新年早々に、
農家の皆様の多大なるご協力を頂き、どくだみ畑の植え付け面積を広げました!

初年度から大変お世話を頂いている、通称:「たか兄ぃ」79才は
「どくだみのお陰で、おちおち死ねんなった」と
元気ハツラツで農機具を自由自在に操って頂いています。
毎年、お手伝いに来て頂いている、通称:「れいちゃん」79才は
「どくだみの仕事をしたら美人になるし元気になる!」と
ニコニコ笑顔で働いて頂いてます。
本当にありがたく、感謝の気持ちでいっぱいです。

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2013年は、創業当時からの企業理念であります
『「人」を「良」くする「食」を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します』を合言葉に
お客様のお役に立つという思いをしっかりと中心に軸足におき、
「掃除」「準備」を大切にし、
十黒梅を通じ喜びの輪が広がりますよう、励んで参ります。
今年も何卒どうぞよろしくお願い致します。

最後になりましたが、冬本番、寒い毎日が続いております。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸

第66号 2012年12月発行
「今年も1年ありがとうございました。」

こんにちは、失礼します。
生搾りどくだみ青汁酒・十黒梅(じゅっこくばい)の食援隊、細川泰伸です。
いつもいつも十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございます。
またこの度は、手作り新聞「イキイキ元気倶楽部通信」を
お手に取って頂きまして心より感謝申し上げます。

あっという間の2012年、最後の月の12月に入りました。
今年も永く十黒梅をご愛飲頂きまして本当にありがとうございました。
心よりお礼申し上げます。

暦は12月に入るなり、こちら南国高知でも寒い毎日が続いております。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
北海道では、猛吹雪で停電になったというニュースも聞こえて参りました。
この冬は、寒さが一段と厳しい冬になりそうです。
どうか、寒さ対策を万全になさって、体調管理には十分にお気をつけ下さいませ。

さて、2012年を振り返り、皆様今年、
「何か初めて○○をしました」「初○○デビューをしました」
というような事はございませんでしょうか?
今年は、ロンドンオリンピックの日本選手団の大活躍もありましたので、
「初マラソンデビューをした」とか 「初めて卓球をした」とか
「初めてバドミントンをした」とか「プールデビューをした」等
初めてのスポーツに取り組まれた方も多いと思います。

体を動かすという事は、体調管理はもとより、すがすがしい気分にもなりますので、
日頃の生活にもイキイキ感が出てくると思います。

先日、運動不足解消にとプールで泳いでおりましたら、
横のコースを私より速いスピードで、
ガンガン泳いでいるご年配の方がいらっしゃいました。
(私が遅すぎるという噂もありますが、、、)
見るからに、元気!イキイキ!絶好調!という感じで、
私も見習わなければっ!と思った事でした。

この手作り新聞は、皆様のイキイキのお声が少しでも広がれば、
と思い、発行しております。
同封の「イキイキのお声大募集」の用紙がありますので、
是非皆様のイキイキのお声を頂ければ嬉しい限りです。

それで、私は・・・、といいますと、
特に今年は「初めて○○した」というスポーツはありませんが、、、、、

今年とうとう「スマホデビューをしました!」
(スポーツネタで振っておきながら、すみません。)

スマートフォンを初めて手にした当初は、慣れるのに正直大変でした。
日頃慣れている道具が変わる事が、どんなに不便であるか、本当に痛感を致しました。
しかし、一週間二週間と手にしてみると、非常に便利で、今はとても気に入っております。

先日、長女が「どうして海は青色なの?」という質問をぶつけてきました。
とっさに、「それは、空が青いからだよ」と答えると、、、
「じゃあ、どうして空は青いの?」と質問が、回し蹴りのように飛んできました。
確かに、生まれて42年間、真剣にこの事を調べて答えを導きだした事は
ありませんでした。

そこでっ!ここで登場したのが、スマートフォンです。
ササっと、インターネットで検索し、長女にそのメカニズムとやらを教えてあげました。
このササっと、インターネットで検索できるという点は、
はるかにパソコンを上回っています。
(パソコンだと、すぐ身の回りにない時がありますし、
立ち上げるまでに時間がかかります。)

それから、私が釣ってきたアオリイカを妻が手にして、
「どう料理しようかしら?」と相談してきた時も
このスマホが大活躍です!ササっと、レシピを検索し、
その日のメニューがスパッと決まりました。

またまた、簡単に動画も撮影ができますので、
長男をバッティングセンターに連れて行った時は、
サッとスマホの登場です!後ろで撮影をしてあげて、
本人にすぐ後に見せることができるのです。
私は、野球の経験がありませんので、バッティングフォームを教える事ができません。
長男には、動画を見せて自分で考えて、思いっきり振れ!!というようにしております。

その他、「ナビゲーション」などの便利なアプリもたくさんありますので、
気に入ったアプリをダウンロードすれば、
どんどん使う人に合った便利なツールになります。

私が特に気に入っているアプリは、ラジオ放送のアプリです。
どくだみ畑までの移動は、一般のラジオ放送が入りにくい山道を通って行きますので、
道中、車の中でラジオを聞こうとする「ジャーーヒューーガァーー」という
ノイズ音に悩まされていました。

ところが、このスマホを使えば、聞くことができるラジオ番組は限られておりますが、
快適な高音質の音声で楽しむ事ができるのです。

そして、それよりも何よりも、私達に大変嬉しい事は、
スマートフォンを通じて、十黒梅を検索して頂き、
ご縁を頂きました大切なご愛飲者様がたくさんいらっしゃるということです。
本当に本当に有難い事です。
ご縁を頂きました皆様、本当にありがとうございます。

何にでも光と影があり、スマートフォンにも良い面、悪い面はありますので、
全て良しとは言い切れませんが、
進化し続けるこうした便利なツールは上手に使っていきたいと思います。

さて、そんな進化し続けるスマートフォンとは対象に、全く進化しないものもあります。
その代表的なものとして、「どくだみ」が挙げられるのではないでしょうか?

先日、どくだみを栽培して頂いている農家さんが、こんな事をおっしゃってました。
「米や野菜は、人間の手による品種改良もあるけんど、
植物いうもんは、大体、その環境に応じて適応して変化するもんや、
けんど、どくだみは、ひとっつも変化せん。たまに鑑賞用のどくだみはあるけんど、
日本全国、ほとんどこの姿や」

なるほど、植物に限らず動物もそうです。ほとんどの生物は、
その環境に応じて進化していくものだと思います。
ところが、「どくだみ」に限っては、そのような事は見受けられないように思います。
(実際は、進化しているところもあるかもしれませんが。。。。)

文献によりますと、古くは平安時代より多くの人々は、
どくだみのその力を活用してきました。
時代の波に合わせて変る事は、非常に大切であると思いますが、
変らない事もそれにも増して大切であると考えます。

1000年も前の平安時代から 鎌倉時代、室町時代、戦国時代、
安土桃山時代、江戸時代、明治、大正、昭和、平成
いつの時代も、どんな時代も永く愛され続けてきた「どくだみ」を見て、
その変らない事の核となる要素は「役に立つ」ということではないか?そう強く感じます。

私は、2006年に、この「食援隊」という会社を立ち上げました。
企業理念といいましょうか、どんな会社にしたいかを考えた時、
『「人」を「良」くする「食」を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します。』
という考えを核としました。

なぜ、「食援隊」という会社名にしたかといいますと、
私は「食」に携わる両親の元に生まれ、「毎日の元気は食べたり飲んだりすることから」
といつも「食」の仕事にニコニコ顔で励んでいる2人を見て
大きくなったら、同じ「食」の仕事をしたいと幼な心に思ってました。

また、両親より事あるごとに 「食という漢字は人に良いと書く」と教わりました。
なので、「食」という言葉が大好きで私の背骨でもあると思います。

それから、私は高知の生まれという事もあり、
高知が生んだ大偉人の坂本龍馬さんが大好きです。
大好きな言葉の「食」と、大好きな坂本龍馬さんの
「海援隊」を合体させて「食援隊」と名前をつけました。

お陰様で起業して今年で7年目になります。
起業当初より毎朝必ず社員全員で朝礼をして、
『「人」を「良」くする「食」を通じ、毎日のイキイキ生活を応援します。』を合言葉に、
お客様に喜んで頂けますよう、ご満足頂けますよう、お役に立てますよう、話し合い、
日々、前向きにニコニコ笑顔で頑張っております。

そして、今年2012年を振り返った時、こうして無事に今年も終える事ができそうなのは、
十黒梅を永くご愛飲頂いております皆様、どくだみを栽培して頂いている農家の皆様、
十黒梅に関わって頂いている全ての皆様のお陰と、心より感謝申し上げます。
本当にありがとうございます。

2013年も、皆様の「お役に立つ」という核は大切に大事にしっかりと変えず、
新しく取り入れるべきは取り入れ、皆様に喜んで頂ける1年にしたいと思います。

今年一年、十黒梅を永くご愛飲を頂きまして、
本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。
来年も、何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。
皆様にとりましても、2013年が明るい光輝く一年でありますよう、
心よりお祈り申し上げます。

最後になりましたが、寒い毎日が続いております。
うがい・手洗い・十黒梅(じゅっこくばい)で、
どうか体調を崩されませんよう、ご自愛くださいませ。

それでは、失礼いたします。

細川 泰伸